ウミガメのスープ

「峠の亡霊」

作者: yan

私を遠巻きに見ていた連中は、私が近づこうとするときびすを返して逃げ出した。
私に恐れをなしたか…愚かな人間め。

奴らが遠ざかる中、闇に包まれながら、私はこの山に住む恐ろしい存在として
語り継がれるであろうことを確信した。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

私は人間ですか?

YES まぁ基本の質問だよね!

問題文に比喩表現はありますか?

YESNO いちおう、語り手の言うことはすべて事実ではありますが、一部が比喩表現という…

はい

私は普通の恰好をしていますか?

YES 普通の格好です

いいえ

私は山に住んでいますか?

NO 住んでません! GJ!!

はい

私と連中は同じ国籍ですか?

YES だけど違ってもかまわないかな

いいえ

奴らは山で悪さをする連中ですか?

NO 悪さはしないかな

はい

奴らは完全な一般人ですか?

YES 完全なる一般人です。山賊でも冒険者でもありません、残念ながら

いいえ

私は山を調べられると不都合がありますか?

NO ぜんぜんまったく!

いいえ

私は人間に恨みを持っていますか?

NO まぁ、一般人が人間を憎む程度?

いいえ

私の職業の特定は重要?

NO あまり関係ないかな

いいえ

私と連中は敵対する立場ですか?

NO 冒険者を阻むモンスターではありません!

いいえ

私は毎日山に通っているんですか?

NO たまたまでした。というか、普通いるようなところではないです

はい

連中は人間ですか?

YES 人間です

いいえ

山とは比喩ですか

NO まぁ、でかい山ではなく峠程度のものということで

いいえ

オカルト・ファンタジー要素はありますか?

NO! なのでした、実は^^

はい

時代は現代ですか?

YES 現代です!

私は峠をバイクで走っててこけて、ぼろぼろになっちゃったから通行人に助けを求めたら幽霊だと思われましたか?

おお、ほぼ正解! もうちょっとだけ続けさせてもらいます

いいえ

私はアクロバットの練習をしていた?

NOw 普通に歩いてました

はい

山はカーブだらけでしたか?

YES だけどあんまり関係ないかな

いいえ

ロッククライミングしていましたか?

NOw 普通に歩いてました

いいえ

フジヤマ?(笑)

NOw OHハラキリネ!

夜に峠に彼氏とドライブに来たら、喧嘩して置いてきぼりにされたでござる?(´・ω・)

ああ~、それだと女性でもあり得ますね。一応、「私」は男、現在が峠の車道で徒歩ってのはあってます

はい

もともと幽霊が出るという噂話があった峠、車が壊れたのでとぼとぼ歩いてたら幽霊に勘違いされたでござる?(´・ω・)

YES! そういうタネも仕掛けもない状況でした!

答え

【解説】

いやー、参った。終電は逃すし、タクシー代払えるほど手持ちもないし。
…歩いて帰るしかないか。でも、ここから帰るとなるとなると、あの峠を越えないと
ものすごく遠回りなんだよなぁ。しかもあの峠、「出る」ってもっぱらの噂なんだよな…。

ま、いいか! 遅くても朝までにゃたどり着くだろ!

今思い返せば、本当に怖いもの知らずな行動だったが、その時は酒の勢いもあってか、
全然怖いという感情が湧いてこなかった。

暗く、街灯もないような峠道(といっても、車道ではある)を鼻歌を歌いながら歩いていく。
…30分もしないうちに、後悔し始めた。怖いからではない、単純に疲れたのだ。

ふと、気づくと、100mほど前方に明かりが見える。  車だ。
車が2台、前方に停まっているのだ。これはありがたい!!

私は、手を振りながらその車に近寄って行った。
すると、その車は急ハンドルできびすを返し、足早に走り去って行った…

…私は、はたと気が付いた。伝説というのは、こうやって作られるのだと。
つまり、私を幽霊か何かと勘違いして、車を停めて近づこうとしなかったのだろう。
そして、私が近づいたので、恐れをなして逃げ出したと。…愚かな人間だ。
でもまぁ、丑三つ時にこんな峠の道を普通の人が歩いてるとは思わんだろうなぁ…

車が遠ざかると、再びあたりは暗闇に包まれた。
おそらく、今夜から新しい伝説が語り継がれるであろう。
「あの峠には男の幽霊がいて、車を見つけると襲い掛かってくる」と…。
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