満点の星空を眺めながら、ぼくらは他愛もないことを話し合った。
ふと声が聞こえなくなり、あたりを見渡すと、彼女は姿を消していた。
なぜか。
【ウミガメ】

彼女は幽霊ですか?

no

どこで星を見ていたかは重要ですか?

yes [良い質問]

屋根の上(高い所)で星を見て居たら彼女落ちてしまいましたか? [編集済]

no ぼくらは道にいました [良い質問]

上を見て歩いていたら彼女がマンホールや側溝に落ちましたか?

yes!正解です! [正解]

僕らは歩いていましたか?

yes [良い質問]
祭りの後の静けさをかき消すように、ぼくらは夜空に輝く星々を眺めながら、他愛もないことを話し合った。こうした何気ない日常が、かけがえのない思い出になるのだと、二人ともどこかで気づいていたのかもしれない。
「わたしね。絶対今日のことを忘れないよ」
ふと、彼女がトーンを落として呟いた。わけもなく泣きそうになり、ぼくは涙をこぼさぬよう、上を見上げながら冗談めかして答えた。
「これで最後なわけじゃないんだからさ」
……いつまでたっても返事がないので、あたりを見渡すと、彼女は姿を消していた。
さっきまで話していたのに。動揺してきょろきょろしていると、蓋の外れたマンホールが目に入った。
ま さ か。
急いでそこまで戻ると、マンホールの穴に落ちてぐったりしている彼女を見つけた。すぐさま引きずりだした彼女からは、下水の臭いがした。幸い奇跡的に軽傷で済んだが、忘れられない思い出となった。