ウミガメのスープ

鋼鉄の花、薄暗い大地

作者: 部屋の隅

男は居場所を求めた。

男は苦心した。

男は羨ましがられた。

そして男は大事件を起こす。


いったいなぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

男が苦心したのは居場所を求めようとしたからですか?

no

いいえ

男が羨ましがられたのは、苦心の結果男が何かを得たからですか?

no

男が起こした事件の特定は重要?

どこから解くかにもよりますが、一応yes

いいえ

誰か死にますか?

no

はい

男以外に重要な登場人物はいますか?

yes!

はい

回答4の死んでいる人間は、重要な登場人物の一人ですか?

yes ただし、本筋には絡まない

はい

死んでいる人間Aと男は、親密な関係でしたか?

yes!

いいえ

死んだのは男の親ですか?

no

はい

居場所というのは住むための家ですか?

yes!

いいえ

苦心した末探し出したアパートには美人の管理人さんがいましたか?メゾン一刻的な。

no

いいえ

苦心したのは家賃を払うこと?

no

いいえ

時代背景は重要ですか?

no

いいえ

男が家を追い出された理由は重要ですか?

no 追い出されたのではなく?

いいえ

男は家出した?

no

はい

男は自ら出て行きましたか?

yes!

いいえ

俺はビッグになるぜ! と上京し、住む場所を探しましたか?

no

はい

男は結局住む場所を探せましたか?

yes!

いいえ

その探し出した家自体が羨ましがられる原因ですか?

no!

いいえ

男はホームレスになりましたか?

no

はい

男は妻を亡くしましたか?

yesyes!! 前進しましたね!

いいえ

新しい妻を探そうと苦心したのですか?

no

いいえ

家事が出来なくて苦心しましたか?

no

いいえ

息子(娘)夫婦と同居しましたか?

no

いいえ

居場所というのは、妻を失くした男が家族を失くしたということですか?

no

いいえ

大事件とは火事ですか?

no

いいえ

大事件とは火事ですか?

no

はい

羨ましがったのは男の知り合いですか?

yes

いいえ

「妻が死んで、楽になったろ?うらやましいなぁ」という知人の言葉を聞いてカッとなってやってしまいましたか?

no

いいえ

羨ましがったのは男の子どもですか

no! でもいい線です!

いいえ

苦心したのは家探しですか?

no! 家を見つけて住んだ後、男は苦心しました!

いいえ

重要な登場人物は全員男の家族ですか?

noですね、全員とまではいきません。

はい

男は大事件を起こした後、罪に問われましたか?

yes

はい

時系列上、問題文の出来事は書かれた順に行われましたか?

yes

いいえ

大事件では、人が死にますか?

no

大事件では、人が死にますか?

ついでに言うと、人は死にませんが、何かが何かなります。

いいえ

男は自殺未遂を試みますか?

no

羨ましがられたから、事件を起こしたのですか?

何ともいえないです・・・きっかけにはなったと思うので、yes

いいえ

苦心したのは妻が居なくて心細かったからですか?

no 詳しくはヒントで

いいえ

苦心したのは妻の死の思い出を忘れようとしたこと、そのものですか?

no

いいえ

朝食を作った おいしくない 妻の作った物なら文句もいえるのに コーヒーを入れよう カップの場所がわからない 妻ならわかるのに  のような口原の歌ですか?

no

いいえ

大事件によって、男も危険な目にあいますか?

no ただし、肉体的には

妻の霊が「あら~、あなた新しい家まで建てちゃって、うらやましや~」ですか?

余程新居が欲しかったのですね。 no

はい

引っ越した場所は重要ですか?

yes!! 非常に重要です。

いいえ

引っ越した家には何か特徴がありましたか?

no 家よりは、むしろ…

はい

男は健康ですか?

yes 特に目立った病にはかかっていません。

はい

引っ越し先は日本国内ですか?

yes

男は学者ですか?

その方が都合がよかったりしますが、今回はnoとします。

いいえ

ロボットは関係しますか?

no

いいえ

引越し先は沖ノ鳥島。住めるレベルの家を建てるのに男は苦心したが、知り合いからは「すげー!日本一?有名な島じゃん!」とうらやましがられた。こんな感じでしょうか?

no

はい

山中の小屋ですか?

yes!

いいえ

無人島?

no でも俺は住んでみたいなぁ

いいえ

犯した事件ってもしかして山火事?

no

じゃあ山を食べちゃった?

すごく・・・大きいです・・・ no

男は埋蔵金を掘り当てた!

徳川のはどうなったのでしょうね。no

いいえ

その大事件は山だからこそ起きた事件ですか?

noですね。山で無くてもありえたかもしれません。

いいえ

男はハイジのおじいさん?

no

いいえ

苦しんだのは冬が寒かったから?

no

はい

じゃあ、部屋の隅さんは中二病でよろしいですね?

はい、そのような認識でOKかと思われます・・・ってぅぉい!

薄暗い大地とは山の事で良いですか?

