さばばばあ
私の曾祖母は、年齢を尋ねられても絶対本当のことを言わない。
今は42歳と言っているけど、そんなことはありえないのだ。
曾祖母の息子である「私の祖父」がもうすぐ80歳なのだから。
去年は89歳と言っていて、外見からは嘘だと見抜けない人もいた。
でも、その前は16歳と言っていた。いくら何でもサバ読みし過ぎである。
来月、曾祖母は誕生日を迎えるので、「今度の誕生日に何歳になるの?」と訊いてみた。
すると「115歳!」と言ってカラカラ笑い出した。
ついに実年齢より上になってしまうのか!?
ここで問題。
曾祖母の、すべての「自称年齢」と実年齢には共通点があります。
共通点を当てたのちに、本当は来月何歳になるのかを当ててください。
共通点、本当の年齢のそれぞれを当てた質問に[正解]を差し上げます。
※ 「自称年齢」は、問題文中赤文字で書かれた年齢です。
※ 現在の年月日は、この問題の出題年月日とします。
※ 嘘はつきません。リスト訊きOKです。
今は42歳と言っているけど、そんなことはありえないのだ。
曾祖母の息子である「私の祖父」がもうすぐ80歳なのだから。
去年は89歳と言っていて、外見からは嘘だと見抜けない人もいた。
でも、その前は16歳と言っていた。いくら何でもサバ読みし過ぎである。
来月、曾祖母は誕生日を迎えるので、「今度の誕生日に何歳になるの?」と訊いてみた。
すると「115歳!」と言ってカラカラ笑い出した。
ついに実年齢より上になってしまうのか!?
ここで問題。
曾祖母の、すべての「自称年齢」と実年齢には共通点があります。
共通点を当てたのちに、本当は来月何歳になるのかを当ててください。
共通点、本当の年齢のそれぞれを当てた質問に[正解]を差し上げます。
※ 「自称年齢」は、問題文中赤文字で書かれた年齢です。
※ 現在の年月日は、この問題の出題年月日とします。
※ 嘘はつきません。リスト訊きOKです。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
はい
「自称年齢」と実年齢には共通点には干支が関係しますか?
Yes!
いいえ
十干十二支の十干は関係しますか?
No
はい
★
核心「自称年齢」は実年齢と同じ干支(2017年に115歳と同じ干支になるなら寅年)の年齢を答えていますか?
Yes! 正解です。年齢の方もどうぞ。
はい
★
核心80歳の息子がいて、既に自称年齢で答えている年にあたるので115歳と91歳ではない、115歳が実年齢を越えているようなので、実年齢は103歳ですね?
Yes! 正解です。
答え
寅年生まれで、103歳
曾祖母は、誕生日のたびに嘘の年齢を変える。
しかし、「寅年」であることだけは変えない。
問題文の条件に合うのは103歳のみである。
自称年齢 実年齢
2015年10月まで 16歳 100歳
2016年10月まで 89歳 101歳
2017年10月まで 42歳 102歳
2017年誕生日後 115歳 103歳
以下は余談なので、読まなくてもいいのです。
曾祖母に話を聞いたら、確かに寅年にこだわっていたことが確認できた。
でも、こだわっている理由を話してくれない。
祖母の話によると、曾祖母は1914年(大正3年)生まれである。
この年は「五黄の寅」に当たり、この年に生まれた者は強運を持つと言われる。
しかし、女性の場合は気性が激しいので夫を尻に敷くとも言われ、あまり良くないと言われていたらしい。
もちろん、今でこそ俗信であると言えるが、曾祖母が若い頃はそうではなかった。
曾祖母が年齢を偽るのも、何かと差別されたのが理由ではないだろうかと祖母は言う。
だが、それなら偽る年齢は何歳でもいいはずだ。
毎年変える理由もわからない。
確かに曾祖母は茶目っ気のある人なので、ある種の遊び心ゆえかとも思うが。
すると祖母は、いざという時のため、自称年齢が嘘であることと、寅年であることを印象付けたかったのではないだろうかと言った。
いざという時?
一体それはどんな時のことなのだ?
祖母は曾祖母の方を振り向いて呟くように行った。
1人1目の千人針は、寅年の女だけは年齢の数だけ縫える。
102歳なら102目も縫える。
千人針?
現在の年齢分縫う……ということは?
曾祖母は仏壇の前にゆっくりと座り、セピア色の写真を見上げて鈴を鳴らした。
曾祖母は、誕生日のたびに嘘の年齢を変える。
しかし、「寅年」であることだけは変えない。
問題文の条件に合うのは103歳のみである。
自称年齢 実年齢
2015年10月まで 16歳 100歳
2016年10月まで 89歳 101歳
2017年10月まで 42歳 102歳
2017年誕生日後 115歳 103歳
以下は余談なので、読まなくてもいいのです。
曾祖母に話を聞いたら、確かに寅年にこだわっていたことが確認できた。
でも、こだわっている理由を話してくれない。
祖母の話によると、曾祖母は1914年(大正3年)生まれである。
この年は「五黄の寅」に当たり、この年に生まれた者は強運を持つと言われる。
しかし、女性の場合は気性が激しいので夫を尻に敷くとも言われ、あまり良くないと言われていたらしい。
もちろん、今でこそ俗信であると言えるが、曾祖母が若い頃はそうではなかった。
曾祖母が年齢を偽るのも、何かと差別されたのが理由ではないだろうかと祖母は言う。
だが、それなら偽る年齢は何歳でもいいはずだ。
毎年変える理由もわからない。
確かに曾祖母は茶目っ気のある人なので、ある種の遊び心ゆえかとも思うが。
すると祖母は、いざという時のため、自称年齢が嘘であることと、寅年であることを印象付けたかったのではないだろうかと言った。
いざという時?
一体それはどんな時のことなのだ?
祖母は曾祖母の方を振り向いて呟くように行った。
1人1目の千人針は、寅年の女だけは年齢の数だけ縫える。
102歳なら102目も縫える。
千人針?
現在の年齢分縫う……ということは?
曾祖母は仏壇の前にゆっくりと座り、セピア色の写真を見上げて鈴を鳴らした。
参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。
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