デメキン
その噂の真偽に気付いた瞬間、トウマは誰かに命を狙われていることを確信した。
いったいどういうことだろう?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
デメキンは金魚のことですか?
yes
その噂は偽ですか?
関係ありません(もちろん偽ですが)。
トウヤの好きな人がどんな人かは重要ですか?
no
犯罪要素はありますか?
yes!!!
噂を実行すると本当に両想いになれますか?
関係ありません。
ストーカーに気づいたからですか?
no
トウマの他に重要キャラはいますか?
yes
触ろうとしたらへそが無くて、金魚鉢のある窓際におびき出されて遠距離射撃で狙われてましたか?
no
命を狙われていることを確信したとき、誰に命を狙われているかも認識しましたか?
当問題の場合はnoですが、yesでも成り立ちます。
上を向いたら頭を金魚鉢で殴られる直前であることに気づきましたか?
no
トウマは噂を実行しようとしましたか?
no
トウヤはその噂が偽だと思ったのですか?
関係ありません。
誰かが触っているのを見ましたか?
no
トウマがその噂の真偽をどうやって知ったかは重要ですか?
yes
トウマは誰かに好かれていますか?
関係ありません。
噂の真偽に気づいた瞬間トウマは死にかけたので、誰かに命を狙われたと思いましたか?
no
トウヤはその噂を実行した後好きな人に告白しましたか?
no
トウマは恨まれてますか?
yesとしましょう。
トウヤは自らの死因まで予想できていましたか?
実際に死ぬかどうかはわからないので、その質問には答えづらいですが、yesと答えておけば誤解はないと思います。
トウマが噂をどこから仕入れたのかは関係しますか?
no
トウマはデメキンに触れた際に、デメキンの腹の中に麻薬があることに気づき、ヤベェ殺されると思いましたか?
no
トウマは誰に狙われているか分かってますか?
関係ありません。
顔の前に掲げた金魚すくいですくった袋の中の水中に赤い線が現れスナイパーライフルで狙われていることに気付きましたか?
no
噂の内容が「●●寺の地蔵の頭をなでると好きな人と両思いになれる」でも成立しますか?
no
出されたワインを金魚鉢にこぼしたら出目金が逆さに浮いたので気が付きましたか?
yeeeeeees!!!! 正解です。
トウマはデメキンの腹部をみることでデメキンのヘソがハート型ではないことを知りましたか?
yes
誰がその噂を流しているかは関係ありますか?
no
4の犯罪は、誰かがトウマを殺害しようとしていることのことですか?
yes!
トウマは、偶然ではなく、確かめる意図を持って、噂の真偽に気づきましたか?
「噂の真偽を確かめる意図」とするなら、no
トウマはデメキンを食べましたか?
no
トウマがその噂のことを知った段階(真偽についてはまだ)で、トウマは(命を狙われるとまでは行かなくても)何か嫌な予感はありましたか?
no
核心ワインに毒が入ってたので出目金が逆さに浮いた事でへそが無くて真偽が偽と解って、同時に誰かが毒殺しようとしてると解りました。
yes! 完璧です。こちらを正解とします。
核心25まとめ。出された飲み物に毒が入っており、その飲み物を出目金の入っている金魚鉢にこぼしてしまったところ、出目金がお腹を上にして浮いたので、飲み物には毒が入っており、トウマは自分が毒殺されるところだったと考えましたか?
yes! 正解です!
核心出されたワインを怪しいと思いデメキンのいる金魚鉢にこぼしたところ、デメキンが死んで逆さに浮いて腹が見えたので「デメキンのヘソはハート型ではない」「ワインに毒が入れられていた→誰かに命を狙われている」という二つの事実が明らかになりましたか?
yes! 正解です!
デメキンのへそを確認することで、「その噂の真偽」と「命を狙われていること」の全く無関係の2つのことを、同時に知ることができましたか?
これはギリギリnoかな。
核心出された飲食物に毒が入っているかを確認するためにデメキンの水槽に入れたところ死んだデメキンがやがて腹を上にして水面に浮かび上がって来た。その腹にヘソなんかないのを見て、デメキンのハート型のヘソを触ると両想いになるなんて嘘っぱちだったんじゃないかと思うと同時に、誰かが自分のことを毒殺しようとしたのだと察しましたか?
yes! 正解です!
答え
対岸からの唯一の通路である吊橋は断絶、ゼミ生たちのスマホは一つ残らず充電が切れ、充電器を持ってきている者もいなかった。
そんな中、教授の谷山が首を吊って死亡した。遺書はなかったが、自殺だと誰かが言うと、皆がそれに賛同した。
運動部の男子数人で遺体を降ろし、教授の部屋に安置した。
共用スペースであるリビングに集まったゼミ生たちの空気は陰鬱だ。
皆、谷山教授の死について話すのを避けようとするが、目下それ以上に語るべきこともなく、いつしか全員がうつむいて沈黙した。
ゼミ生の一人、ミステリマニアの有岡冬磨は思った。この状況は知っている、と。
クローズドサークル。複数の男女が一つの建物に閉じ込められ、次々に殺されていく。古典的なミステリでは御馴染みの展開だった。
冬磨は谷山教授の死を自殺だとは思っていなかった。教授は利き腕を骨折していたはずだ。その状態で、ロープで輪を作り自分の体を天井から吊り下げるなんて、できるものか。
「紅茶でも飲む?」
沈黙を切り裂くように、水沢愛子が声をあげた。
「じゃあ私も手伝う」「俺も」
何人かがキッチンに向かう。
冬磨は座り込んだまま考えていた。
あれが殺人だとしたら、明らかにゼミ生の誰かの仕業である。
いったい動機は? アリバイのないのは誰だろう?
「冬磨君、どうぞ」
「あ、悪い」
各自に紅茶が配られる。
口をつけようとして、冬磨は手を止めた。
まだ、事件が終わっていないとしたら?
吊橋の断絶が犯人によるものだとしたら、事件はまだ続いている可能性が高い。
紅茶を淹れに行ったのは三人。配膳を手伝ったのがそのほかに一人。ティーカップにはそれぞれ、各自の名前が書いてある。
「ごめん、俺、部屋で飲むよ」
冬磨はさっと立ち上がり、部屋に向かった。
その途中、廊下にあった金魚の水槽に、紅茶を垂らしてみた。
しばらくして覗いてみると、泳いでいたデメキンは引っくり返り、腹を上にして浮き上がっていた。
その白い腹を見て、冬磨は思った。
──ヘソがない。
そう、あの噂──デメキンのヘソはハート型で、触ると好きな人と両想いになれる──は、デマカセだったのだ!
彼女いない歴二十年の冬磨は、がっくりと肩を落とした。
ついでに、誰かが自分の命を狙っていることを確信した。
【要約解説】
他人に淹れてもらった紅茶をデメキンのいる水槽に垂らしたところ、デメキンが死んだ。
魚は死んでしばらくすると腹を上にして浮き上がってくることがあるため、ヘソがないことも同時に確認できる。
冬磨は噂の真偽と自分に向けられた殺意の存在とを同時に知ったのである。
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