ウミガメのスープ

冷めてもおいしい?

作者: 滝杉こげお

苦節10年、毎日試作を重ねついにカメオは究極の『ウミガメのスープ』を生み出した。
これならあの日食べた海の見えるレストランのスープよりもおいしいものができたはず。
自信満々で店に出すと客にも好評で、カメオの店は繁盛店となった。

ある日、カメオの店の隣に『ウミネコのスープ』を出すライバル店が出来た。
カメオが両方の店に行ったことがある客に聞くと必ず『ウミガメのスープ』の方がおいしいといわれたのだが、

カメオは『ウミガメのスープ』より、『ウミネコのスープ』の方がおいしく感じることを確信していたという。

なぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

『ウミガメのスープ』より『ウミネコのスープ』の方がおいしく感じるのはカメオだけですか?

YES

はい

カメオは人間ですか?

YES

いいえ

客がウミガメのスープの方が美味しいと言っているのはお世辞だと思っていましたか?

NO

はい

核心毎日試作を重ねてたのでウミガメの方は食べ飽きてましたか?

YES!! 正解です!!

いいえ

カニバりますか?

NO カニバリません

いいえ

カニバリますか?

NO カニバリません

カメオと他の人間とで、味覚に違いはありますか?

ある意味YES ですが障害があるわけではありません

いいえ

「あの日食べた海の見えるレストランのスープ」は関係しますか?

NO

答え

店主が自殺し閉店してしまった海沿いのレストラン。
そこで食べた『ウミガメのスープ』の味が忘れられなかったカメオは
自分で『ウミガメのスープ』を開発することを決意した。

毎日、毎日、試作し続け、少しずつ味を改良していく。
失敗も多かったが妻カメコに支えられ、苦節10年。ついに究極のウミガメのスープを完成させたのだ。



「やったわね、あなた!」
「ああ、長かった。本当に」
そして店で出したウミガメのスープは大反響を呼び、カメオの店は繁盛店となった。


そんなある日、『ウミネコのスープ』の話題を耳にしたカメオ。
客に聞くと、『ウミガメのスープ』の方がおいしいということだが……


「たぶん俺が食べたら『ウミネコのスープ』の方がおいしく感じるんだろうな」
10年間、毎日ウミガメのスープを食べ続けたカメオはウミガメのスープに飽きてしまっていたのだ。
比較してウミガメのスープがおいしいと客が言うのだからウミネコのスープもまずいというわけではないのだろう。

なのでカメオは『ウミガメのスープ』より、決してまずくはないだろう『ウミネコのスープ』の方がおいしく感じることを確信したのだ。



要約解説

カメオは10年間『ウミガメのスープ』を試食し続けた結果、飽きてしまったから
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