おぉ、noなんですね。

はい

薄暗い大地は重要な場所を指しますか?

yes! 大事件の発生場所です。

はい

鋼鉄の花、鋼鉄とは比喩表現ではなく本当に鋼鉄で出来ている何かを指しますか?

yes!

はい

では花とは形が花に似ているからですか?

yes 花という表現もややこしいですが・・・

はい

その「花」は男を苦しませる要因ですか?

yes! 厳密に言えば、苦しみの象徴です。

いいえ

その鋼鉄の花とは風車ですか?

no! しかしいい線です!

人々が男を羨んだのは、特別な場所にすみ、生活をしていたためですか?

居場所を探した時点ではno 苦心した時点ではyes

いいえ

じゃあ風力発電機ですか?

no! でも回ってるのはあってますね!

いいえ

男が大事件を起こしたのは、事故や衝動ではなく、何か明確な目的がありましたか?

no 半ば衝動的だったと言えます

じゃあピザカッター?

そいやピザ食べたいなぁ・・・ no

いいえ

その鋼鉄の花はかなり大きい音を起こしていましたか?

no そこまででもないはず

いいえ

男は人々に羨まれなければ、その事件を起こしませんでしたか?

no 37番にもありますが、羨ましがられる前から事件を起こしたいほどそれに苦心していました。

いいえ

回っている鋼鉄の花…風見鶏ですか?チェーンソーですか?

no 風車が一番近いかもです。

はい

観覧車ですか?

yes!!

いいえ

プロペラですか?

no

いいえ

飛行機を住処にしましたか?

no

いいえ

せっかく自然に囲まれたステキな場所だったのに観覧車が出来たことでプライバシーが侵害されましたか?

no プライバシーよりも・・・

はい

その大事件は遊園地の爆破ですか?

yes!!

妻をなくした男。その苦しみから解放されるために山中の小屋に住むことに。静かな暮らしで彼の心が癒されていたが、近くに遊園地が立てられて彼の苦しみがまた始まる。「近くに遊園地があって良いな~」と羨ましがれるも、彼は苦しみで喜んでいられない。頭に来た彼は人造人間17号と18号に遊園地を破壊するように依頼するのであった。ですね?

おぉ、ほとんどあってますね。解説でOKでしょう。え、人造人間のくだりはあってませんとも

答え

男の最愛の妻が死んで数年経ったある日。
男はこの家に引っ越した。

静かな山の中の家。
周りは木々に囲まれ、庭の近くを流れる小川のせせらぎがその静かさをより引き立たせていた。
妻という心の支えを失い、そのすっぽり空いた心の穴を埋めるのに、この静かな環境は十分だった。
男はひたすらに妻を忘れようと努力した。
妻の顔を思い出すたびに、男は涙を流し、そしてその度にこの山に助けられた。
平静が男を包むたび、妻への悲しみは少しずつ薄れ、しだいに男の心は開放に向かった。

そんな矢先、男の住む家の近くに巨大なテーマパークが建設されることになった。
もちろん、男はそれを拒んだ。
役所の職員や建設作業員が男の家を訪れる度、彼は怒声を放つ。
この心の支えを壊さないでくれ。私はこの環境が無いと生きていけない。
時には工事現場に乗り込んで中止を要求した。
しかし、その度に作業員から鬱陶しがられ、最終的には立ち入り禁止になってしまった。
男が住む家から次々に木が消えていき、その跡にアスファルトの硬い大地が拡がった。
その大地から次々に鉄の木が植えられていき、山が次第に蝕まれていく。

ある日、息子家族が男の家にやってきた。
まだ幼い男の孫は、なんとも愛くるしい顔で男にこう言い放った。
「おじいちゃんの家の近くに遊園地ができるの? いいなぁ。こんな近くに遊園地があって。」
男は若干顔を引きつらせながら、なんとか微笑みの顔を作った。
孫は男の心情など理解はしてないだろう。孫の純粋な気持ちは男のスカスカになった心に突き刺さった。

男は、もう限界だった。
その時既に巨大な観覧車がその木の上から顔を覗かせており、男をあざ笑うかのようにゆっくり廻っていた。

壊してしまおう。
私を苦しめるもの、全て。

深夜のテーマパークに、男の姿はあった。
警備のいない時間をつき、男は中にもぐりこんだのだ。
男の先には空高く聳え立つ観覧車。
男は観覧車の下に爆弾を仕掛け、その場を後にした。

僅かに明るくなった空に爆発音が鳴り響く。
灰色の大地に聳えるそれは音をたてて崩れ落ちた。
砂埃を撒き散らし、やっと静かになったと思うと、男の家からはそれはもうけたたましい笑い声が聞こえた。
歓喜と、少しの虚無感を男は抑制しようとはしなかった。

この事件は大々的に報じられ、ワイドショーを暫く独占した。
ただ悲しいかな、この事件は数週間のうちに何事も無かったかのように報道されなくなった。
何時しか人々の心からもこの事件の記憶は忘れ去られようとしていた。


独房の中で、時折叫び声が聞こえるようになった。
「あいつらは、寄って集って私を殺そうとしたのだ!正当防衛だ!人殺し!人殺し!」
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