20の扉

ハートブレイク

作者: 牛削り

ゲーム名:ハートブレイク

このゲームには、ハートのAからKのうち、無作為に選んだ10枚を使用する。
この10枚をAに近い方から順に、左から右へ横一列に伏せて並べておく。
プレイヤーは甲と乙の2名。
甲は伏せられたカードを左から、乙は右から、相手に見えないよう1枚ずつ引いていく。
自分の引いたカードを推理材料に、相手が次に引くカードを先に当てたプレイヤーが勝ちとなる。
ただし、当てずっぽうではなく、必ず論理的な根拠を示さねばならない。

さて、甲と乙は互いに1枚ずつカードを手に取った。
すると、すぐさま甲が、乙が次に引くカードはハートのJだと宣言した。
乙が引いてみると、確かに次のカードはハートのJであった。


では問題。
(1)甲が最初に引いたのはどのカードで、
(2)どんな根拠から乙の次のカードを言い当てたのだろうか?


※リスト聞きは禁止とします。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

AからKとは、アルファベットのABCDEFGHIJKの11字を表していますか?

yes! つまり?

核心甲は最初にBを引いた。という事は10枚のカードはBからKで隙間なく並んでいるため乙はKを引いたはずであり、次に引くカードはJであると分かりますか?

ちくしょー!w yesだよyesyes!! 正解だ!

答え

乙が最初に引いたカードは、ハートのKであった。
乙はここから推理する。
使われているのはAからKのうちの10枚。
ということは、除かれているカードは3枚。
伏せられたカードは番号順に並んでいるのだから、一番大きいカードがK。
つまり欠番はAからQの間のどれか3枚……。
となると、甲が最初に引いたカードは、A、2、3、4、のどれか、ということになる。
まだ、次のカードを論理的に指摘できるほどの材料は揃っていないな……。

一方甲が最初に引いたカードは、ハートのBであった。
甲は驚きを顔に出さないよう必死に堪えた。
甲は推理する。
このカードはトランプなんかじゃない。
ハートマークと一緒にアルファベットのAからKの書かれたカードだったんだ。
A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K で11枚。
ここから無作為に10枚選んだということは、除かれたカードはたった1枚ということになる。
そして、自分が最初に引いたのがB……。
つまり、除かれたのは、11枚のうち、Aのカード1枚のみである。
だとすれば、乙が次に選ぶカードは、Kの次のJで間違いないはずだ!

こうして見事勝利し、賞金の馬刺し一年分を手にした甲。


一方、訳がわからないまま敗北を喫した乙のハートはブレイク寸前。
同じくハートブレイクな当問題の出題者と、今夜はいい酒が飲めそうだ。


【解答】
甲が最初に引いたカード=ハートのB
推理根拠=全体で11枚のうち、除かれたカードはAの1枚。よって乙はK→Jという順番でカードを引くはずである。

— タイトルは自虐じゃねーよ!

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