ウミガメのスープ

恥さらしの教授

作者: ツォン


学の講義中、教授が帽子をかぶっている生徒を発見した。

「そこの君、授業中ですし室内ですから、帽子を取ってください。」

マイクで呼びかかける。

「…はい。」

教授は自らの恥を生徒たちに晒した。

一体どういうこと?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

注意された生徒は帽子を被ってましたか?

イエス

参加します

イエス

教授はヅラでしたか?

イエス!何故わかった!?

教授と帽子が被っていましたか?

ノーです

マイクを切り忘れましたか?

ノーです。

彼はマイクではなくマイケルでしたか?

ノーですw

難病は関係ありますか?

イエスです。GJ!

7より 教授はその難病のことを知っていましたか?

イエスノー、失念していました。

核心7より、帽子の生徒は抗がん剤等のため髪が抜け落ちていて、それをからかわれるのが嫌で帽子を被っていたのに、教授に脱げと言われて辛い思いをしますか?

イエス!

核心9がYESなら、「ほら、私もズラだぞ! 君は全然恥ずかしくなんかないぞ!」とフォローしましたか?

お見事!

私は真面目な話なのにネタに走って恥を晒してしまいましたか?

ノーです

答え


女は帽子を取った。

教授は後悔した。

彼女は半年間の休学明けだった。

休学の理由が白血病の治療だったことを失念していたのだ。

「あ、待った…」

遅かった。

彼女はすでに帽子を脱いでいた。

恥ずかしそうに、悔しそうに、涙目になっていた。

教授の記憶にある彼女は、長い黒髪が美しい美少女だった。

しかし今は、薬の副作用による無毛症。

短い髪と地肌がまだらに残った、無残ともいえる頭。

重い空気に包まれる講堂。

教授は俯き、意を決して顔を上げた。

「すまなかった。…改めて、お帰りなさい。辛かったね。私が出来ることは、こんなことしかない。許して欲しいとは言わないが、謝罪の気持ちだけはわかって欲しい。」

突然頭に手を添える。

バサッ、と音を立て、教授の頭から髪が抜け去った。

いや、カツラだ。

「今まで、私でさえ隠してきたんだ。…君のような若い女性が、その見た目にコンプレックスを持たないはずがない。軽率な言葉、申し訳なった。」

深々と頭を下げる教授。

「…もう、大丈夫です。大丈夫です。ですから…カツラを戻してください。」

「し、しかし…」

「日差しが反射して前列の人たちがまぶしそうですよ?」

少女のささやかな反撃は、一瞬の沈黙を呼び、失笑もたらし、そして講堂全てが笑いに包まれた。
保存しました

参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。

💬 参加者チャット

この問題、気に入りましたか?

📺 配信・対面での出題にご利用いただけます。ご利用のルール(出典・改変について)