ウミガメのスープ

仲がいい仲たがい

作者: タカスガタイキ

ウミオとカメオは、仲のよい友人同士だったが、その日は互いをひどく罵り合っていた。
そんな二人を、周囲は止めるどころか大声で囃し立てた。
かと思えば、数分後にはウミオとカメオは肩を組んでけろっとしていた。

※状況を補完してください。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

ただの酔っぱらいどもですか?

いいえ。でも、酒は入っていたかもしれません。

性別は重用ですか?

性別によらず成立しますが、ウミコとカメコよりはウミオとカメオの方が自然という意味で、はいいいえ。

はい

登場する生物は人間のみですか?

はい。

いいえ

そういう劇ですか?

いいえ。劇ではありませんでした。

肩を組んでけろっとしていた

仲直りといえるのか判断が難しいですが、ここははいにしておきます。

周囲の人達は二人の知り合いですか?

はいいいえ。知り合いもいたかもしれませんが、初見の人もいたと思います。

いいえ

罵り合っていた時、心からお互いを罵倒していましたか?

いいえ。二人は心から罵倒してはいませんでした。

いいえ

罵り合いはそもそも喧嘩ですか?

いいえ。喧嘩目的でおこなわれる場合もありますが、出題ケースでは喧嘩ではありませんでした。

核心ラップバトルですか?

スナイプ…されるだと…。

答え

ライブ会場でラップバトル大会をしていた。

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※以下、特におさえる必然性はない詳細。


個人出場しているため、同じラテシンサイファー組のウミオとカメオが三回戦で当たった。
ライミング主体のウミオと、フロウ重視のカメオ。
両者のスタイルは好対照で、二人の対戦に観客は大いに沸いた。

8小節3本勝負で、後攻をカメオがとった。

不利な先攻からスタートすることになったウミオ。
しかも同門対決でワードチョイスが難しい。
厳しい幕開けだったが、そこはさすがの実力だ、コンスタントな押韻でうまく口火を切る。

一方、にもかかわらず、場の流れは、むしろカメオが掴んでいた。
うねるようなフロウが、観客を惹きこんでいく。

両者の実力は拮抗していたが、決め手は3本目先攻ウミオの3~4小節目。

「お前なんざウミガメのスープ、俺が皿そっくり食べます」

のくだりは、まさにパンチラインだった。

最終ジャッジで、観客はウミオを選んだ。
バトルの後、ウミオとカメオは肩を組んでお互いの健闘をたたえた。

結局ウミオはその後も勝ち進み、大会を優勝した。
賞金の使い道はまだ決めていないが、今年二人はクルーを組み、春には8曲収録のミニアルバムをリリースする予定とのこと。
そちらも期待が持てる好勝負だった。

(文責・週刊ラテシンラップ編集部)
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