ウミガメのスープ

雨リキレ

作者: さるぼぼ

タバコを買って来ると男が言い出した。


子「僕も一緒に行きたいなあ」
男「また今度、天気の良い日に一緒に出かけようなっ^ ^ ♪」
子「パパ、傘持って行けば?」
男「ありがとう、でもすぐ近くだから大丈夫だっ ^ ^ ♪」

男は我が息子の頭をいつもより強く撫でると小走りで家を出て行ったが
見送る女は近所のタバコ屋に男の求めるタバコの在庫はないだろうと思っていた。
何故ならギリギリ聞こえるか聞こえないか位の小さな声で(ナクナリマシタ)と聞こえた気がしたからである。


女は超能力者なのだろうか?
それとも女の聞いたそれは雨音に混じった、ただの空耳だったのだろうか?
この一見奇妙な日常の一コマの全容をどうか解き明かして欲しい。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

非現実要素はありますか?

NO

いいえ

かりに子供がいなくても成り立ちますか?

NO

?

男の求めるタバコは実際になかったのですか?

重要ではありません

はい

ナクナリマシタは、女がいた室内から聞こえた声ですか?

YES!

いいえ

ナクナリマシタは仮に漢字変換するなら、無くなりましたですか?

NO!!!

?

4.5より。テレビから『亡くなりました』と、誰かの死亡を伝えるニュースが聞こえてきましたか?

テレビはNO 「亡くなりました」はYES!!!

いいえ

6 町内会のスピーカーから誰かが亡くなったことが知らされていましたか?

NO

はい

亡くなりましたという声の発生元は、何かの機械ですか?

YES、電話です

いいえ

男が吸っているタバコはレアな銘柄で、いつも特別に取り置きしておいてもらっていますか?

NO

いいえ

8より。子供が誰かと電話していたのですか?

NO ということは?

いいえ

10より。女が誰かと電話していますか?

NO

はい

男、子、女は、同じ空間にいましたか?

YES

はい

雨が降っていますか?

YES 重要です

いいえ

男は本当にタバコを買うために出かけましたか?

NO!!!

はい

11 男が誰かと電話で話していた内容を漏れ聞きましたか?

YES!

?

男は子供と会話しているのではなく、電話の相手と会話していますか?

おもしろいですが、NO

いいえ

女は近所のタバコ屋に電話し、看板娘がなくなったことをしったので今日は営業していない事が判りましたか?

NO 亡くなったのはタバコ屋の関係者ではありません

?

男はタバコ屋のせがれで母がなくなったことを知り雨中の中、泣きますか?

前半NO後半YES 後半もう少し詳しくお願いします!

いいえ

17 それよりいっそ「タバコ屋」「看板」

NO んな乱暴なw

はい

ギリギリ聞こえるか聞こえないか位の小さな声であるのは男の電話先から漏れ聞こえたからですか?

YES そういうことです

はい

女は男がタバコを買いにいったのではない、と察したのですか?

YES!

いいえ

男はのどが渇いていましたか?

NO

はい

女は男の妻ですか?

YES

いいえ

男は徒歩ではなく、車で外出しましたか?

NO!徒歩です!

いいえ

24より 盗んだバイクで外出しましたか?

NO 15の夜ません!

?

19より それより僕と踊りませんか?

うふっふー

?

核心18より。男は母が亡くなったという知らせを電話で受けて、家族の誰にも見られないように泣きたかったので、子供がついてこないようにわざわざタバコ屋に行くと嘘をついて、雨に濡れることで涙をごまかしますか?

c((●^ェ^●))・:*【!!!正解!!!】*:・゚c((●^ェ^●))ɔ

★
いいえ

女は男の娘。男が警察からの電話で「奥さんが車のスリップ事故で亡くなりました」というのを聞きましたか?

NO

はい

27、28より 涙の数だけ強くなれましたか?アスファルトに咲く花のように

YES!

いいえ

子供にはタバコを吸うワイルドなパパで通しているが、実際はタバコを吸えない夫のしょうもない芝居が始まったなあって感じですか?

NO って言っちゃうんだぜ〜?

?

ここはタバコがご禁制の世界なのでそもそもタバコが売ってないですか?

そもそもそもそももそもそ

?

そのタバコはコイーバなのでキューバと断行中のアメリカでは手に入らないからですか?

そう、コイーバ。確かそう。うん、間違いない!

答え

男の家に電話のベルが鳴り響いた。
不吉な予感がする。
男はおそるおそる受話器を取った。
それは、彼の親父が入院している病院の担当医師からだった。
「残念ですが、お父様が__________________つい先ほど、亡くなりました________。」
もう長くない事は分かっていた。
分かっていたのに。
親父との思い出が急にどばっと押し寄せて来て、
男は時の川の中で溺れかける。

後ろに妻と子供の気配がする。
情けない姿を見せられない。泣いてはいけない。
男は簡単に泣いてはいけない。
そう息子に教えて来たじゃないか。
親父に教えられたのとまったく同じように……。

ざあ。
その時にわかに雨が降り始め大粒の水滴が古い家の屋根を雑に打ち叩いた。

男は気付くと家を飛び出していた。
誰にも気付かれず思い切り泣くために。

だがやはり妻には感づかれたようだ。
少しだけ待っててくれ。
少しだけこの豪雨の中を歩き回ったら、ケロッと笑顔で帰って来られるはずだから。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

電話があった。病院からだ。
(ナクナリマシタ)
そう聞こえた気がする。
夫は力無くうなだれた。
おそらくお義父さまが亡くなったのだろう。


受話器を置いた後、急にタバコを買って来ると夫が言い出した。
息子はパパに傘を持たせようとしているようだ。
だが夫はきっと傘を受け取らないだろう。
すぐ近くだから大丈夫、とかなんとか言って。

そして何軒も何軒もタバコ屋を回ってくるに違いない。
夫の吸っているタバコはきっとどこの店でも売り切れているのだから。

そう息子に釈明せねば顔はもちろん、全身ずぶぬれの説明がつくまい。






※GOING UNDER GROUND「ダイアリー」より着想
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