No1-IK 「刻機」
いつものように、君たちに頼みたいことがある。
先日、組織の航空機が墜落した。
それには結構大切なものが積まれていた。
世界に一つしかない大切なものが。
そして、だ。
お上は僕に命令を出した。
No1-IKを使用し、墜落を無かったことにしてくれってね。
というわけで、君たちには事故原因の調査を頼みたい。
事故原因さえ分かれば、僕の方で対処が出来るんだ。
だから、頼んだよ。
PS.機体の残骸をいくつか入手した。
あと、No1-IKの力は、時間移動能力だ。害はないから安心してね。
特殊ルール
科学者さんは、いくつかの場所と時間にしか移動できません。
また、移動できる場所はある条件を満たすと解放されます。
ですが、問題開始時点では「事故現場」にしか移動できません。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
墜落した飛行機について教えてください。
エンジンは二機で、翼の中ほどについている。翼は普通の後退翼で、ジャンボジェットのような形だ。4人乗りで、結構な速度がでる。これぐらいでどうかな。
機体の残骸はどんなものですか?
ふむ………1つは客室のもののようだね。そしてこれは………翼、かな。
機体はどこに墜落しましたか?
とある川の近くだ。その川は結構ヘドロが貯まっていて、大々的に捜査が出来ない。だから、陸にあるものを取ってきたというわけだ。
客室の残骸とは、どのようなものでしょう?
客室の外装部分と窓の一部、あとは椅子だね。
残骸に何かおかしいところはありますか?
ふむ………ぱっとみた感じ、ただ単に墜落の衝撃で壊れたように見えるな。
墜落した飛行機に積まれていた「結構大切なもの」ってなんですか?
………それは言えない。
今どこにいますか?
とりあえず私の研究室に居る。
まずは翼のエンジンを確認しましょう。何か詰まっていたり、回転がおかしいような跡はありませんか?
………熱で少し溶けているようだな。それに煤もついている。
ちなみに、フライトシミュレーターのような物はあります?
あるにはあるが、それがどうかしたのか?
事故現場にひとまず行ってみましょうか?
よしわかった。事故現場は川辺で、テトラポットなどの護岸はされていない。あと、膝丈の雑草が生えているな。
ちなみに死者はいますか?いるのならその人の死因は?
いる、はずだ。機体には三人がのっていたからな。だが死因はわからない。
死因がわからない…もしかして死体が見あたらない?
ああ、見あたらないんだ。あれば少しは調査が楽になるんだがな………よし、墜落直後の時間軸に行ってみることにしよう。
…scp財団(ぼそっ)…あ、何でもないです。
ザザザザザ…………すまない、じきあらしでよくきこえなかったよー(棒)
墜落直後に来ましたが、死体はありますか?
いや、ダメだ。見つからない。
後、事故現場に居たときと変わっている点は?例えば機体とか
まだ沈んでいない機体の残骸があるな。
事故直後の時間は何時ですか?
午後六時三十一分だ。
(今さら9の勘違いに気づく)フライトレコーダーのような物はありますか?
あった。正確に言うなら、墜落直後の時間軸で見つかった。
この飛行機はどこからどこへ向かっていましたか?
分からないな。それは私に知らされていないんだ。
ボイスレコーダー1を聞きましょう。
よしわかった。内容を文字で表示しておこう。
機体の残骸2は機体の残骸1と同じ状態ですか?
いや、違うな。回収できなかった部分、例えば尾翼の一部やボイスレコーダーがあるな。
死体が見つからないのはおかしい…まさかヘドロの中とか?
よし。少しヘドロをを洗ってみよう………破片と…なんだこれ、ワイヤーか?
そのワイヤー、強度はどれくらいですか?
詳しくはまだ分からないが、車一台くらいなら楽につり上げられるくらいだ。
レコーダーの最後らへんで何かを起動しようとしてますね…科学者さんは心当たりありますか?
