ウミガメのスープ

サンドイッチ奇譚

作者: つう

いらっしゃいませ。「純喫茶ウミガメ」へようこそ。
わたしはここのウエイトレスです。
実は、昨日ちょっと不思議なことがありまして…

とある常連さんが数日ぶりにいらして、いつもの席に腰かけました。ご注文はいつも決まって紅茶とサンドイッチ。
わたしはその方にサンドイッチをお出ししなかったのだけど、その方は満足げにお帰りになりました。

一体どういうことか、わかるかしら?


(出題者注※この問題は「ウミガメのスープ」ですが、皆様の質問には物語の登場人物たる「わたし」が回答いたします。
彼女はすべての事情を知っていますし、答えがYES/NOとなる質問にのみお答えします)

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

【確認】ウエイトレスはサンドイッチと紅茶の注文を受けたのにもかかわらずサンドイッチを出さなかったのですか?

YES 確かに私はサンドイッチを出しませんでした。 ※ミスリード注意

いいえ

サンドイッチを出したとしても常連さんは喜びましたか?

NO きっとがっかりされたと思います!

?

常連さんは一人で来店しましたか?

いつもお一人でいらっしゃいますが、そのことは重要ではないかと…。

はい

紅茶は出しましたか?

YES もちろんお出ししましたよ。

いいえ

「いつもの」と注文しましたか?

NO 毎回きちんと品名で注文してくださいます。

いいえ

1 私以外のウエイトレスがサンドイッチを出し、そのウエイトレスは常連さんの好きな人だったので満足しますか?

NO その時店にいたウエイトレスはわたし1人です。

はい

サンドウィッチ以外の何かを出しましたか?

YES サンドイッチではなくて…

いいえ

常連さんにとってサンドウィッチには特別な意味はありますか?

NO ただお好きなだけのようです。

いいえ

(゚д゚)ゞ いつもので(´・ω・`)      通じた!!(*・ω・*`) ますか?

NO 5に同じくです。

はい

タコスでも成立しましたか?

YES わたしが調べた限り成立します。

いいえ

1より、別の誰かが出しましたか?

NO 6に同じくです。

いいえ

私がお出ししたものは紅茶とサンドウィッチですか?

NO 紅茶は出しましたが… ※ミスリード注意

いいえ

いつに間にかセルフサービスを始めたので食パンを渡しましたか?

NO うちのお店はすべてマスターの手作りです!

いいえ

7より 出したものはパンを使っていますか?

NO 実はパンは使ってないんです…

はい

核心サンドイッチのパン抜きを頼みましたか?

YES まさにその通りです!!

★
はい

常連さんはサンドイッチを注文しましたか?

YES その方は確かに「サンドイッチ」という言葉で注文なさいました。

いいえ

サンドウィッチの具は重要ですか?

NO ちなみにわたしの好きなサンドイッチはマスター手作りのポテサラサンドなのです!

いいえ

いつも残飯をあげていたのですが代わりに仕事を与えたので隣のコンビニへサンドイッチを買いに行けますか?

NO そんなひどいことしませんよう…

いいえ

7より サンドウィッチ伯爵手作りの紅茶を入れましたか?

NO うちにはそんな珍しい紅茶はおいてなくて…

いいえ

マスターが病気になってサンドイッチが出せませんが村一番のお医者さんが帰って来たので安泰ですか?

NO マスターは健康バッチリですよ!今年で御年83歳です。

答え

カランカラン…
閉店も近い午後6時、ドアのベルを鳴らして入ってきたのは常連の老紳士。開店以来から通ってらっしゃるとか。

「いらっしゃいませ。こんばんは」
「こんばんは」

彼はいつも通り窓際の席に腰かけ、いつも通りの注文を口にしました。
「紅茶と、それからサンドイッチを」
かしこまりました、とカウンターに戻ろうとしたその時。
「…と、言いたいところなんだがね」
その老紳士は少し残念そうに再び口を開きました。
彼が言うには、つい先日まで風邪をひいていらしたそう。それでここ数日いらっしゃらなかったのね。
「出歩けるようにはなったんだが、まだ食欲が戻ってないんだ。しかしマスターの味がどうにも恋しくてね。だから、サンドイッチの、パン無しで頼むよ」

サンドイッチの、パン無し…?
わたしは不思議な気分になりながら、カウンターの奥にいるマスターに注文を伝えました。
マスターはちょっと不思議な注文にも動じることなく、サンドイッチの具材だけを綺麗にお皿に盛って渡してくれましたが…
「お待たせいたしました。サ…」
わたしはなんと言ってお出ししたらいいか、困ってしまいました。
だって…

パン無しのサンドイッチは「サンドイッチ」とは言えないんですもの!

ダメダメ、この店には変わったお客様なんてたくさんいらっしゃるのよ。何事にも動じないようにならなくては。
戸惑いをぐっと押しこめて、わたしは老紳士に向き直ってニッコリ微笑みました。
「どうぞ、ごゆっくり」
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