【正解を創りだす】一面の記者【ウミガメ】
まだまだ寒さ厳しいこの季節。
でもでも、こんな時だからこそ頭フル回転であったまる、正解を創りだすウミガメ日和です!!
以下問題文
~~~~~~~~~~~~~~~~
記者カメコは、
近所で催された小さなイベントに参加していた。
イベントは大盛りあがりのまま閉幕。結果こそふるわなかったものの、カメコは満足して帰路についた。
けれども翌日カメコが全国版の新聞を見ると自分の顔がでかでかと
一面記事を飾っていたという。
なぜ??
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この問題には解説を用意しておりません。皆様の質問がストーリーを作っていきます!!
以下のルールをご確認ください
【ルール】
#####要素募集フェーズ#########
出題直後から質問を受け付けます。
皆様から寄せられた質問の中から、出題者(滝杉こげお)が
15個、無作為にお応えし、良質化します。
※良質としたものを以下【要素】と呼びます
※良質以外の者は「YesNo?どちらでも構いません。」とお応えします。こちらは解説に使わなくても可 です。
各要素を含んだ解説案をご投稿ください。
※また、矛盾が発生した場合や、あまりに条件が狭まる物はMC権限で採用いたしません。(矛盾の場合は前者優先)
矛盾例)田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね? 前者優先
狭い例)ノンフィクションですか? 不採用
狭い例)登場キャラは1人ですか? 不採用
狭い例)ストーリーはミステリー・現実要素ものですよね? 不採用
など
その後、選ばれた要素を取り入れた解説の投稿フェーズとします。
なお、一応要素が揃った後、まとめもに要素を書き出す予定です。
#####投稿フェーズ#########
解説投稿フェイズでは、要素に合致するストーリーを考え、質問欄に書き込んでください。
とんでもネタ設定・超ブラック真面目設定、言葉遊びなどなどおすきなようにお創りください。
15要素入っていることが、後で見て分かりやすいほうがありがたいので、投稿される解説では、それぞれの要素に対応する部分に番号を振ることをお勧めします。
また、質問欄への投稿になりますので、誰かの投稿中(複数質問に分けて投稿される方もいらっしゃいます)に割り込んでしまうことを避けるため、投稿解説が仕上がってから一度に投稿する、投稿解説の終わりには終わったことが分かるような言葉を付ける(「終」でも「了」でも「END」でも、終わりだと分かればなんでも構いません)ことをお願いいたします。
なお、質問欄の文字数制限は全角300文字です。
(ただし、長文投稿にチェックを付けた上で一度質問し、その後編集すると、もっと入るようになります。)
また、各投稿の一番最初の質問は良質化させていただきますので、タイトルと本文を分けて投稿することをお勧めします。
※説明が不十分な部分がありますが、過去の「正解を創りだす」もぜひご覧ください。
魅力のある銘作(迷作?)・快作(怪作?)等いろいろ先例がございます。
#####投票フェーズ#########
投稿フェーズの締め切り時間が来たら、ヒント欄で投稿フェーズ締切りと投票フェーズ開始を宣言します。
投票フェーズが開始されたら、質問欄の「出題者にのみ表示」機能で最も好きな解説(タイトルorその解説の始まりの質問番号をお書きください)と最も組み込むのが難しかった要素(要素の番号(質問番号ではありません)をお書きください)を投票してください。
投票例
解説:??(質問番号)【???(タイトル)】
要素:要素?番
■時間割
・要素募集期間
出題~15個要素が揃うまで。
・投稿期間
15個揃ったあと~2月4日(水)23:59
・投票期間
2月5日(木)0:00~2月6日(日)23:59
そして今回は、以下3賞をご用意いたしました。
なお、見事シェチュ王になられた方には、次回の【正解を創りだすウミガメ】を出題していただきます。
■最も好きな解説に投票
・最優秀作品賞(投稿毎 別々にカウント)
・シェチュ王(投稿者毎 でまとめてカウント)
■最も組み込むのが難しかった要素(もしくは投稿してない人は、難しそうな要素)に投票
・最難関要素賞(最も票を集めた要素に与える賞)
なお、質問欄の文字数制限は全角300文字?のようです。
(でも編集すればもっとはいります。まあ、やや仕様バグ技っぽいのでいつか修正されるかもしれませんけど・・
あと、良質表示で大文字になることは覚悟お願いします。)
質問した人は、できるだけ正解を創り出すの投票にも参加いただけると盛り上がるかと思います。
通常の出題と違い、趣味丸出しで構いませんwお笑いが好きな人も、カニバが好きな人も、言葉遊びが好きな人も、ミステリーだってOKです。
(まあ、要素的に難しいとは思いますがww)
それでは、今回もたくさんのご参加お待ちしております!