いや、ない。
ワイヤーの端はどんな状態ですか? 引きちぎられてるとか、溶けてるとか……
強い力がかかって千切れたようだ。
大切な物って、もしや「機械を止める」物ではありませんか? それが偶然だか謀略だかによって暴発したのでは。
いや、それはない。そういうものなら、輸送するときに必ず通告があるはずだ………今回はなかった。
レコーダーの中で「大切な任務」って言ってましたけど、この飛行機って思に何の用途で使われていたんでしょうか?
基本的に、必ず運ばなければならないものを送るときに使われているようだ。私に乗るような任務は来なかったから、機体についてはあまり知らないが。
機体の残骸2についてその外見を教えてください。
1と同じ様に客室の破片と翼だな。片方が沈んでいたエンジンも見つかった。
では整備基地に行きましょう。何か変わっているところはありますか?
ないな。いつものように整備士たちが機体の整備に励んでいるよ。
左の翼に爆発の跡または穴など、外見的違和感は見受けられますか?
ふむ………!よく見ると、中から何かが吹き出したようなあとがある。
エンジン?に入っていた燃料が適量だったか確認できますか?
確認したいんだが、燃料は全部流れ出てしまっているし、燃料計は見つかっていないので出来ないんだ。
整備士たちに今回の墜落事故についてについて話しましょう。
………機体についての情報を出来る限りの範囲で教えてくれるそうだ。
では整備士の方に機体の残骸1・2とワイヤーを見せてあげましょう。
整「ふむ……G22型の部品だな。こいつは結構整備が大変なんですぐわかるよ。」
整備士さん、燃料を入れていた時の様子について何か分かりますか?
整「ええとな………特に変わった様子はなかったな。」
整備士さんにもう一つ聞きたいことが。飛行機の事故が起きたとき何かを作動させることってありますか?
整「あるとしたら、脱出ポッドかな。」
離陸から事故まで何分(or何時間)ぐらいあったのですか?
………残念だが、出発時刻などは伏せられていてわからないんだ。
整備士さん、脱出ポッドってどんなものか教えていただけますか?
整「あの機体、緊急時にコックピットがまるまる分離して脱出ポッドになるんだよ。んで、パラシュートで降下するわけ。多分あのワイヤーは、パラシュートに使われてるやつなんじゃないかな。」
整備士さん、この機体の乗組員が休憩する場所ってどこですか? 客室が空いていればいいけど、乗客がいる場合もあるだろうし。
整「客室の後ろにはベッドなどのある休憩室があるから、そこで休んだんじゃないかな。」
脱出ポッドに向かいましょう!もしかしたら乗組員3人が生きているかもしれません!
………………残念なことに、三人は死んでいたよ。
oh…では死因を調べましょう。
………死因は衝撃による骨折及び出血だな。なむなむ。
パラシュートはどんな状況ですか?
………これはひどい。絡まったり破れたりして、パラシュートとして機能していないじゃないか!
脱出ポッドがどのように見えるか教えてください。
川から少し離れた森に突っ込んでいるな。それも、木が生えていなかった場所に。まあ、結構原型はとどめているよ。
脱出ポッドにパラシュートを出すような穴はありそうですか?
ああ、ある。というより、そこからパラシュートが出ている。
整備士さん!脱出ポッドのパラシュートをちゃんと点検しましたか?
整「ああ、もちろんだ!俺の担当した計器やコックピットにミスはないと言い切れるね!」
科学者さん、脱出ポッドの落下位置とワイヤーが見つかったヘドロの距離は?
脱出ポッドとキャビンとの距離とほぼ同じだな。
今までに見つかった物に焼け焦げた痕跡はありますか?
左エンジンの周りは焼け焦げているな。だがそこだけだ。
少し整理しましょう。脱出ポッドのパラシュートは絡まったり破れたりしていた。そしてそのワイヤーには強い力がかかって千切れたような後…つまり強い力がワイヤーにかかってパラシュートとして機能せず墜落したんでしょうか?
