『 師匠にゃかなわねぇ? 』
…え?お前はアレを持ってないからダメだって?
ないものを身に着けることはできねぇって?
…師匠、何気にひどいこといいやがる。
え?実際、仕事の時に持ってないじゃねぇかって?
いや、あたしの頭だと、持ってないほうがかえって頭を使えるんでさぁ。
それにほら、あたしゃ人気者だから、女の子のおっかけとかいるわけですし!
そっちでなんとかなりませんかねぇ。
え?西洋かぶれなのはダメだって?
それに、似たようなものが出てきてぬぐえなくなるって?
ソレの中にあるのが最初は小さくても大きくなったら心配になるって?
…いや!師匠の言ってるのも西洋的じゃねぇですか!
それに、師匠もソレは”大事にしろ”って常々言ってたし…
え?集団化してるのがいけない?
排他的になって、最後には揉め出す?火が着いちまったらあっと言う間?
…いやまあ、あおられたら確かにヤバイけど、あたしならそれを逆風に変えて、旋風を巻き起こしてみせまさぁ!
だいたい、師匠はいちいち古いんですよ!あたしが新しい風を起こしてみせやしょう!
…え?それならなおさら首を縦には振れない?
…いや!だってほら!うちに古くからあるのだって…
…そうでございますね、確かに中途半端に古臭いですわ…
ちくしょう、師匠にゃかなわねぇなぁ。あたしよりずっと高い位置にいらっしゃるわ。
ええ、そりゃもう、師として尊敬してますとも!
さて、どういうことか、わかりますかな?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
駄洒落関係ありますか?
YEES! 今回はオンパレードでさぁ!
核心きゅうり巻きさん、駄洒落に決まってるじゃないですか 真面目に『絶対音感』とか思いましたが 『扇風機』ですか?にします
おっと! NOだけど関係あり! 確かに「わたし」はラスト近くで自分を扇風機にたとえています!
てぬぐいとタオルですか?
!? そっちじゃないです! でもスゲーピンポイントで関係あるんですけど…!?
師匠は古くからあるもの、私は比較的新しいものですか?
YES!師匠はけっこう高齢です。けど、時代遅れってわけでもないです。 「わたし」は若いけど、中途半端に古臭いところがあります!
二つの良質問の接点は・・・『銭湯』と『温泉』ですか?
NO 『扇風機』は、今回のテーマというか駄洒落の共通ワードが含まれています。 てぬぐいは、その「共通ワード」とセットで、彼らの「職業」においての重要アイテムなんです!
師匠と弟子は人間ですか?
YES! こちとら人間でさぁ! 宇宙人でもタコでもねぇですぜ!
最後の方の「高い位置」というのは物理的に高い位置ということですか?
YESNO なんといったらいいかねぇ。 「師匠とあたし」の関係を、「ある2つの物」の物理的な位置関係に例えたんだよ。だから、いつも師匠が物理的に高い位置にいるわけじゃあないねぇ
核心「あたし」はセンスは無いけど扇子は持ってるよ的な駄洒落ですか?
YEEEES
もうこれしか思いつかない・・・。二人は落語家さんでOKですか?
YES! そりゃもう、こんな語り口調の仕事っつったら、落語家以外にゃあ「落語に出てくるような江戸時代の職人」くらいしかおらんでしょう!…ってことは、重要アイテムもわかりやしたね?
核心落語家と漫才師ですか? 『センス』と『扇子』 追っかけ=ファン=扇風機の駄洒落ですか?
YEEES! ただし、あたしも師匠も落語家でさぁね。『センス』と『扇子』は8で述べた通り! 追っかけ=ファン、ファンの中の「ァ」が大きくなったらフアン=不安ってのもその通り!!! 「グッジョブ!」ってやつでさぁ!!
核心扇に火がついたら煽られちゃうわけですね?
YEEES! 煽動ってやつでさぁね!集団心理ってのは怖いもんだねぇ。
核心「集団になると~」のくだりは団扇→内輪揉め、ですか?
YES! 「ファン」が団体でファンクラブとかになると「団扇(うちわ)」で固まって排他的になることもあるわなぁ。内輪もめして結局解散、ってなこともある。まぁ、残念ながら、あたしのファンはそこまで熱狂的じゃないけどねぇ…
核心教えてもらいたい「アレ」は・・・まさか「奥義」ですか!?