それでは~ 開始~
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
酒を飲みますか?
YES お酒を飲みます!!
クラウドが重要ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
ブラクラに襲われますか?
YesNo?どちらでも構いません。
雨が降りますか?
YesNo?どちらでも構いません。
ドレッシングを大量にかけますか?
YesNo?どちらでも構いません。
大音量で買い物ブギを聞きますか?
YesNo?どちらでも構いません。
窓が結露しますか?
YES 窓が結露します!! 要素②
マイクの音量がやたら大きかったですか?
YesNo?どちらでも構いません。
カニをバリバリ食べますか?
YES カニをバリバリ食べます!! 要素③
ダイエットに成功しますか?
YesNo?どちらでも構いません。
トッポギがありますか?
YesNo?どちらでも構いません。
公民館でビリーズブートキャンプをしますか?
YesNo?どちらでも構いません。
まりもに話しかけますか?
YesNo?どちらでも構いません。
「星の王子さま」を読みますか?
YesNo?どちらでも構いません。
やたら「ウェーイ」と叫ぶ男がいますか?
YES やたら「ウェーイ」と叫ぶ男がいます!! 要素④
ストーブのせいで温度が高いですか?
YesNo?どちらでも構いません。
宇宙旅行は楽しかったですか?
YesNo?どちらでも構いません。
洋服は重要ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
ほふく前進がすべてのきっかけですか?
YES ほふく前進がすべてのきっかけです!! 要素⑤
カメコの前をペンギン行列が横切りましたか?
YesNo?どちらでも構いません。
倍賞美津子がサンバを踊っていますか?
YesNo?どちらでも構いません。
編み物が重要ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
階段の踊り場でフラれますか?
YES 階段の踊り場でフラれます!! 要素⑥
急に眠ってしまいますか?
YesNo?どちらでも構いません。
サーフボードでケガをしますか?
YesNo?どちらでも構いません。
光回線につなぎますか?
YesNo?どちらでも構いません。
ヘリコプターは登場しますか?
YES ヘリコプターが登場します!! 要素⑦
すごくイラついてますか?
YesNo?どちらでも構いません。
夜明けの光がまぶしいですか?
YesNo?どちらでも構いません。
タンスに小指をぶつけますか?
YesNo?どちらでも構いません。
ツボをたくさん売りますか?
YES ツボをたくさん売ります!! 要素⑧
かwsぇdrcfzせxrdcですか?
YesNo?どちらでも構いません。
カモメが飛びますか?
YesNo?どちらでも構いません。
しっぽがかわいいですか?
YesNo?どちらでも構いません。
美人が登場しますか?
YesNo?どちらでも構いません。
血が飛び散りますか?
YesNo?どちらでも構いません。
核心争いは同じレベルの者同士でしか発生しませんか?
YES 争いが同じレベルの者同士で発生します!! 要素⑨
スマホを買い替えますか?
YesNo?どちらでも構いません。
もろみみそバンザーイ!!ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
みんな「ム」になりますか?
YES みんな「ム」になります!! 要素⑩
場所は博多ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
ハラスメントを告発しますか?
YesNo?どちらでも構いません。
映画館に行きますか?
YesNo?どちらでも構いません。
ミンミンゼミが鳴いていますか?
YesNo?どちらでも構いません。
校長先生が交代しますか?
YesNo?どちらでも構いません。
わんこが走りますか?
YesNo?どちらでも構いません。
ツイッターで実況しますか?
YesNo?どちらでも構いません。
ゾンビは出てきますか?
YES ゾンビが出てきます!! 要素⑪
大学の教授が爆笑しますか?
YesNo?どちらでも構いません。
秘密結社ダンゴムシですか?
YesNo?どちらでも構いません。
褌を付けますか?
YesNo?どちらでも構いません。
富士山に登りますか?
YesNo?どちらでも構いません。
おばあちゃんがプロレスラーになりますか?
YES おばあちゃんがプロレスラーになります!! 要素⑫
「 」ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
シューティングゲームにはまりますか?
