ウミガメのスープ

捕捉先、死

作者: 部屋の隅


の町では、毎年衝突事故によって多数の犠牲者が出ていた。
他の町に比べ大幅にその衝突事故による死亡数が多かった為町は困り果てたが、ある人物の提案によってそれは解決された。
それは「夜になったら電灯を消すこと」である。
これによって衝突事故が殆ど無くなったのだという。

一体どういうことなのだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

虫は関係しますか?

no

核心「窓に鳥がぶつかる」ですか?

お疲れ様でした。

答え

あなたは「光害」と聞いて何かピンとくるものは無いだろうか。
その町は近代化が進み高層ビルの連立する市街地であった。せわしなく働く人々のいるオフィスビルなどは夜でも明るい。
そう、これがいけない。このせいで渡り鳥がビルに突っ込んで死んでしまうのだ。
渡り鳥はビルの光によって方向感覚を失い、そのままビルに突っ込む。毎朝ビルの足元には多数の渡り鳥の屍骸が山のように並んでいるのだ。

愛鳥家は黙っていなかった。そもそも、夜になってもビルに光が灯っているのが良くないのだ。ならば、仕事を早めに切り上げて早く家路につくべきである、と。
町の方針で渡り鳥の飛来する時期になると企業に社員へ早く退社するように通達する事が義務づけられた。
残業もテーブルにあるライトで対応し、部屋の電気は消されることになった。

これによって渡り鳥がビルに激突する事故は減っていった。


最近、この町では朝方になって太陽に向かう渡り鳥の姿が見られるようになったという。

— 進歩、そして犠牲

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