ご家族もいない一人暮らしで、お寂しいのではないかと時々遊びにいくのですが、
その人のお家にお邪魔した時、同じビデオの同じシーンを何度も何度も見ていたんですよ。凄く熱心に。
相当そこが好きなのかな・・・・・・でも何の変哲も無い内容だったと思いますけどね。家族がティータイムを楽しんでいたような。
あと・・・彼はよく山手線で寝過ごすみたいなんですよ。でもそれに懲りて居眠りに気をつける様子もなく、
席に座ってしばらくすると目を閉じて、また同じ失敗をするんです。
私が見かけたときは困った様子もなく、何故かほほえんでいました。
他の人からもそういう話を聞きました。待ち合わせに遅刻したりはなさらないので別段困らないのですが、奇妙ですよね?
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
彼の不思議な行動は、全て同じ理由からきている。その理由とは何か。
※「私」の素性は答に関係ありません。
【ウミガメ】【闇スープ】

プラモやパズル好きは重要ですか?

YES

家族がティータイムを楽しむシーンは、何かのドラマのワンシーンですか?

YES/NO どちらでも構いません

そのビデオのシーンの内容は重要ですか?

NO

では、そのビデオのシーンに出てくる人物は重要ですか?

NO

ループは重要ですね?

YES!

これはファンタジー要素ありますか?

NO

犯罪は関係ありますか?

NO

痴呆症の方ですか?

NO

組み立てるのが好きなのは関係しますか?

YES!

タイムリーぷしますか?

NO 発想はGOOD!

その知り合いは普通の人間ですか? [編集済]

YES

時間の支配?

YES!

過去に戻りたい?

YES!

組み立てるから、やり直しが効く?

YES!正解です!
彼は子供の頃、旅先で家族とともに悪漢に襲われ、両親を殺された。
その地は厳寒の冬山で、折からの天候のために悪漢達・彼・幼い妹は遭難してしまった。
食料が尽きていき、悪漢達は妹を連れて行ってしまう。そのなかの一人の男が彼にスープを持ってきてくれた。
空腹で衰弱した彼はその正体に気づかぬ振りをして、自らをも欺き、スープを飲んだ。
彼は救出されたが、その辛い記憶は残った。彼は鍋の中で見つけた小さな骨だけを持ち帰った。
彼はビデオを見る。コーヒーカップが落ちて割れるシーンを何度も何度も巻き戻して。
粉々の破片がぴょんと飛び上がってカップになりテーブルの上に載るさまは快いものだった。
彼は渋谷から環状線に乗った。新宿・・・高田馬場・・・池袋・・・
家は遠く過ぎ去ってしまった。なんとはなしに不安を覚えた彼は、目を閉じる。すっかり眠り込んで目を覚ますと、恵比寿だ。
“Next station is Shibuya.”アナウンスを聞いて彼は嬉しそうだった。
彼はこれからも同じことをするのだろう。
いつか宇宙が逆流して、小さな骨が妹になることを夢想しながら