YEEEES! そう、オケツがオツなもんで、ゴクリ…英語で言うと「隠されたもの」っていうか… 師匠「全部一文字違うじゃねぇか!」
核心とりあえず扇風機だから首を縦に振れない?高さが変わるのは大喜利だから?高いのは高座だから?それとも上方だから?いや、喋り方が江戸っ子だな
YEES! そう! 師匠め、「扇風機かい。じゃあ、首は横にしか振れねぇなぁw」って言いやがった!んだから、「いや、確か楽屋の奥に、業務用の首が縦にも振れる扇風機がしまわれてるはずですぜ」って言ったんだよ。そしたら師匠、「それで”新しい”っていうのかい?今の時代ならコレだろ?」って言って上のほうを指差しやがったんだよ。 …ああ、高さが変わるのは大喜利のことであってるよ。師匠はお題を出すほうだから高さは変わらねぇんだ。
核心「中途半端に古い」はエアコンとかあるのに扇風機を新しい風の例えにしたこと、「高い位置」は・・・、う~ん。師ーリングファン、でしょうか?
YES! いやまぁ、エアコンってだいたい高い位置にあるからねぇ。そいでもって「師を扇ぐ」、もとい「師を仰ぐ」ってわけさ!じゃ、解説いくよ!
答え
「…ダメだね。お前は扇子持ってないだろ。センスがないのに扇(オウギ)を身につけようなんて無理な話しさぁね」
「…師匠、何げにひどいこといいやがる…」
「それに実際、オメエ、仕事の時に扇子持たずに座に上がってるじゃねぇか。扇子とてぬぐいは落語家の必須アイテムだろ?」
「いや、あたしのこのつるつる頭だと、持ってないほうがかえって頭を使えるんでさぁ。ほらこう、ベシーッとね!いい音するでしょ?
それにほら、あたしゃ人気者だから、女の子のおっかけとかいるわけですし!
つまり、”ファン”ってわけでして。そっちでなんとかなりませんかねぇ?」
「む…!いやいや、そんな西洋かぶれなのはダメだ!それに、”ファン”が多過ぎると”不安”が出てきてぬぐえなくなる。
いうなれば、”ファン”の真ん中の小さい”ァ”の字が心配の種ってことさね。最初は小さくてもだんだん大きくなって”フアン”になるもんだ。」
「…いや!師匠の言い分もセンスとかアイテムとか西洋的じゃねぇですか!
それに、師匠も”ファンは大事にしろ”って常々言ってたし…」
「おまえのファンは集団化・組織化してるのがなぁ。内輪で盛り上がって排他的になるし、最後には内輪揉めしたりな。
集団の”団”に”扇”で、まさに”団扇(うちわ)”ってわけだ。
それに火が着いちまったら、”煽”られてあっという間さね」
「いやまあ、煽られたら確かにヤバイけど、あたしならそれを逆風に変えて、旋風を巻き起こしてみせまさぁ!
だいたい、扇子だと扇だの団扇だの、師匠はいちいち古いんですよ!あたしが扇風機で、新しい風を起こしてみせやしょう!」
「…ほう?扇風機かい。それならなおさら首を縦には振れねぇなぁ(ニヤリ)」
「…いや!だってほら!うちに古くからある業務用の扇風機なら、首を横に振るだけじゃなくて、縦にも振れるはずですぜ!」
「そんな古いモンを例として持ち出す時点で、おめぇも古い人間だわ。なになに?扇風機で新しい風を起こしてやるって?」
そういいながら、師匠はエアコンのスイッチを入れた。
…そうでございますね、確かに中途半端に古臭いですわ…
ちくしょう、師匠にゃかなわねぇなぁ。
見上げると、エアコンの通風口が、まるで頷くように縦に首を振っていやがった…。
…エアコンって、高い位置にあるな。あたしと師匠の位置関係も、あんな感じかねぇ。
ええ、わかってますとも。ちゃんと師と扇いで、いや仰いでおりますよ!
— 師匠に「アレ」教えてもらいにいったら、「お前はアレを持ってないからダメだ」っていわれちまいましたよ!あたしだって、ちゃんともてるのにねぇ。 「洒落・言葉遊び満載!よってらっしゃい、みてらっしゃい!」
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