ウミガメのスープ

隠れ鬼

作者: よしろぎ

女は日々逃げていた。もうこんな生活は嫌だ。
ある日思いつく。もっと遠いところに行こう。そうしたら鬼から逃げなくてよくなるのではないか。
作戦は成功だった。

平和だった。遠いところでの生活は順風満帆。怖いことは何もない。
こんな生活がずっと長く続けばいいのに。

《現在の外の様子です。気温は35度を超えています。ネクタイを外している人、日陰に入って信号を待つ人、様々な熱中症対策が見受けられます。》
そんなテレビのニュースを横目に、準備を済ませて、家を出る。

女はふと気づいた。あの日あの時感じた違和感に。
ゆっくり後ろを振り返ってみると
「みぃつけた...」
鬼は不気味に微笑みながらこっちを見つめていた。


逃げ切ったはずだったのに、隠れられたと思ったのに、なぜ見つかったんだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

女は犯罪者ですか?

No!

いいえ

これは、遊びの鬼ですか?

No!

△

その日の気温は重要ですか?

YesNo 何度でもいいと思いますが、暑すぎたり寒すぎるとこういうことが起こりやすいかもしれません...

はい

鬼はストーカーですか?

Yes!ズバリ鬼とはストーカーです!

いいえ

日陰に隠れたのにすぐに太陽の位置が変わって日が射しましたか?

No

はい

「みぃつけた...」と鬼が女に言ったのですか?

Yes...? 鬼が喋りましたが女に聞こえているかどうかはあまり関係ありません

△

見つかったのは女の服装が原因ですか?

YesNo 服装は関係ないです

はい

テレビ中継は重要ですか?

Yes!テレビ中継は重要です!

はい

核心異常気象を伝えるニュースの中継で女が映ってしまい、それをストーカーはたまたま見ていましたか?

Yes!正解です!

★

答え

女はストーカーの被害者だった。日々ストーキング行為に勤しむ輩から逃げ歩いていた。
「もうこんな生活は嫌だ。どこか遠いところへ、誰も私を知らないところへ引っ越そう。」
女は、誰も知っている人が居ないところへ、誰にも教えず、郵便転送もせず 、ただ役所の住所変更のみで遠いところへ引っ越した。

女は安堵した。見事にストーカーをまくことができたのだ。ココには誰も私を知っている人は、私を追いかける人は居ないのだと。
しかし安心できるのも、そう長くは続かなかった。

男は突然消えた女を探すため来る日も来る日も新聞・テレビ・インターネットetcで情報を集め続けた。

ある日テレビをつけた男は神に感謝した。
「おぉ神よ、コレは運命の導きによるものであろうか」
そこには街の雑感映像に映る彼女が居たのだ。
親切なことに、場所のテロップものっているではないか。
「ストーカーを舐めるなよ」
男はテロップの町をインターネットで検索。
なんと便利な世の中なのだろうか。その場に赴くことなく探索ができるサイトがあるのだ。
その名も「GoogleMap ストリートビュー」。
映像に写った建物やなどから撮影場所を特定して近くに引っ越し、女がその場を通る日を待った。

「みぃつけた・・・。もう逃さないからね。」

※要約:男は女の居場所をテレビニュースの街雑感映像で知り、特定した。
※実際にあった事柄のようです。

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