ウミガメのスープ

一応のサヨナラ

作者: 部屋の隅

私は彼女からあるものを貰った。

彼女の言うとおり、私は行動した。

私は彼女を殺した。

どうして?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

登場人物は二人ですか?

yes

いいえ

場所は重要ですか?

no

いいえ

彼女を殺すために、あるものを使いましたか?

no

いいえ

殺した方法は重要ですか?

noかな

はい

行動した内容は重要ですか?

yes!

いいえ

あるものを使って行動しましたか?

noかな

はい

確認ですが、登場人物は、私と彼女の二人の現実の人間でいいですか?

yes

はい

あるものの特定は重要ですか?

yes!

はい

彼女は、自分が殺されると思っていましたか?すなわち、これは偶然の事故ではないですか?

yes!

いいえ

あるものとは手のひらサイズのものですか?

no

つまり、大筋としては、何らかの理由で、彼女が私に自殺を手伝わせたということで合っていますか?

どちらかといえば他殺の強要なかんじがしますが、大筋yes

はい

あるものは一般的な量販店で購入できるものですか?

yes

いいえ

ある物は高価ですか?

no

いいえ

私の性別は重要ですか?

no ちなみに男です。

いいえ

ある物は座ったり寝たりする物ですか?

no

いいえ

男は、殺意があって彼女を殺しましたか?

no!

いいえ

あるものはキッチンにありますか?

no

はい

行動したことが彼女の死亡につながりましたか?

yes

いいえ

あるものは自分より大きいものですか?

no

はい

彼女はまさにその男に殺してほしかったのですか?

Yes!!

はい

あるものとは、行動にいたるきっかけですか?

Yes!!

いいえ

彼女は、男に自分を殺させようとしていることを気づかせないためにこのような行動を指示したのですか?

No!!

はい

男と彼女の関係は重要ですか?

Yesかな?

はい

死後の財産やそのほかの権利、立場など、彼女はただ死ぬ以外の目的があったため、この男に殺させましたか?

Yes

いいえ

あるものとは彼女の所有物でしたか?

no

はい

彼女が自殺を望んだ理由は重要ですか?

yes!

いいえ

男と彼女は家族ですか?

no

いいえ

彼女の言うとおりとありますが、彼女は、主人公に、電話、または直接など声で指示をしたのですか?

no!!

いいえ

あるものをもらっただけで行動しようと思いましたか?(何か言われたわけではない?)

no 貰っただけではなく、その中身とか見ました

はい

ある物またはそれ以外に何か指示が書かれていましたか?

yes!! しかし指示ではないという点に注意

いいえ

フツーに(?)殺し屋にお金払って殺してもらった?

no

はい

ある物の中身に、なんか行動を誘発するようなことが書かれていたということまでは合っていますか?

yes!!

いいえ

役所の手続きは関係ありますか?

no

いいえ

(いまさらながら)ファンタジー・オカルト・その他非現実的要素ありますか?

no

いいえ

登場しない重要な人物がいますか?

no

いいえ

私は逮捕されましたか?

No!!

いいえ

警察は自殺と判断しましたか?

No

いいえ

では、事故と判断されましたか?

no

いいえ

それとも、事件だけれど、証拠を残さず犯人とバレなかった?

no

いいえ

とりあえず、他殺扱いにはなった?

no!!

いいえ

私が文によって違う?

no!! ただし?

いいえ

二重人格?

no!

いいえ

私の職業や立場は重要ですか?

noかな

警察は、彼女の死に気づきませんでしたか?

さぁて、関係がございません

いいえ

彼女は、私を殺人犯にしたかったのですか?

no!!!

はい

この際、警察は存在しないと考えてOK?

yes! 警察なんてまったくでません!

はい

あるものとは文面?(手紙など)

yes!

いいえ

戦争など、時代背景は関係しますか?

no

彼女は残りの人生に絶望していましたか?

関係ありません

いいえ

いまさらですが、殺したとは生物学的な死を意味しますか?

no!!!

はい

「私」と「彼女」はどちらも現実世界の人間ですか?

yes!! ただし?

いいえ

私は別の誰かを殺すつもりで行動しましたか?

no!

いいえ

殺したとは精神的な死ぬほど~したということですか?

no! でも精神的な部分という観点はOKですよ!

いいえ

キューピッドの矢で射殺しましたか?

no

あるものとは手紙?

今回はnoとします

いいえ

精神を病んだ?

no

はい

二人は現実世界で直接会っていましたか?

yes ただし?

いいえ

あるものとは台本?

no

はい

2人に面識はありましたか?

yes

いいえ

ネットなど、非現実の世界も関係しますか?

no

いいえ

文通などをしていましたか?

noかな

はい

彼女はもうすでに亡くなっていますか?

yes!! すでに彼女は死んでいます!

