ウミガメのスープ

Vater, ich liebte

作者: アイゼン

男は娘の為に、とある決断を下した。
その結果、彼は死んでしまったが、彼は後悔しなかった。
彼の決断とは何だったのだろうか。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

娘は事故や病気など、何らかの危機に瀕していましたか?

一応yes.ミスリード注意です

男に妻はいますか?

関係ありませんが、いいえで

いいえ

決断とはお金を使う事ですか?

いいえ!

はい

登場人物は、 彼と 娘だけですか?

はい。

いいえ

臓器移植しますか?

いいえ。

はい

男がその決断をしなければ、娘は死ぬ可能性が高かったですか?

はい!!

はい

娘はその結果、死ぬことはありませんでしたか?

はい。

いいえ

娘は手術しますか?

いいえ。

いいえ

男たちがどこにいたかは重要ですか?

いいえ。

いいえ

男と娘は本当の親子ですか?

いいえ!!

いいえ

二人は親子ですよね?

いいえ!!

はい

娘は現実の人間ですか?

はい。

はい

娘は男に面識があった?

はい。まあ義理の親子ですね

はい

ならば娘は男が死んだことを知ったのですか?

はい。

いいえ

男は人間ですか?

いいえ!!

はい

娘が男の養子ではなく、実子だったらこの問題は成立しませんか?

はい。 恐らくは

はい

二人は何かの事件に関わっていますか?

yesと言えばyesですね

はい

娘は人間ですか?

はい!

いいえ

アソパソですか?

いいえ。バイキソと同盟結ぶ決断ですか?

男は壊れてしまいましたか?

精神的に、ですか? いいえ。

いいえ

男は現実の生物でしたか?

いいえ!

第三者の重要性はありますか?

4参照です

いいえ

娘が遭遇した出来事は事故でしたか?

いいえ。

いいえ

男は誰かに殺されたのですか?

いいえ!

いいえ

男は幽霊でしたか?

いいえ。

いいえ

彼は物質(非生物の)でしたか?

いいえ。

はい

男は死ぬ前まで娘と常に一緒にありましたか?

はい。

いいえ

彼は何らかのキャラクターや象徴のようなものでしたか?

いいえ。

はい

男は死ぬとわかっていてその決断をしましたか?

はい!!

はい

オカルトやファンタジーなど、現実離れした要素はありますか?

はい!

はい

男は架空の生物ですか?

はい!!

いいえ

男は、神や仏の類でしたか?

いいえ。

はい

娘は男が死んだあと、悲しんでいましたか?

はい!

いいえ

男は娘を助けるために、現実離れした力を使いましたか?

いいえ。

男がした決断とは何もしないという選択でしたか?

何もしない、ではちょっと語弊があるのでno!

いいえ

娘は男が死ぬことにより何か得られますか?

いいえ。お父さんを失っただけです

いいえ

お父さんは龍ですか?

いいえ。

物語の舞台は日本ですか?

関係ありませんが、西洋の方がイメージしやすいかと

いいえ

娘に何か悩み事はありましたか?

いいえ。

はい

娘は男が何故死んだかを知っていましたか?

はい!

いいえ

男は、悪魔でしたか?

いいえ! ですが近いです!!

いいえ

娘の母親は男と結婚しているのですか?

いいえ!

いいえ

では、男は娘をどこからか引き取ったのですか?

いいえ。

はい

男は吸血鬼ですか?

はい!!

男は、吸血鬼の類いですか?

ドンマイです^^

はい

核心男は吸血鬼で娘の血を吸うか吸わないかの選択を迫られ吸わずに滅びましたか?

はい!! 解説行きます!

いいえ

男は閻魔様のような人ですか?

いいえ。

答え

「私が愛したお父さんは、人間ではありませんでした」


男は、広場で一人遊んでいた幼い女の子を誘拐した。
勿論、最初は殺すつもりだった。が、妙にその女の子が男に懐く。
殺すに殺せなくなった男は、女の子を養うことにした。

美味しいご飯にふかふかのベッド。そして優しいお父さん。
良条件が揃った家庭で育った女の子は、すくすくと成長した。
だが、それに比例するように、男は衰えていった。
やはりあの時殺していれば……ふと、男は思った。そうすれば、もっと長く生きれたかもしれない。
せめて他の人間を……いいや、この子が死体を見たら、私が人殺しだと知ったら……
男は頭を振った。男にはできなかった。今更、女の子を悲しませる事なんてできない。
庭で蝶を追いかけながら笑う女の子、娘を見て男はそう決心した。


娘が高校生になった頃、男はとうとう立つことすらままならなくなった。
ある日、娘は寝ている男の傍らに座って口を開いた。
「お父さん、私、お父さんが本当のお父さんじゃないことは、昔から分かっていた」
「ああ……」
「でもね、私にとってお父さんはお父さんなの。だから」
娘は真っ直ぐ、男の目を見つめた。
「だから、私の血を吸って。お父さんをこのまま見殺しにしたくないの」
男は目を見開いた。
まさか、彼女は知っていたのか。これだけは覚らせない自身があったのに。
「いつも……赤ワインとか、トマトジュースとか、赤いものばっか飲んでたよね。だから気付いたの、お父さんは本当は」
「……吸血鬼だってことにか。ああ、そうだよ。女の勘は鋭い、とはよく言ったものだ」
男は溜息を吐いた。
「最初はお前の血を吸おうと思った。だが、妙にまとわりついてくるお前を見て、とてもその気にはなれなかったよ。
血を吸わないまま月日は過ぎて行き、段々と衰えていく中で私は思った。お前の血を吸っていればよかったと。
でも、庭で楽しそうに遊ぶお前を見たら、できなくてな。他の人間の血を吸ってもよかったが、お前が死体を見つけるかもしれない、お前の心に傷を付けるかもしれないと思った。
だから私は決断した。もう人間の血は吸わないと。それは同時に私の死を早めることは、良く理解していた」
娘は立ち上がった。彼女の両目には涙が浮かんでいる。
悲痛な声で、彼女は叫んだ。
「だったら吸えばよかったじゃない! お父さんが死ぬ方が……死ぬ方がずっと悲しいよ!」
「……そうだとしても、私は、自分の決断を後悔していない」
男は微笑し、娘の頬を伝う涙を、骨張った指で拭った。
「お父さん、私ね、お父さんのこと愛してるよ」
震える娘の言葉を聞いた男は、満足そうな笑みを湛え、そのまま息を引き取った。
静まり返った部屋の中、娘の泣く声だけが木霊していた。


私が愛したお父さんは、人間ではありませんでした。
お父さんは私を殺す為に誘拐した、吸血鬼でした。
けれど私はお父さんが大好きです。

優しいお父さんを、愛しています。
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