YES シューティングゲームにはまります!! 要素⑬
何かが電池切れしますか?
YesNo?どちらでも構いません。
深爪になりますか?
YesNo?どちらでも構いません。
肌つやつやですか?
YesNo?どちらでも構いません。
幼女は強いですか?
YES 幼女は強いです!! 要素⑭
(´・ω・`)ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
イベントで球体は重要ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
(・-・*)ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
テレビ番組を録画しますか?
YesNo?どちらでも構いません。
提灯が重要ですか?
YES 提灯が重要です!! 要素⑮
鉛筆削り器が壊れますか?
YesNo?どちらでも構いません。
丸刈りにしますか?
YesNo?どちらでも構いません。
マウスが大破しますか?
YesNo?どちらでも構いません。
カメコは長女ですか?
YesNo?どちらでも構いません。
何かが真っ二つに分かれますか?
YesNo?どちらでも構いません。
昔のアイドルのレコードを集めますか?
YesNo?どちらでも構いません。
タイトル『歴史的瞬間』
独特で幻想的雰囲気の一作。
h
過不足なくちりばめられたキーワードと、最後の意外な結末。そしてどこかもの悲しい読後感は想像を掻き立てられます!
タイトル「過激派組織カニバリ教シン派」
宗教紛争勃発!!
文字数調整中
ぶっ飛んだ設定ながら納得の解説。カニバリ教徒なら是非一読を。
タイトル「4敗されど1勝」
熱いバトルの行方は?
赤ちょうちんが目印(15)の鍋料理屋「らてしん」 その日、店ではちょっとしたお祝い事があり、カメコも呼ばれ参加していた。 鼻をくすぐる匂いが店に立ち込め、窓に結露もでき始めた(2)ころ、おもむろに鍋の蓋が外される。 中には真っ赤に茹で上がった大きな蟹と色鮮やかな野菜たち。 みんな無心(10)で蟹の身をほじくり、中には面倒だからと殻ごとバリバリ食べるものもいる。
この要素でここまで現実的に沿った解説は良いですね。男と女の掛け合いもくすぐられるものがあります。
タイトル『Psychological Psychopath』
これで明日から恋愛マスター!!
あ
専門知識で外枠を固めながら、物語としても読みごたえあり。また読めば恋愛上手になる効果も!?
タイトル「全て終わる」
バトルの末に結ばれた友情。その果てに待つものは?
窓が結露するような、大雨の日だった。 壷売りの俺は今日ふざけてほふく前進していた事が理由で 階段の踊り場で彼女に振られた。
-
悔しくなった俺は酒を飲みながら蟹を殻ごとバリバリやけ食いしていた。 多分、座って食べていなかったら死んでいただろう。 突然銃弾が頭をかすった。俺は驚いて見てみると男と幼女が居た。
-
「何するんだ!」と言うと幼女が「すみません!」と言った。 だが俺はそんなことですませない。その所に行ってやった。
-
ラテ国では同レベルの相手で無いと争ってはいけないが、 男も幼女も俺レベルに強いようだ。勝負していた時に見ていた お婆ちゃんが関心してプロレスラーになるなんて、誰が 想像出来ただろうか。
-
それから俺たちは仲良くなった。 最近、よく「ウェーイ」とその場を盛り上げるあの男の勧めで シューティングゲームにはまってしまった。
-
だが、そんな事もつかの間。ある時停電が起こった。 偶然俺たちは一緒に居て近くに提灯があった。 外を見てみると、ゾンビのような奴が居る。なんだあれは?
-
よく見てみるとヘリもある。どうなっているんだ?すぐに テレビをみると人間を腐らせるウイルスが全国にでたみたいだ。
-
俺の家にゾンビが入ってきた。幼女も男も俺もウイルスに感染してしまった。 なんだと!?もう俺たちは腐ってしまうのか!? そんなのいやだ。 やだ。やだ。やだ。やだ。やだ。やだ。やだ。やだ。 そんなの嫌だ...だって!俺たちは今まで楽しくやってきたじゃないか。
-
なんで今になってこんなになってしまうんだ... 辛かった。苦しかった。涙が出ていた。でも、しょうがなかった。 俺たちは涙を拭いて話した。いつも話してる事と変わり無いような事を。
-
もう、みんな無になってしまう。外に人間はいない。 もう、これで全て終わる。 これで、全て終わるんだ。 全て、終わるんだ... 完
一人称の物語。ハラハラする展開には引き込まれます。
間違えた...問題文見て無かったです...