だろうな。私もそう思う。
とりあえず脱出ポッドの中を教えてください。
なかは………これは計器か!
飛行中の飛行機で、ワイヤーがこのように千切れるとは妙ですね。例えば同程度の飛行機が衝突しても、反作用でそちらも弾かれ、ワイヤーを切る事はできないはず……衝突時刻・場所に、より大きな飛行機、もしくは高いビル等はありませんか?
無いな。そのような物は衛星写真になかった。
鋲やボルトの欠損はありますか?
整「この機体は溶接と接着がメインだし、リベットの数は足りていた。多分欠損はない。」
まずはボイスレコーダー2を聞きましょう。
よしわかった。
機体の残骸3はどの部分か分かりますか?
脱出ポッド丸ごとだ。コックピットの計器や椅子などもあるな。
計器は何を計るための物ですか? 飛行機一般の計器と、そうでない計器の両方の意味で。
飛行するのに必要な計器と、機体の各部装備に関する計器が積まれていた。
整備士の方にも計器や残骸のことについて聞いてみましょう。
整「?この計器、少しおかしいな。冷却水が十分にあるのに水温が異常に高い。」
後整備士さんにボイスレコーダーを両方聞かせてみましょう。
整「………翼から何かが吹き出ているな。オイルか冷却水か………。ワイヤーが熱にやられたのは合成繊維だからだろう。そして左エンジンからは火がでているな。」
水と反応して発火する物質、例えばカリウムなどの痕跡はありますか?
ないな。全くと言っていいほどない。
整備士さん、ボイスレコーダー2の「機体の遠隔操作」の「機体」って何のことですか?
航空機のコックピット………脱出ポッドを除いた部分だ。
整備士さん、いままで見つけた残骸で、飛行機の部品はすべてですか?
ああ。95%は回収できた。
パラシュートが開かなかった事故の前例をいくつか上層部に訊いて頂きたい。何か参考になるかも知れないです。まあ、科学者さんにそれも伏せられたなら、それも参良しとしよう。
冷却水温、冷却水量、気圧、対気速度、レーダー、気象レーダー、自動操縦のコンパネ、機体温度、水平儀、脱出ポッドのコンパネ、チャット、無線、重力バランス、与圧、エンジン出力、エンジン温度、エンジン圧力、油圧、油温、アンチアイスなどの電子装備のコンパネ、下方確認用スクリーン、前方確認用スクリーン、くらいだ。
パラシュートが開かなかった事故の前例をいくつか上層部に訊いて頂きたい。何か参考になるかも知れないです。まあ、科学者さんにそれも伏せられたなら、それも参良しとしよう。
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パラシュートが開かなかった事故の前例をいくつか上層部に訊いて頂きたい。何か参考になるかも知れないです。まあ、科学者さんにそれも伏せられたなら、それも参良しとしよう。
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パラシュートが開かなかった事故の前例をいくつか上層部に訊いて頂きたい。何か参考になるかも知れないです。まあ、科学者さんにそれも伏せられたなら、それも参良しとしよう。
そういう前例はなかった。パラシュートが開かなかったのは初めてだそうだ。
ブラックボックスとフライトレコーダーを質問者に公開することはできますか?
ダメだ。音声データは取り出せたが、機体の航路などのデータはどちらも破損していた。
整備士さん、ボイスレコーダー1でAさんが「旧型より楽だけど、計器に集中しないといけないのが疲れる」と言われていますが、この旧型というのは機体のことですか?そうであるなら、旧型と新型(今回の機体)で大きく違う点はどんなところですか?
整「脱出ポッドが追加されたのと、計器が増えたことだな。気象レーダーや脱出ポッドが増えたから仕方ないが。」
整備士さん、もう一つ質問させて下さい。整備士さんが計器を見て冷却水が十分にあるのに水温が異常に高いと言われていますが、これはこの計器が冷却水の水温を見るための計器で、そこに表示されていた冷却水温度がおかしいという認識で良いですか?
