男は今自宅で、母親宛に一枚の手紙を書いていた。
『親愛なる母へ。お元気ですか?僕は〜〜(どうたらこうたら)』
最後に文法のねじれ・宛先ミスなどが無いか確認。
「よし、書き終えたぜ!」
しかし男は郵便局へ行かず、一字一句丁寧に書いたその手紙を自宅の庭で燃やしてしまった。
一体なぜ?
【ウミガメ】【闇スープ】

男は母親にその手紙を見せましたか?

NO

母親は生きてますか?

NO!! 瞬殺の予感 [良い質問]

手紙の内容を電話で伝えましたか?

NO それは出来ません

死んだ母への手紙をお焚き上げしましたか?

正解とさせていただきます! やはり簡単でしたね! [正解]

天国に向けて書きましたか?

こちらも正解とさせていただきます! [正解]
親愛なる母へ。
お元気ですか?
僕は元気で毎日を過ごしています。
母さんが病気で亡くなってから1年が経ちます。
そして今日こんな手紙を書いたのは他でもありません。
母さんに『ありがとう』の気持ちを伝えるためです。
母さんには感謝でいっぱいです。
確か僕が8歳の時だったかな。
僕が母さんと公園に来た時、転んで膝を擦りむいて大泣きしたことを覚えています。
そんな僕を母さんは、怪我の処置をしてから優しく抱いてくれました。
母さんの「大丈夫大丈夫!痛いの痛いの、飛んでけ〜!」っていう言葉がどんなに嬉しかったか。
それだけじゃない。
母親一人で僕を育ててくれたこと。
美味しいご飯を毎日作ってくれたこと。
僕を色んな所に連れてってくれたこと。
次々挙げればキリが無いくらい、たくさんのことを母さんはしてくれました。
母さん、ずっと僕を愛してくれててありがとう。
僕はあなたのことが大好きでした。
今までありがとう。
本当にありがとう。
拙い文章だけど、僕の気持ちが伝わることを信じて、この辺で締めとさせていただきます。
それでは。
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「よし、書き終えたぜ!」
男は他の人が見たら悶えるような手紙を自宅の庭で燃やした。
そう、天国にいる母親に届けるために。
「母さん今頃読んでてくれてるかなぁ…」
上を見上げながら男は呟く。
煙が空へ空へと昇って行く様子は、まるであの日の火葬のようだった。