ウミガメのスープ

致命的な白い粉

作者: 風木守人

ある研究室で大学教授が死んでいた。
当初彼は、研究室の薬物を飲んで自殺したものと思われていた。

彼は明らかに人体に致命的な害があると、研究室に出入りしている学生ですら、誰でも分かるような薬物を飲んで死んでいた。
薬物の容器は当然、他の薬品などと一緒に保管されており、入れ物にも薬物の名前が記されていた。

しかし、警察が捜査した結果、これは自殺ではないことが分かった。
一体どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

他殺でしたか?

yes ある意味では。ミスリード注意

はい

薬物は毒物に分類されますか?

yes

△

薬品は液体で成立しますか?

yesno 解説では粉末ですが、場合によっては液体でも可能でしょう

?

入れ物に記されていた薬品名がすり替えられていましたか?

その聞き方だとno

いいえ

自殺でないことが分かったのは検死したからですか?

no 事情聴取などでわかりました。

はい

その薬品は誰でも触れる状態でしたか?

yes 研究室に入れる人間ならば、だれでも。

はい

入れ物の名前が別の物になっていましたか?

yes

はい

7.入れ物の名前が別のものになっていたのは,誰かの故意によるものですか?

yes

いいえ

1より、教授を殺した人物は教授に対する殺意がありましたか?

no

いいえ

誰かが間違えて7になりましたか?

no

△

学生が犯人でしたか?

yesno それで成立しますが、誰のせいで死んだかはあまり重要ではないです。

?

誰かが間違えて医療品の容器に毒物を入れてしまい,それを知らずに飲んだ教授が死んでしまいましたか?

近いのですがその聞き方だと後半以外はno

△

薬品は一般人でも手が届く市販品でしたか?

yesno

いいえ

本当は自分が自殺するつもりだったのに、教授が死んでしまいましたか?

no

はい

8より、教授自身が入れ物の名前を変えていましたか?

yes!

はい

不幸な事故でしたか?

yes!

はい

核心ヒント・15より、元々違う安全な中身が入っていた毒劇物のラベルの容器に、学生がラベル通りの正しい毒劇物を入れたため、教授が間違えて摂取してしまいましたか?

yes!

★
いいえ

教授は他の人が勝手に危険な薬品をさわらないように入れ物の名前を変えていた。ところが入れ物の名前が間違っていると気付いた人物が正しく戻した。そのため教授は誤って危険な薬品を飲んでしまいましたか?

no

いいえ

教授は学生に薬品に触れてほしくないため、名前を変えていましたか?

no

いいえ

滅多に使わない薬品で、教授もラベルが変わったことを忘れてましたか?

no

いいえ

誰でも自由に入れる研究室だと薬品の盗難などが心配なので,どれがどれだか分からないように薬品名を書かずに管理しており,その結果教授は薬と間違えて毒を飲んでしまいましたか?

no ドジませんw

答え

大学教授は非常にケチな人だった。
彼はお気に入りのコーヒーを飲まなければ、仕事がはかどらないタチで、研究室にいつもコーヒーと砂糖を常備していた。
しかしそうすると、彼がいない間に不心得者の学生が、勝手に飲んでしまうことがあった。

そこで彼は、薬品棚の中にコーヒーと砂糖を隠すことにした。
他の薬物と同じ形状の容器に、コーヒーの粉末と砂糖を移し、誰が見ても分かるような、危険な薬物のラベルを貼っておけば、誰も飲もうとは思わないだろうと考えたのだ。

しかし、ある日砂糖が少なくなっていたために、気を利かせた誰かが、薬物を補充してしまったのだ。
まさか、残り少ないそれが砂糖で、教授がコーヒーに混ぜて飲んでいるなどとは考えもしなかった。

つまり、彼は自殺ではなく、不幸な事故死だったのである。
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