屋を出て見える風景。
真っ黒に染まった闇の中、はらはらと降る雪だけが真っ白だった。
「これは、私の世界なの?」
少女は膝を付いて泣き出した。
いったいなぜ?
*お題「部屋」「黒」「雪」より
【ウミガメ】【闇スープ】

少女に障害はありますか?

どちらでも構いません

非現実要素はありますか?

イエスノー、ありえますが・・・

盲目の手術に成功した少女が想定していた色鮮やかな世界と違い、運悪く今は冬の夜で白黒のモノクロな風景だったため悲しんでますか?

( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン スナイプ発動 [正解]

少女は色が解りませんでしたか?

ノーです。

少女以外に重要な登場キャラクターは存在しますか?

イエス!

少女の世界は客観的にみて変わってしまいましたか?

いえすの~

屋外での話ですか?

イエス! [良い質問]

問題文中の時間は夜ですか?

イエス! [良い質問]
女は、今まで一度も外に出たことがない。
本で外の世界を知るだけだった。
時間の感覚もなく、昼とか夜とか、彼女にとっては全く重要ではなかった。
ある日、普段は決して飽かないはずの、彼女の部屋のドアの鍵が開いた。
少女は扉を開き、音を聞く。
「誰も、いないね。」
突然の解放に沸き立つ、好奇心。
彼女はお気に入りのぬいぐるみを持って、部屋を出た。
しばらく歩き回って、冷たい空気が流れてきた。
「そういえば、今はふゆだって、ぱぱさん言ってた。ふゆは寒いんだって。」
空気が冷たいほうに向かって歩く少女。
そして、明らかに建物の中とは違う場所にたどり着いた。
「これが、外?」
闇が支配する夜。
黒と白以外、何もない。
「…私が知っている世界は、もっとキラキラしているはずのに、どうして?どうして?」
少女は絶望していた。
「これが、私の世界なの?」
あまりにも、寂しい世界。
彼女は、それを知りたくなかった。
彼女の知ることはあまりに少ない。
その、夜の雪景色が、世界のほんの一部だとは知らなかったせいで、彼女は絶望させられたのだ。
先ほど、ぱぱさんと彼女が称した人物、彼女を実験材料にしていた人物によって、絶望させられたのだった。
*まとめ
初めて外に出た少女は、冬や夜の概念を断片的にしか知らず、あまりに寂しい風景が世界の全てだと思い込んで絶望してしまったから。