いいえ

あったのは初めて?

no

はい

核心殺す=記憶から消す?

yes!! 消すまではいかなくとも、未練を断ち切ることが=殺すとなりました!

貰ったものは、彼女との関係を清算するようなものでしたか?

かなり難しい質問です。noになるでしょうか?

はい

恋愛関係ある?

yes!

いいえ

あるものをみて男は怒りましたか?

no

いいえ

ねつ造した写真をみせて、別の男性と付き合っていると思わせましたか?

no

いいえ

あるものとは遺書ですか?

no!

いいえ

以前送ったプレゼントを突き返された?

no

いいえ

ある物を見て、私は彼女の生物学的死を悟りましたか?

no 私は彼女の死を知っていました。

はい

男と女は付き合っていましたか?

yes!

そのものを渡すことは別れを告げるようなものですか?

それを渡すこと自体はno!

いいえ

彼女から直接受け取りましたか?

no!

はい

日記?

yes!! さて、その内容は?

いいえ

メールですか?

no

いいえ

婚約届?

no

はい

核心この日記を読んだなら、この日記を捨てて下さいですか?

yes!! 最後にはその旨の文が書かれていました!

してほしいこととか書いてあった?

惜しい!

いいえ

私の将来を心配する文がつづられていましたか?

no

いいえ

自分との思い出ですか?

no

彼とこんなことするんだ、するつもりなんだ…という意思?

何かしたいという意思自体ではありません!

はい

私が死んだら、私の事を忘れて欲しいと単純に書いてありましたか?

yesかな、かなり遠回りに書かれてましたけど

いいえ

わざと私の悪口を描いて私を悲しませるまいとしましたか?

no

いいえ

じゃぁ、こうしなさい!という命令でしたか?

no!

いいえ

新しい恋を見つけてね ですか?

no

その日記は読まれることを想定して書かれたものですか?

おそらくyes!

いいえ

核心今まで楽しかったよ…?

no!

答え

なぜ、私から彼女は離れてしまう。
なぜ、彼女は死んでしまう。

彼女は重い病を患っていた。余命一ヶ月。私は一日でも彼女を生かそうと努力した。
それが叶わない事であることも、ちゃんとわかっていた。
私の最後のあがきだった。

彼女は死んだ。これでもそれなりには持ったほうだった。
私はただ呆然とした。
そのまま通夜、告別式と、何事もなく終わり、彼女の遺品を整理していた時、その日記を見つけた。

今日の日付で日記が書かれていた。彼女は死んでいる。
パラパラめくって、それが彼女の書いたものだと断言できた。
彼女は自分の未来を想像しながら、死ぬ前にこの日記を書いたのだろうか。

私の決断は早かった。
その日記が彼女に見えてきた。せめて、彼女の思い描いた幸福な人生を、再現しようではないか。

彼女の行きたがっていた服屋で彼女に似合う服を買った。
彼女の好きだった並木をゆっくり散歩しながら、私の手には少しでも彼女のぬくもりがあった。
彼女と私の愛を確認するために、遊園地へ行って、そこで私は目の前の彼女に愛の告白をした。
いつか式場をあげようと思った教会の椅子に座り、その先にドレス姿の彼女を見た。

私と彼女の生活は、とても幸福で、そして厚みを失っていった。


気づけば、最後の一頁を迎えた。

実に想像できない文章でそれを締めくくられていた。

「私は、あの人に殺される」

ただ、その一文がとても重く感じた。
彼女の意図を理解するのに、とても長い時間を要した。
気が遠くなるような、それでいて重苦しい時間だった。

彼女は満足してくれたのだろうか。
彼女を満足させる、それは自分の自己満足に過ぎないのではないか。



目の前の彼女は、何も答えない。
ただ、悲しそうで、それでいて何か重大な決意を持った表情であった。

私は裏表紙を見た。若干ではあるが、少しの膨らみがあった。
なぜ私は今カッターを持っているのかわからない。ただ、何か彼女の意図を感じ、それに従い行動したのだろう。


それは彼女の手紙であった。
その内容は、まるで今までの私の行動を見透かしたような内容であった。
そして、今私が躊躇しているのも、また然りであった。
最後の一文に、こう記されていた。
「あなたの未来が、私によって束縛されない、自由な未来であることを願います。」


もう日が暮れる頃、私の家の庭では黒い煙が立ち昇っていた。
燃えていく彼女は、どこか暖かい光を持ちながら、その煙の中にいた。
私はそれをじっと見ていた。今までの彼女との思い出が走馬灯のように頭を過ぎった。


気づけば夜になっていた。目の前の彼女は灰になっていた。
今でも彼女を消したこと、それが正しかったのかわからない。
ただ、それが彼女の意思であるのであれば、私はそれに従おう。
せめて、彼女の分、私は生きなければ。

すっかり暗くなった夜空で、星は静かに笑っていた。
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