了解です。多少変則的にはなりますが投票対象とさせていただきます。
2月になった。未だ寒い中クイズ大会が開かれた。 予選を突破した12チームが挑む本番一回戦はほふく前進(5)で問題用紙を取りに行かなくてはならなかった。
ドキッ!? イロモノだらけのクイズ大会!!
2月になった。未だ寒い中クイズ大会が開かれた。 予選を突破した12チームが挑む本番一回戦はほふく前進(5)で問題用紙を取りに行かなくてはならなかった。
キャラクターが全面に出ていていい味を出しています。忍者のコスプレをした50代の男がツボでした。
核心カメコは全国紙「海亀新聞社」のエース記者として何年にもわたり同じ全国紙である「朝海新聞社」や「亀売新聞社」の記者達と特ダネ競争を重ねてきた。(9)
綺麗な文章で紡がれるカメコの挑戦。その結果は?
カメコは全国紙「海亀新聞社」のエース記者として何年にもわたり同じ全国紙である「朝海新聞社」や「亀売新聞社」の記者達と特ダネ競争を重ねてきた。(9)
引っ張りに引っ張られたオチに吹き出すこと請け合いの一作!!
「近所の祭りでプロレスに参加したら一気に有名人になった」
タイトルですべてを語るスタイル
PrayStetionVRのビオハザード7の取材でゲーム内のゾンビを倒したり(この取材によってシューティングゲームにはまった)、新鋭のカニ食べ放題の店「カニのリズム」の取材でカニの鉄板焼きをバリバリ食べたりしていろいろと忙しかった(?)私は有休をとり久しぶりに実家で酒を飲みながら炬燵でゴロゴロしているとあるチラシが目に留まりました。窓に結露するほど寒かったのでほふく前進をしてそれを近くで見たら、それは羅手の神(かみ)祭り(羅手の神とは水平思考の神様でご神体は10メートルほどの提灯)のチラシでした。前に行ったのは何年前だろうと思いながら暇なのでその祭りに行くことにしました。
要素が違和感なくちりばめられており、飾らない文章が素敵です。
答え
皆様ご参加ありがとうございました!
今回はなんと炬燵で食べておいしい八朔(ハッサク)!! もとい、八作品がエントリー!!
粒ぞろいの作品群の中、見事栄冠に輝くのは?
まずは最難関要素賞です。
最難関要素は……
生姜蜂蜜漬けさんの「争いが同じレベルの者同士で発生します」です!!
唯一2票獲得し堂々優勝!! 生姜蜂蜜漬けさん、おめでとうございます!!
続きまして、最優秀作品賞です。今回は投稿者がそれぞれ一作ずつの投稿なので最優秀作品賞を取った方がそのままシェチュ王となります。
最優秀作品賞は……
まりむうさんの「新聞記者の華麗なる転身」です!!
まりむうさん、おめでとうございます!!
また、次回の創りだす出題をお願い致します。
今回は『歴史的瞬間』 天童 魔子 「過激派組織カニバリ教シン派」 胡麻みそ 「4敗されど1勝」 生姜蜂蜜漬け 『Psychopathic logic』 ShiMa
「恋の呪文はラテシン……ではなく8度目のチャレンジ」 木星 「新聞記者の華麗なる転身」 まりむう の6作品がそれぞれ一票ずつの獲得となる大激戦だったため
主催者権限で決めさせていただきました。
完全に自分の好みでの決定ですが、オチを引っ張りに引っ張って、開放する。カタルシスが最高でした!!
