ウミガメのスープ

小説家は考える

作者: 軍鶏

カメオは小説家である。
彼の本はいつも初版一万部程度が普通だ。

新作「海と亀」は九千部に減らされがっかりした。
だがその次の新作「水平」はたったの三千部に減らされてしまったのに「悪くないかも……」と彼は思った。

なぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

3千部は完全予約限定品ですか?

NO

いいえ

本の値段は重要ですか?

NO

いいえ

電子書籍は重要ですか?

NO関係ありません

いいえ

本のジャンルは重要ですか?

NO関係ありません

いいえ

「海と亀」は共著だけど「水平」は単著なので後者のほうが印税の取り分は多いですか?

NO

いいえ

「水平」の部数は海外に翻訳された本の部数なので、海外にもファンが居ることがわかって嬉しくなりましたか?

NO国内だけと考えてください

三千部に減らされた事で得した事はありますか?

YESNO 減らされたこと事態はNOですが結果的にはYES

三千部に減らされても収入は増えましたか?

YESNO 7と同じかな

いいえ

返品は重要ですか?

NO

はい

重版は重要ですか?

YES

いいえ

初版本の価値が上がりますか?

NO

いいえ

「水平」はシリーズ物ですか?

NO

はい

もし「海と亀」が三千部に減らされたとしても、同じように考えましたか?

YES かもしれません

はい

品薄になりますか

YES

はい

カメオは重版に憧れていたので、これだけ部数が減らされれば重版のチャンスがあると思いましたか?

YES!

いいえ

カモメのフィギュア付きでしたか?

NO 水兵さんませんw

はい

確実に重版されるからですか?

YES その結果……

演歌的にじわじわと売れていくのが良いですか?

結果的に? YESですね

はい

書店に並んでいる数が少なくなるので、売れていると思われるかも。ますか?

YES! ほとんど正解です

はい

確実に重版され続けると話題になりやすいとの判断ですか?

YES!

いいえ

印税としては1万部が多すぎましたか?

NO? カメオは売れれば売れるほど嬉しいです

はい

品薄だといつもは読まない人も手に取ってくれるかもしれないとの判断ですか?

YES

はい

核心書店に並ぶ数が少なく、品薄で入荷待ちの状態になり話題になり、重版が増えると思いましたか?

YES! 

答え

カメオの最新作「水平」はたちまち売り切れ重版が掛かった

店頭からは「水平」が消え、増刷分も買いそこねた固定ファンがすぐに買って行く。
帯には「たちまち重版!」「また重版!」の文字。
それを見た他の客や業界人は「この本は売れているんだな」という印象を持った。

結果として「水平」はどんどん版を重ね一万部以上売れた。
これも営業の戦略だったのかもしれないな、ま、悪くない……、とカメオは考えるのだった。
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