卒業した学校を訪れた後、みんなで酒を飲みながら各々の身の上話で盛り上がった。
中々うまくいってない者ばかりのようで、酒が進むにつれて妻が出て行ってしまっただの上司に虐げられて自殺したいだの笑えない話ばかりになってきてしまった。
しかしそんな中で大口を開けて笑うBくん。
彼は決して空気の読めない人間ではないのに、なぜだろう?
【ウミガメ】

誰か死にますか?

はい [良い質問]

Bくんが笑っていることに他のメンバーは不快になっていますか?

いいえ [良い質問]

4人とも生きている状態で再会しましたか?

いいえなんです [良い質問]

やけくその笑いですか?

いいえ

再開した場所は関係ありますか?

いいえ。はいでもよかったですが

B君は飲みながら死んでしまい筋弛緩した結果口元が笑ったような形になりましたか?

いいえ……

「笑えない話」はすべてBくんの話ですか?

いいえ

四人はたまたま会いましたか?

いいえ

全員幽霊ですか?

いいえ

Bくんは既に死んでいて、遺影の中で笑っていますか?

はい! そういうことです!! [正解]

自殺したいとかw俺らもう死んでるじゃん、ますか?

いいえ笑

Bくんの葬式に他のメンバーが出席していましたか?

これもいいですね [良い質問]

非現実的要素はありますか?

いいえ

Bくんは決して空気の読めない「人間ではない」、つまり鬼で、誰かが来年の話をしましたか?

いいえ、ですが面白いですね [良い質問]

一見笑えない話だけど、B以外も実は笑っていますか?

Bが笑ってることで、最終的にみんなも笑顔になりました
ひたすら馬鹿やってさ。あの頃は未来が輝いてるって信じて疑わなかったんだ。
なのに今は……今は……
よせよ、それこそBに笑われっちまう。
俺たちBが死んだ日にさ、あいつの分まで笑ってやろうって約束したじゃないか。
暗い顔して憎らしいだの、死にたいだの、そんなのあいつが喜ぶわけないだろ。
……そうだな。まだ終わったわけじゃない。これから、だよな!
3人の顔に光が再び灯っていく。
写真の中のBが満足げに頷いたように見えた。