亀夫君問題

置手紙ε

作者: あっと!

久しぶり。
君達に手紙を書くのは、半月ぶりになるかもしれない。
今、僕はどこにいるか君達は分かるのだろうか?
――実は、君達がいる場所の、隣のビルの八階だ。そこから「これ」を紙飛行機のようにして何とか届けている。
置手紙では最早無いという突っ込みは要らない。
話は本題に入る。
取りあえず、僕はどうすれば良いのかという話だ。
この建物は、全てが迷路になっている。
ここはスタート地点のようだ。
僕が何故ここにいるかは知らない。
道具はそれなりに揃っていて、住み心地も良い。
ただ、正直、早く脱出したい。僕はどうすれば脱出出来るのだろうか?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

この手紙を書くための紙とペンは元から持っていた?

ああ、そこら中に一杯あるよ

どうしてスタート地点だと思ったの?

気が付いたら、ここにいたんだよ。変な手紙と一緒に。キッチンがあるのも理由の一つかな……

電話はありますか?あれば警察に助けを求めるとか。

それが、圏外なんだ。大事にはしたくはない。

変な手紙を読んでみてくれる?

「いぇーイ!ここ迷路!難しいよおーあいんしゅたいんでも、レオナルドダビンチでも脱出不可能だよ!」という感じだ。似たような友人を知っているが、関係は無さそうだ。

その場所には、あなたの他に誰かいますか?

いないな。

周りには窓,ドア,階段など他の空間に繋がるようなものはある?

小さい窓がある。ドアや階段はあるにはあると思うが、七階の迷路に繋がる道だろう。

どうして「君達がいる場所の隣」だと分かったの?

窓から君達が見えたんだよ。

今いる場所(8階)が最上階かどうかってわかりますか?

窓から見るに、ここは高い場所で、室内の看板には8階と書いてあるんだ。

今私が居るの7階建てのビルなんだけど、こちらの屋上に飛び移れない?

えっ!距離的に無理です。

七階の迷路におりてみてくれる?

分かりました。

非常階段や、火災が起こった時なんかに使う脱出シュートは見当たらないですか?

全部破壊されていますね……

キッチンがあるなら、水を出しっぱなしにしてみてくれないか。水がある程度階下に流れるようになったら、その流れにそっていけば迷路は脱出できるはずだ。

多分その方法だと出ることはできないかな…

7階と8階で何か違いに気づいたら教えてくれる?

リビングがあります。

ただの迷路なら左手で壁に触ったまま移動してたらそのうちゴールにたどり着けるよ

そうか……それは出来ないよ。

7階と8階の違いがリビングの有無なら,7階には6階の迷路に繋がるドアや階段がある?

ある。

ところであなたは人間ですか?

そうさ、疑うなら他の手紙を

僕達がいるビルと君のいるビルの距離は、どれくらいありそう?

国道二つ分ぐらいかな?……下手な考えならやめといた方がいいよ。僕は外に出れはしないんだ。

15より.では6階にGO!

分かりました。

そういえば、あなたからは半年ほど前にも手紙をもらっていたかと思うのですが、どんな内容でしたかね?

君が覚えていないのなら、僕も分からない。

18より.そのまま行けるフロアまでおりてみてくれない?

一階まで、何とか行けたよ。

6階には何がありますか?

和室?かな。

14 何故できないと思うのですか?

ワープゾーンがあるんだ。某ゲームみたいに。

スタート地点にあった道具って、どんなものがあったのかな?

日用雑貨だよ。

なんで僕たちが隣のビルにいるってわかったのかな?

小さい窓から見えたんだ。

17 「外に出れはしないんだ」ってどういう意味ですか?

鉄筋造りなんだ

1階には窓や扉はある?

ある。

核心26 鍵がかかっていないなら、そのまま出てしまいましょう!

分かった

1階の窓や扉は開けられる?

ああ、

ところで,なぜ8階に居た時点で「閉じ込められたんだ」と思ったの?

そんなこと、思っていないよ。

あなたは1階にたどり着くのに全く迷っていなかったようですが、何故迷路だと思ったのですか?

時間を短縮しました。

「道具はそれなりに揃っていて、住み心地も良い」ということは,もしや建物はキミ自身の家では?それを示すような表示が無いか探してみてくれる?

そんな事はない。だって……

あなたはアインシュタインやレオナルドダビンチを超える天才という可能性があります。ちょっとそこの紙の余白にフェルマーの最終定理に関する証明を1つ書いてもらっていいですか?

ああ、いいよ、でも、その証明をするには、その余白は余りにも小さすぎる。

あなたは実際にビルにいましたか?ゲームや夢だったりしませんよね?

ああ、何故なら、あの少女に会ったからね

27 そのまま隣の建物に来てください。熱いコーヒーをご馳走しますよ?

ありがとうござい……いや、やっぱり出来ないよ

31より.だって...他に誰か所有者がいる?

あいつならあり得るな……

答え

僕は出口に来た。外に出る。
案外緩く出ることができた。
全く、誰が僕をこんなところに閉じ込めたんだ?

――貴方は知っているの?
自分のこと、世界のこと、

誰だ?
僕の前には、
一人の少女がいた。

— 助けてくれないか?閉じ込められたんだ。

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