20の扉

とある船頭の暇つぶし

作者: ノックスR

私が今思い浮かんだ歴史上の偉人は誰でしょう?



〜〜〜

設定
「や。ラテシンの皆。今日はよろしく……え? お前は誰かって? 参ったなあ……まあ、いいや。私は三途の川の川の舟渡しをやっている者だ。しかもただの船頭じゃないんだぜ。この船は現世で偉人と認められた、特別な人だけ乗せるんだ。いわゆるVIP待遇ってやつだな。だが、送られて来る死者は魂だけだから、傍目には誰だか分からん。そこで、君たちに一緒に船に乗って、質問して解いてもらおうと考えたわけさ。ああ、大体20質問くらい経ったら船が向こうに着いちまうと思うから、それ位を目安にしてくれ。いいだろう? ああ、心配いらない。君たちの魂は責任を持って現世へ返す。なかなか出来ない臨死体験だぜ? それじゃ、よろしく頼むよ。私? 私はお喋りしてるさ。じゃ、頑張って〜」

注意
設定は問題文が寂しかったから付け加えたお遊びです。手がかりは一切ありません(強いていうなら故人ということでしょうか?w)
偉人の情報について諸説あるときは調査して最も有名と思われる『定説』で答えます。(全く分かっていない時は、その旨を伝えます)

その他、進行等に関して何か質問がありましたら雑談欄まで

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

フルネームに漢字は含まれますか

Yes!!

いいえ

生年は1146年またはそれ以降ですか?

No!!

はい

その偉人は、日本人ですか?

Yes!!

はい

その偉人は女ですよね?

Yes!!!

はい

その偉人は天皇ではないですね?

Yes!! 天皇ではありません

いいえ

卑弥呼  様でございますか?

No!!

はい

漢字4文字ですか?

Yes!!

?

ノックスさんは、この偉人さんのことが大好きですか?

マジで来たw でも実際にお会いしたい方のうちの一人ですかね〜

はい

核心僕は、小野小町ちゃん!

Yes!!! 正解です! 

★
はい

その偉人は歌人として有名ですか?

Yes!!

?

私は小野妹子が女性だと思い込んで遣隋使の船にこっそり乗り込んで東大寺の大仏を見逃しますか?

いや、実際小野妹子が雑談欄にきたときは笑いましたw

答え

A.小野小町


~~~~
船頭「おおう、そうかい。あんたがあの小野小町か」
小町「その通りでございます、船頭様」
船頭「噂には、絶世の美女とのことじゃないか。できれば顔を拝みたかったが……」
小町「あら、私の顔なんて見ても、つまらないですよ?」
船頭「またまた。美女じゃなかったら美女だったなんて伝承は残らないもんさ。それに、歌の才もある。羨ましいよ。文字通り才色兼備、ってやつだね」
小町「ふふ……ですが船頭さん。才があれど美があれど、私が本当に欲しかった物は結局最期まで手に入りませんでしたわ」
船頭「……へえ」
小町「いいえ、違いますね。正しくは、私自ら手に入れようとはしなかったのです」
船頭「ふうん、それはまたどうして」
小町「怖かったのですよ。……人の心が。どれだけ私が愛しても、彼は実は私を真に愛してはいないのではないか。また、今は愛していてくれてもその内心変わりしてしまうのではないのか、とね」
船頭「なるほどねえ。確かに人間の心ほど、不確かで、曖昧な物はないのかもしれないねえ」
小町「『夢路には足もやすめず通へどもうつつにひとめ見しごとはあらず』*1。こうは思うものの、やはり私は夢でしか……夢だからこそ、彼にも会えたし、彼も私を真に思っていてくれました」
船頭「……うーん」
小町「?」
船頭「あー、『夢路にていかで頼もしありあふをさめぬ夢などあらまじかるを』*2」
小町「え?」
船頭「いや、あんたに倣ってちょっと今作ってみたんよ。どうだい?」
小町「……10点ですね」
船頭「お、満点かい?」
小町「100点満点です」
船頭「ありゃ、手厳しい」
小町「でも……ふふっ」
船頭「?」
小町「いえ……私、たまにしつこい殿方には難題を出して諦めさせていたのですが」
船頭「ひどいことするねえ。ああそういや、かぐや姫のモデルという説もあったのか」
小町「ですが、真に難題に悩まされていたのは、私だったのだなと思いまして」
小町「今更ながらに、悔やまれます」
船頭「……いや、ここで気付けただけまだあんたは賢くて、幸せもんだ」
小町「そう、ですか……」
船頭「そうさ。私は確信を持ったね。あんたは立派な人だった。……おっと、さあ、到着だ。悔やむってのは心に毎と書くくらい、人間はいつもするもんだが、せめてこん時くらいは胸はって逝きな」

小町「はい。……船頭さん、そして皆さん、ありがとうございました」


補注
*1:最初の和歌は小野小町の和歌です。意訳としては「夢の中でいつも貴方の元へ通いますが、夢の中でいくらお会いしても現実で見るあなたにはかないません」
*2:二つ目は辞書片手に自作してみました( ・ ̫ ・)
品詞分解してみても面白いかもしれませんw
一応意訳は「夢の中でどうして愛しいその方に会うのを楽しみにするのでしょうか。覚めない夢などないでしょうに」(意訳というより、こういうつもりで作りましたw)


ちなみに……例の三人(小野小町、清少納言、紫式部)の中では小町だけ古今和歌集に入っており(時代の為)、六歌仙の一人でした。
また、世界三大美女に入ってると言いますがそれはどうやら日本だけで……

— 久々に「スープ作成秘話」にて作成秘話を書かせて頂きました。ルームキー「舞台裏」

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