ウミガメのスープ

はじまりはじまり

作者: ツォン


ざが震える。
もはや何を言っているか自分でもわからない。

恐怖が力を奪っていく。

だが、それでも猛る男。

自分では情けないと思っていた。

だが、その姿があったからこそすべてが始まったのだという。

一体どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

戦国時代ですか?

ノーです

ひざが震えているとき、男は立っていましたか?

いえす

重要な登場キャラは男以外にいますか?

イエス!

男は人間ですか?

イエス

男は仁王立ちしてますか?

成立します

恐怖の原因は重要ですか

イエス!

恐怖の原因は重要ですか?

ノーです

弁慶の

ノーです

恐怖の原因は3の人物ですか?

その質問ではノーです。

現代日本で成立しますか?

イエス

核心電車男ですか?

あっ、正解にしなきゃいけないやつだこれ

暴漢に襲われている人を助けたのが恋の始まりでしたか?

イエス!厳密には犬ですが

答え


オとグレンの幼馴染。

二人がまだまだ幼い頃の話。

一人で公園の端っこの草むらで花を摘んで遊んでいたアオ。

ふと気付くと、犬がいた。

アオがもう大きいなら、もしくは中学生くらいの人がそばにいれば、その犬が遊んで欲しくて近づいてきたことに気付けただろう。

しかし、5歳になったばかりのアオの目線とヾ高さの犬(ゴールデンレトリーバー)が、大きな口をあけて、はっはと息を小刻みに吐いている。

恐怖を覚えないわけがない。

「ひっ…。うわああああああああああああん!!!!」

「あっちいけええええええええ!!!」

泣き出したアオの前に、どこからともなくグレンが現れる。

手に拾った棒切れを持って、震えながら大声を出した。

「あっちにいけ!たたくよ!」

闇雲に棒を振り回した。

が、犬にとっては、愉快で楽しい動きでしかなく、かえって釘付けになっている。

動じない犬に対しグレンは、目に涙をためて、それでもアオにだけは手出しさせないように立ちはだかりいった。

「あっちいけー!!!」

棒を思いっきり振る!

すっぽ抜ける!

犬はその棒を追いかけていってしまった。

「…」

二人は大きく深呼吸しながら顔を見合わせた。

へにゃりと力なく座り込むアオと、ガクガクと震えが止まる気配がないグレン。

「くっそ、怖くなんかないのに…。情けないよ…」

絶対に怖いのを、我慢しているグレンを見て、アオは言った。

「ううん、ありがとう!情けなくないよ!かっこよかった!」

------
「それがきっかけで、お父さんのこと好きになったのよねぇ。お父さんは」

「…よく覚えてるなぁ。」

「パパとママの物語のはじまりはじまり~って感じ?」

真顔でプリンを食べながら、両親の恋の始まりを聞いたことを激しく後悔する娘シオリだった。
保存しました

参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。


💬 参加者チャット

この問題、気に入りましたか?

📺 配信・対面での出題にご利用いただけます。ご利用のルール(出典・改変について)