理由
生きている理由なんて、そんなのわかりきっています」
意趣を確かめることに精一杯だった。
朔の夜の今日は、星明りがうっすら辺りを照らすだけで、ほぼ暗中模索状態のなか、湖をボートで漕ぐ。
目的のポイントまでたどり着き、湖に目を凝らす。
私は、全てを理解して泣いた。
一体何故?
*2種のお題ったーより抽出
ツォンへのお題は『生きている理由なんて、そんな』です。 http://shindanmaker.com/392860
ひじりは「さく」「こぐ」「いしゅ」の3つを使って、三題噺を作ってください。 #三題噺 http://shindanmaker.com/519671
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
湖の中に何かが見えましたか?
ノーです
問題文最初の台詞を言ったのは、私ですか?
ノーです。
(辞書を引いたら複数の意味があったのですけれど)問題文の意趣は、人を恨む気持ちのことですか?
ノーです、意向とか意図という程度の意味で使っていました(辞書で言う2以外の意味を知らなかった((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)
湖に目を凝らし、自分の顔を見ましたか?
ノーです。
自分の悲壮な表情を見て、今後自分は生きていく理由を見つけることはできないのだろうと理解し泣きましたか?
ノーです
満月の夜でも成り立ちますますか?
イエスですが、成立しにくくなります。
私と最初のセリフの人以外に重要人物はいますか?
ノーです。
1より。湖の中に、探していたものが見当たらなかったので泣きましたか?
ノーです。中って言いましたっけ?
最初の台詞を言った人物は、今も元気に生きていますか?
イエス
海でボートを漕いでいても成り立ちますか?
ノーです
最初のセリフは、私に向けられた言葉ですか?
イエス!
食べられるために生きてますか?(゚д゚)
のーですね~w
湖に星空が映ってきれいですか?
ノーです
探しているのは生物ですか?
イエス!
湖に何か浮いてるはずでしたか?
ミスリード注意でイエス!
私は、問題文最初の台詞を言った人が、その台詞を言った意図を確かめようとしましたか?
イエス?どういう意味か、確かめに行きました。
最初の台詞を言ったのは、人間ですか?
イエスです。
14より。最初の台詞を言ったキャラを探しに行きましたか?
ノーですね。
ネッシーを探してましたか?
ノーです。
私は感動して泣きましたか?
イエス!
15より 浮いている死体を探しましたか?
ノーです
14、15より、何か泳いでるはずでしたか?
ノーです。
私は死にましたか?
ノーです。
最初のセリフの人は死にますか?
ノーです。
生きている理由が見つからないため泣きましたか?
ノーですね。
私と、最初の台詞の人以外に、登場人物はいますか?
ノー、人間は「私」と「セリフの人」のみです。
14、15より。私は、14の生物が、湖に浮かんでいるのを探していましたか?
イエス!湖に「浮かんで」います
生きている理由は重要ですか?
イエス、それが重要です。
26、27より。私が探しているのは、水生生物ですか?
ノーです。水辺に生息しますが水の中ではありません。
湖の上の空中に浮いていますか?
イエス!
アメンボですか?
ノーですね
ホタルに感動した……ますか?
イエス…ですが、泣くほど感動したのには理由があります。
蛍が求愛のために光ってる→人は恋をするために生まれて来るんだ!という意味だったのかと理解したので、感動しましたか?
ノーです
私は、台詞の人に対して好意を抱いていますか?
重要ではありません
ホタルの光が何かの形に見えましたか?
ノー、オリオン座には見えませんでしたよw
蛍の命が短いのは重要ですか?
ノーですね
核心いなくなったホタルが戻ってきて感動していますか?
37、38あわせ技FA!
核心蛍が綺麗な水を好むのは重要ですか?
37、38あわせ技FA!
ホタルの数は関係しますか?
ノー、さほど重要ではありません。
答え
の近隣に建てられた工場からの排水で、水質の悪化が確認された。
それにより、この湖全域に生息していたホタルたちがほぼ死滅してしまった。
その工場は違法な排水を出していたことから、たったの2年で操業停止になった。
しかし、水を汚すことはあっという間でも、汚れてしまった水をきれいにすることは困難を極める。
私はその湖を再生すべく、水の浄化プロジェクトを立ち上げた。
少しずつ、浄化は進んでいった。
しかし、2年間垂れ流された汚水は、この湖からホタルを根こそぎ奪っていった。
魚はある程度かえってきた。
しかし、5年を過ぎてもホタルだけは帰ってこなかった。
私は考えていた。
ホタルが帰ってこなくては、本当に水が綺麗になったとはいえない、と。
更に5年が過ぎた。
ある日、助手を務める女性が深夜、私の事務所に訪れた。
「先生!ナツキ先生!あ、良かった、まだいらしたんですね!」
「マツリ君か。うん、ちょっと書類の整理をね。どうしたの?こんな時間に。」
「み、見たんです!私、見たの!」
「何を?」
「ホタル、い、生きたホタルを!」
「へぇ、どこで見たんだい?」
「工場跡の、公園からです!」
「…えっ、ま、まさか、どうして!?」
「生きている理由なんて、そんなのわかりきっています!」
彼女はそう叫ぶと、私をそのまま車に乗せて現場へ連れて行った。
確かに、星明りとは違う、何かがゆらゆらと浮かんでいるように見える。
「そこにゴムボートを用意してあります。近くまで行ってみてください。」
私は促されるまま、ボートに乗り、闇夜の中光の方へゆっくりと近付いていく。
あの、柔らかな光。
「間違いない、ゲンジボタルだ…」
私は全てを理解した。
ホタルが、かえって来た。
水が蘇った!
なんと言ったのか自分でも覚えていない。
ただ、喜びと、達成感が込み上げた。
ボートに仰向けに倒れこみ、笑いながら泣いた。
遠くから、私を呼ぶ声が聞こえた。
さあ、改めてこれから、忙しくなるぞ。
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