絶望を告げる速報
緊急地震速報だ!!! 僕は絶望した。
どういうこと?
どういうこと?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
いいえ
トランプタワーが崩れますか?
No
はい
僕の身分は重要ですか?
Yes!
はい
スマホや携帯の類を使ってはいけないタイミングだったのにこっそり使っていたことがバレましたか?
Yes! ほぼ正解です。
はい
★
核心僕は学生で、端末を使ってカンニングしている最中だったことが、緊急地震速報によって端末が鳴ってしまったからバレましたか?
Yes!
答え
留年を賭けた試験を明日に控えた大学生の僕は、悪魔に魂を売る決意を固めた。つまり、カンニングするのだ。広い試験範囲をカバーするにはカンペ程度では足りない。スマートフォンを持ち込もう。Goo●le先生さえ味方につければ、何も怖くない。
試験当日。首尾よく試験官に見えづらい席を確保した僕は、「携帯・スマホは電源を切って鞄に」という注意を無視し、机にスマホを忍ばせた。もちろん、サイレントマナーに設定してある。隙はない。
さあ、試験開始だ。解き進めて早々、わからない問題に当たる。大丈夫。僕には強い味方がいる。僕はそっと、机の中に手を入れた。慎重に、かつ大胆に。僕はスマホを手に取って――
突然、けたたましい音が鳴り響いた。僕の持つスマホからだ。一瞬の混乱ののち、僕はそれが緊急地震速報だと理解した。
教室中が僕を見ていた。僕はスマホを持ったままだ。終わった……僕は絶望した。バレた。この授業どころか、下手すれば今学期の単位すべて取り消しだ。留年だ。僕は机に突っ伏した。
いっそ、大きな地震が来てすべてうやむやになれば……。そんな不謹慎なことすら考えたが、揺れは一向に起きない。どうやら誤報だったらしい。なぜよりにもよって……僕は顔を上げられなかった。
「ちょっと、君」
誰かが僕の肩を叩いている。
【要約】試験でカンニングするためスマホを隠し持っていたが、緊急地震速報でスマホが鳴ったことによりそれがバレた。
試験当日。首尾よく試験官に見えづらい席を確保した僕は、「携帯・スマホは電源を切って鞄に」という注意を無視し、机にスマホを忍ばせた。もちろん、サイレントマナーに設定してある。隙はない。
さあ、試験開始だ。解き進めて早々、わからない問題に当たる。大丈夫。僕には強い味方がいる。僕はそっと、机の中に手を入れた。慎重に、かつ大胆に。僕はスマホを手に取って――
突然、けたたましい音が鳴り響いた。僕の持つスマホからだ。一瞬の混乱ののち、僕はそれが緊急地震速報だと理解した。
教室中が僕を見ていた。僕はスマホを持ったままだ。終わった……僕は絶望した。バレた。この授業どころか、下手すれば今学期の単位すべて取り消しだ。留年だ。僕は机に突っ伏した。
いっそ、大きな地震が来てすべてうやむやになれば……。そんな不謹慎なことすら考えたが、揺れは一向に起きない。どうやら誤報だったらしい。なぜよりにもよって……僕は顔を上げられなかった。
「ちょっと、君」
誰かが僕の肩を叩いている。
【要約】試験でカンニングするためスマホを隠し持っていたが、緊急地震速報でスマホが鳴ったことによりそれがバレた。
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