さて、第45弾の創りだすもそろそろお開きの時間となりました。
ご覧下さった方も、ご参加いただいた方も、皆様ありがとうございました。
さて、ここからは恒例の出題者解説です。
~~~~~~~~~~
『人類最強幼女カメコ』
【??? エントランス】
人の道から外れた者。人はそれを人外と呼ぶ。
世間から畏れられ、法を犯し、つまはじきにされた者たちの『墓場』を前に
カメコは彼女の背後でホバリングを続けるヘリコプターからの風を受け、その黄色い長髪をたなびかせていた。【要素⑦】
「Wait(ウェーイ)!!」【要素④】
悠然とその墓場、通称『障害舎(ハーム・ファーム)』へと歩を進めるカメコの背に声を掛けたのは飼育員の格好をした青年。
その格好とは不釣り合いな拳銃という暴力をカメコに突きつけ、今にもハーム・ファーム内に立ち入ろうとするカメコを呼び止める。
「ああ?」
「ウェーイ!! これより先は一般人はおろか、関係者ですら立ち入り禁止の地獄だぜ。
それをまだようやく歩けるようになったばかりの幼女が何を思ってこんな場所に来たんだ?」
男の言。それを聞いたカメコは口の端をひきつらせる。
挑発したのは男であるが、けれどもこの場合、男のいう事も一理あるだろう。
なにせ、男の前に立つ黄色髪の女、カメコはまだ6歳にも満たない幼女なのだから。
「クククッ。何って、そりゃあ仕事だけど」
そう言ってカメコはその首から提げるカメラを掲げる。
「ままごとなら他でやってくれるか?」
カメコの言葉が真実であったとはいえ、この時の男の言もこれまた仕方がないことであろう。
どうして、この幼女がハーム・ファームに住まう人外を駆除することを目的としてこの魔境に
やってくると思うだろうか?
けれどもこの場面において男の言動は明らかに失策であった。
「クククッ。じゃあ、これはもらってくわね」
地に伏す男の手から奪った拳銃をクルクル指で回転させるとカメコは幼稚園の制服の裏ポケットに拳銃をしまう。
よく見るとそれは拳銃型の着火マンであったのだが、カメコはそれを気にもしない。
「う……ウェーイ」
カメコにのされた男であったが匍匐前進してでもカメコに追い縋ろうとし、そして力尽きる。
これが、「事件が無ければ自分で起こせばいいじゃない」を身上とする、
幼女でありながらアルコールが大好き、凄腕記者であり、最強幼女の肩書を持つカメコの【要素⑭】
人外闊歩する4階建ての廃ビル、ハーム・ファームにおける彼女にとっては小さな伝説(イベント)の始まりだった。【要素⑤】
**
【障害舎 2F】
「壺と言うのは容器というカテゴリーに分類されながらその実、機能性よりもデザイン性に重きが
置かれた鑑賞物だと、ワタシは思うのよ」
ツボ売りの女、魔見場(マミバ) ルツボは独白する。【要素⑧】
「だから人は壺を見ると、心惹かれる……こんな風に」
抱える壺の中を見せるルツボ。それは一見何の変哲もない壺であった。
けれどもその壺の中を、本当に一見したのなら『何の変哲もない壺』等と言う評価をその壺に下せる者はいないだろう。
『虚壺(ウツボ)』。ルツボの抱えるその壺は彼女自身の生み出した最高傑作である。
その壺が最高であるが故に、見た人々はその価値観のすべてをその壺に奪われる。
自身のなすべき目的も、自身の焦がれる愛情も、自身のすべてをかけてきた夢も。すべてが『虚壺』の前では無価値に等しい。
ゆえに目的も、愛情も、夢も。人からすべての行動原理を奪う。それが『虚壺』の恐ろしさ。
「クククッ。幻術の類は写真でその凄さが伝わらないからいけないわ」
カメコは、見たもの全ての心を「ム」にする『虚壺(ウツボ)』を前に【要素⑩】、けれども平然とそう言ってのけるのだ。
「そして当然、そんな児戯。私には通用しない」
「っ!?」
言うが早いか、カメコの拳は『虚壺』を穿ち、その衝撃でルツボは壁まで吹き飛ばされる。
「クククッ。これで1Fは制圧したわね」
カメコは勝利を確信しその長い黄色の髪を引きずりながら、次なる階層へ向け階段に足を掛ける。
「ツ……ツボ」
「うん?」
全身を負傷しながらなんとか意識を保っていたルツボ。
「どうして、ワタシの、最高傑作に、心奪われない?」
「クククッ。最強の私が自分の作品以外に心動かされるとでも?」
最強の私を前に最高では役者不足だと。そう言い放ち、階段の踊り場にて、ルツボを振ったカメコ。【要素⑥】
「まあ、でも。この壺に入ってたお酒。これはおいしかったわ。アルコール度数がとっても高くて私好み。ごちそう様」
そう言ってカメコは工業用アルコールの入った別の壺を抱え階段を上っていく。
残されたルツボにそれを追う力は残されていなかった。
**
【障害舎 3F】
『日々是筋肉』
床の間に飾られたその掛け軸の言は、おばあちゃんプロレスラー【要素⑫】、及手(オイテ) カラダの座右の銘である。
「人は裏切る。努力は裏切る。金銭も当然裏切りと無縁でいられないし、自身ですらどこまで自分に正直でいられるか」
そこでカラダは言葉を切る。相対するカメコの様子を窺うように。そして力強く言い切る。