整「まあ、それでいいな。」
見つかった計器の中で、明らかに異常な値を示している計器があれば可能な限り教えていただけませんか?例えば油温度計などはどうですか?
整備士曰わく、おかしいのは冷却水の温度か、温度でなければ冷却水量だそうだ。
冷却水は冷却水タンクなどに入れて管理しているのですか?また、冷却水の温度はどうやって管理していましたか?
ああ、タンクに入れている。熱くなった冷却水は翼を通っているパイプを通って冷やされるらしい。ついこの間冷却水を入れ替えた整備士に聞いた。
その整備士さんに、冷却水を入れ替えるときに不備、もしくは何か気になる点がなかったか聞いてみてください。
整B「そういえば、新型の使う冷却水の量がたったの1000メカンだけでいいというのに驚いたような記憶があるよ。」
仮定ですが、何らかの理由で冷却水量が少なくなったor冷却水温度が高くなってしまったせいで、エンジンなど通常冷却水で冷やしている場所の温度が高くなったことが、今回の事故の原因の一つなのではないですか?
うむ。だがどちらかには確定させておきたいのだ。むやみやたらに過去に干渉するのはさけるべきだからな。
すると、タネを知ってる誰かが翼に加熱装置か何かを取り付ければ、事件を人為的に起こせる?
だろうな。だが今回は、整備士など全員に怪しいところはなかったそうだ。
パイプを通る冷却水量が減ったとき、冷却水温度は上がりますか?下がりますか?
上がるはずだ。熱を受ける冷却水がへるからな。
設計ミスということはないですか?本来はもっと多くの冷却水が必要だったということは?
いいや、設計ミスは無いだろう。10000メ………そういえば、単位が変わっていたな。1000ヘキカンも積んでいれば充分なはずだ。
核心先程の整備士の方は冷却水を交換する際、新型は1000メカンでいいのかと驚いたと言っていました。ですが、単位が変わったのなら、それを知らずに1000ヘキカン必要なのに1000メカンしか補充しなかったのではないですか?本来は補充した10倍の量が必要だった。
整B「え?単位なんて変わってたの?」
核心事故の原因は冷却水が圧倒的に足らなかったことによる、エンジン等の温度の異常上昇ではないですか?
………ああ。過去を覗いて見たところ、それが原因らしい。
答え
どうやら整備士Bが休暇から戻るときに、単位が変わっていたことを確認していなかったそうだ。
冷却水の量が10分の1しかなかったたら、そりゃ事故だって起きる。
今と過去の彼にはきつくお灸をすえておいたよ。
さて、だ。
いつもいろいろと放り投げてしまって、すまないとは思っている。
どうしても、ね。
優秀な部下がいれば、頼りたくなってしまうんだ。
本当に、いつもありがとう。
事故調査報告書
事故原因は、冷却水不足によるエンジンの異常過熱と、それによる冷却水の噴出。
翼から吹き出た冷却水により翼が破損し、油圧系統がダウン。
その後左エンジンで火災が発生し、右エンジンが冷却水不足を検知しアイドル状態になったため操縦不能に陥り、脱出ポッドを使用したものの、機体にパラシュートが絡まり離脱できずに墜落した。
冷却水が足りなかった理由は、数日前まで休暇中だった作業員が冷却水の単位を間違えたままタンクに冷却水を入れたためである。
冷却水の運搬車に残っていた冷却水は、本来あるべき残量より明らかに多かった。
詳しくは資料を参照。
解放条件
「墜落直後」………「事故現場」で機体周辺に死体またはボイスレコーダーがないことを発見するかそれについて聞く。
「脱出ポッド」………マニュアルを入手するなどし、脱出ポッドの存在を明らかにする、またはコックピットが別のところにあることを発言する。
「整備基地」………「事故現場」か「墜落直後」で探索し何か分からないワイヤーまたは「脱出ポッド」でボイスレコーダー2を入手し、それについて質問する。
— ちょっと心が折れかけたのでゆっくり回答になります。
参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。
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