トータス氏は注文していたコーヒーを店員が運んでくるなり、店員に聞いた。
「おい、これがウミガメのコーヒーか?」
「ええ、そうです。」
と店員が返すと、
「そうか」と言ってそれを飲んだ。
これがきっかけで彼は自身の役職を辞さざるを得なかった。一体なぜ?
【ウミガメ】【闇スープ】

ウミガメは重要ですか?

YES!重要です! [良い質問]

トータス氏は、ウミガメを食べることを禁止されている立場でしたか?

YESNO?禁止はされないでしょうが、当然非難を受ける立場でした [良い質問]

トータス氏の仕事は生物保護に関するものですか?

YES!もうまとめちゃってもいいですね… [良い質問]

ウミガメを保護する仕事のトータス氏はウミガメを口にしてしまった責任を取り辞職した?

正解です!簡単すぎましたかね… [正解]

3より。生物保護の仕事をしていながら保護対象の生き物であるウミガメを食べるなんて何事だーっ!?と世間が騒ぎ立てたせいで、辞任する羽目になりましたか?

実際は食べていないですがもっとひどいことなのでした… [正解]
トータス氏と彼の部下はウミガメの産卵場所として有名であり、かつ、ウミガメの密漁が行われ個体数の激減が報告されているとある国の海岸に視察にやってきた。
彼らのNGOは絶滅危惧種であるウミガメを守ることに力を注いでいる団体であったため、ウミガメが乱獲され個体数が激減している惨状に心を痛めた。
そうして彼らの視察がおおむね終わったころ、偶然目に付いたカフェに部下共共入ることにした。トータス氏がメニューをのぞいたところ、アメリカン、ブルマン、モカ…という定番のコーヒーに並んで、『ウミガメのコーヒー』というものに目をつけた。長らくコーヒー党でありとあらゆる種類のコーヒーを飲んできたトータス氏は見聞いたこともないコーヒーに興味が湧き、迷うことなくそれを注文した。
しかし、店員が注文されたコーヒーを運んできたのはいいものの、部下の注文したコーヒーと一緒に運ばれて来たので、トータス氏にはどれがウミガメなのかが分からない。すかさず店員に聞いた。
「おい、これがウミガメのコーヒーか?」
「ええ、そうです。」
と店員が返すと、
「そうか!」と言って自分の注文したウミガメを飲んだ。
それはなんともいえぬ酸味と控えめでもしっかりとある苦味、それはどこのコーヒーにもない、独特でこの上ない深みを感じる珠玉の一杯だった。トータス氏は深く感動し、また視察に来た時にはこれを飲みにいこうと考えるようになった。
しかし、視察から帰って数週間後、世界中に衝撃のニュースが走った。その視察に行った海岸のカフェが絶滅危惧種保護条例違反として摘発されたのだった!
じつは、その店で出された『ウミガメのコーヒー』なる商品は、コーヒーの実をウミガメに食べさせて腸内で発酵させた状態のものを焙煎したコーヒーであり、所謂、高級コーヒーコピ・アルクのウミガメ版なのであるが、野生の動物に食わせるのと違って彼らは無理やり捕獲したウミガメにコーヒーの実を食わせ、消化してきたところを狙って腹を裂いてその実をとりだす、という製法で作っていたのだった!!
そのニュースのショックはトータス氏の団体にも伝わる。そのうち視察に行った団体員の内部告発により、その店でウミガメのコーヒーを飲んだもののバッシングが行われた。当然、トータス氏もそれを飲んだ一員として名前が挙げられ、立場のなくなったトータス氏は、NGO団体の副会長を辞任したのだった。