「だけど、筋肉だけは裏切らない!!」
それが齢80にしていまだ成長途上。老いてますます元気。及手カラダの信念であった。
「クククッ。なるほどね。おばあちゃんの知恵袋ってわけですね。まだ幼女である私には金言です」
そう微笑みながらカメコは、けれども「でも、」と前置いて。
「最強の私には筋肉ですら必要ありません」
ルツボに放ったのと同威力の最強の拳。けれどもそれをカラダは難なく受け止める。
それも当然。いくらカメコが強いからと言って、その筋肉の装甲によりライフル弾ですら無効とする
カラダの前に、どうして幼女の拳が届くだろうか。
カラダとしてみればカメコの拳など、本来受け止めるまでもなく無視できる物であった。
「残念。いくらあんたが最強でも筋肉は絶対、裏切らない」
「そうですね、残念です。あなたのような使い手との勝負がこうもあっさり決してしまうのだから」
カメコは殴った方と反対の手に握られている壺でカラダを殴る。
当然中に入っていたお酒、もとい、工業用アルコールが二人の体に降りかかる。
「なんのまねだい?」
ツボ売りの女、ルツボの作品だからと言って、強度は所詮、ただのツボ。
それを通すカラダではない。当然カメコもそのことは織り込み済み。
「こうするんです」
カメコは懐から拳銃を取り出す。
「はっ、何かと思えばそんなもの。いくら近距離で撃ったところで私の筋肉の前では弾丸ですら通さないよ」
「いいえ、これでいいんですよ」
そういってカメコは引き金を引く。もちろんこの代物は入り口で飼育員の格好をした男から奪ったもの。
弾丸が飛び出すはずもなく、その代りに出るのは……
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
ライターから出た火がアルコールに引火。火だるまとなるカラダを前にカメコは、
「私が言うなら、お酒は私を裏切らない、ですかね?」
とても幼女らしからぬセリフだった。
**
【障害舎 4F】
エントランス――ウェーイの男。
2F ――ツボ売りの女。
3F ――おばあちゃんプロレスラー。
3つの戦いを経た、否。争いは同じレベルの者同士の間で初めて成立するのだから、この3つは戦いとすら呼べないであろう。
なにせ、最強を冠するカメコに個で匹敵する存在などこの世には存在しないのだから。
だから、最上階。ここでの戦闘がカメコにとって、ハーム・ファームでの初戦と言うことになるだろう。
最上階へと続く扉を前にカメコは寒気を感じた。
そういえば心なしか肌寒いような。
カメコが扉を開けると――そこは雪国だった。
―バリバリッ
「「かに うま」」
草木も凍る冷凍庫。氷点下の世界でうごめく無数の影の奥に、その男。加賀(カガ)クシヤは座っていた。
「ああ、炬燵で食べるアイスはいいですねえ。あっ、もちろんこの部屋をこんなに寒くしているのはアイスの、ましてや蟹の保存のためじゃないですよ」
炬燵にくるまり、イチゴアイスをなめながらそうのたまうクシヤの解説など必要ないほど明確に、『それら』はその場所に存在していた。
「クククッ。悪趣味だこと。そいつらは?」
「もちろん『ゾンビ』です。僕の自信作、『カニバリゾンビ』。その1号~666号!!」【要素⑪】
「「「「「「「「かに うま」」」」」」」」
無数。クシヤの言に従うのなら666体のゾンビは蟹をバリバリ食べながら【要素③】その腐った両の眼でカメコをとらえる。
個で無理ならば数を用意すればいい。この物量により、カメコにとって今日初めての戦いが開始される。【要素⑨】
「りゃああああああああああああああああああああ!!!」
殴っては打ち付け、絞めては落とし、担いでは折り、押さえてはつぶし、千切っては投げ、
蹴っては払い、当たっては砕き、挟んでは丸め、噛んでは喰らい、睨んでは射殺しても、なお。
ゾンビは次々とカメコへと群がってきていた。
カメコが元から用意していた本物の銃もシューティングゲームよろしくすでに打ち切ってしまっており【要素⑬】、カメコは今、徒手空拳。
その様子を見たクシヤは笑みを浮かべる。
「このカニバリゾンビ。名前だけのこけおどしなどでは、決してありません」
クシヤは炬燵で丸くなりながら続ける。
「蟹を摂取する事により硬質化した皮膚。身体破損にも動じず活動を続ける生命力。
弱点である愚鈍な動きはこの狭い室内では問題とならず、寒さゆえ保存状態は良好。
物量により侵入者を圧殺します」
「クククッ。余裕ぶっこいて解説しているところ悪いけれど、そろそろ終わる頃合ね」
「?」
ゾンビはカメコの手により間引かれたとはいえ、まだ半数、いや贔屓目に見ても4分の3は残っている。
着実に減っているものの、それはカメコの体力とて同じこと。
それでもカメコには十分だというのである。
「注意力が足りないわよ、クシヤさん」
「どういう意味で……!?」
そこでクシヤは気づく。自分の首筋に水滴が落ちてきたことを……これは、結露?【要素②】
そしてそれと時を同じくし、カメコは駆け出す!!
