ウミガメのスープ

それが定め

作者: 八八

悲しくても笑顔 それが定め
ない扉を開ける それが定め
かぎられた灯り それが定め
座られない椅子 それが定め
出迎える妻と子 それが定め
空の皿で夕御飯 それが定め
空の器で酒盛り それが定め
まぼろしの家具 それが定め
存在しない昨日 それが定め
存在しない明日 それが定め
存在しない自分 それが定め
妻の右手に短剣 それが定め
胸に刺さる短剣 それが定め
倒れこむわたし それが定め
暗くなる目の前 それが定め 状況を説明してください。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

「わたし」はフィクション作品の登場人物ですか? それが定め

Yes!

はい

核心演劇の舞台ですが? それが定め。

Yes‼ 瞬殺 それが定め

答え

幕が開く
どんなに悲しいことがあっても、役者はそれを持ち越してはならない。
玄関の扉は造ってないけれど、そこは役者の演技。
スポットライトが光る。
「ただいま!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
舞台の電気が消えて、緞帳が下りる。
目の前は真っ暗でなにも見えない。
ようやく舞台の明かりがついた。
あー、緊張した!
わたしは舞台から降りるとつぶやいた。
ていうか妻に殺される夫ってひどい役だなあ。
返り討ちにするのもだめだし。
「あーあ。たまには脚本の定めから外れたいよ。」



















それが定め?

— ヒントを問題文に入れすぎると瞬殺される という参考問題

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