「馬鹿な。そっちは屋上への階段……わざわざ追い込まれようと?」
一部とはいえゾンビが減ったことによってできた空間を縫うように、カメコは屋上に続く階段に向け全速力で走る。
その姿を見たクシヤは冷や汗をかく……いや、そんなわけがない。
この寒い空間で汗をかくだと? それにさっきの結露。もしや!!
クシヤは周りを確認する。そこには当然無数のゾンビ。だが、明らかに様子がおかしい。
それに気づくと他の異変にも気づいていく。漂い出した腐臭。溶けだしたイチゴアイス。そして、さっきの結露に額にかく汗。
カメコはすでに屋上への扉に手をかけている。クシヤは慌ててビル内に設置されている監視カメラの映像を確認する。
「なんですかこれは!!」
そこに映っていたのは一面の赤。
茫然と画面を見つめるクシヤであるが、その映像もすぐに閉ざされる。
そう、火災。
おばあちゃんプロレスラーから彼女が暮らしていた燃えやすい和室へ引火。
それがビル全体へと燃え広がりついにはその魔の手が4F、クシヤのラボへと迫っていたのであった。
「あの幼女……ゆるさない!!」
彼の命令によりゾンビは屋上に向け行進を開始する。
**
【障害舎 屋上】
「クククククッ。ここにきてこの私が失態を犯すとは」
事は順調だった。
入り口でウェーイ男を退け、
2Fでツボ売りの女をぶっ飛ばし、
3Fでおばあちゃんプロレスラーを火だるまにし、
4Fでクシヤ率いるゾンビからの逃走を果たし、
そして屋上。
迎えにヘリが来る。そのはずだったのに。
ヘリが漂うのはビルの上空。火事による上昇気流のあおりを受け着陸できずにいたのだった。
予定ではカメコがビルに入ってしばらくのち、屋上に着陸しているはずだった。
けれども、間に合わなかった。カメコの行動が速すぎたのだ。
当然飛び降りられる高さでもない。屋上にはさっきカメコが脱出した扉から次々にゾンビがあふれ出てくる……!!
「そうか!!」
何を閃いたのかカメコは駆け出した!!
**
翌日、カメコが全国版の新聞を見ると自分の顔がでかでかと一面記事を飾っていた。見出しはこうだ。
『最強幼女 障害舎の人外を一蹴!!』
それと共に乗っていた写真は2枚。1枚はカメコの顔写真。もう一枚はゾンビの山を踏みつけ笑みを浮かべるカメコの姿が。
そう。カメコはビルの屋上から脱出するのに無数のゾンビを屋上から投げ落とし、それをクッション替わりに飛び降りたのだった。
その後、ハーム・ファームは火事で崩壊。
失態により結果こそ振るわなかったものの何とか当初の目的を遂げ、カメコの伝説がまた一つ生まれた瞬間であった。
カメコは自分のことが称賛された提灯記事【要素⑮】を手に一人、工業用アルコールの入ったグラスを傾けるのだった。【要素①】
— 結果発表!!
参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。
💬 参加者チャット
まだ発言はありません。
この問題、気に入りましたか?
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