ウミガメのスープ

それでも勝てない

作者: 黒井由紀

次々と宿題をこなして終わらせた。
だけどそこに達成感は無く、モヤモヤとした気持ちしかなかった。
どういうことだろう?

※この問題は、シャルロッテさんの「やっぱり勝てない」のオマージュです。
 遅くなりましたが、シャルロッテさん、一周年おめでとうございます!

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

終わらせたのは自分の宿題ですか?

YES.

はい

語り手は学生ですか?

YES.

いいえ

モヤモヤの原因は宿題の内容にありますか?

NO.

語り手は小学生ですか?

関係ありません。

いいえ

宿題はきちんと提出しましたか?

NO. 問題文の段階では、まだ宿題は提出されていません。

はい

宿題とはつまり、学校で出された宿題という意味ですか?

YES.

はい

他に重要なキャラはいますか?

YES! 主人公の好きな人とモブがいます!

いいえ

登場人物は語り手だけですか?

NO! 詳しくは7をご覧ください

いいえ

答を写しただけですか?

NO.

はい

次の日に、語り手にとって嫌なことがありますか?

YES. 嫌なこと、とまで感じるかはともかく、あまり嬉しくないことが起きました。

いいえ

モヤモヤは好きな人に対してですか?

NO. 好きな人に対して、悪感情を抱いたわけではありません。

いいえ

語り手は宿題をする前からモヤモヤしていましたか?

NO.

はい

語り手は一人で宿題をしていましたか?

YES.

いいえ

宿題の具体的な特定は、必要ですか?

NO.

語り手は女性ですか?

解説ではYES. ただし、男性であっても成立します。

いいえ

語り手の好きな人がみんなにばれましたか?

NO.

はい

語り手の好きな相手は、クラスメイトですか?

YES! 

モヤモヤは宿題に対してですか?

ある意味YES! ただし、3より、宿題の中身は一切関係しません。

いいえ

好きな人は宿題をしていませんでしたか?

NO! 宿題を片付けていました。

宿題の答は合っていましたか?

関係ありません。

いいえ

グループで分担して終わらせるタイプの宿題でしたか?

NO. ですが、ある意味良い線行っています!

好きな人は健康ですか?

関係ありません。

好きな人と一緒に宿題するはずでしたか?

“はず”だとNO. ただ、主人公にもそのチャンスは……

はい

核心次の日、好きな人が他の人に宿題を教えてあげていたので、語り手も、自分も宿題しなければ教えてもらえたのにと後悔しましたか?

YES! せいかいです!

いいえ

語り手は、好きな人と一緒に宿題をしていますか?

NO.

いいえ

好きな人と一緒に宿題をしているのに、ちっとも会話が弾みませんか?

NO.

いいえ

好きな人がばれたくなくて好きな人からの誘いを断り、ましたか?

NO.

モヤモヤは、好きな人を誰かに取られちゃうんじゃないか?という焦燥ですか?

それでも成立しますね。解説では、「自分も宿題をしていなければ好きな人に教えて貰えたのに!」ですが。

答え

自慢ではないが、私は頭がいい。テストだって、一番最初に解き終わって一番いい点数を取るし、夏休みの宿題だって、日記以外は初日に終わらせる。引っ込み思案な分、勉強だけは頑張ってきたのだ。
……でも。恋愛ばかりは、テストや宿題の様にはいかない。私の大好きなあの人は、カメコに夢中なのだから。カメコは、私とは正反対で明るく社交的でおしゃれだけど、テストの点数はいつも赤点で、宿題なんてやって来たためしがない。
今は長期休暇真っ最中。留守番中に掛かってきた電話を取ると、あの人の声がした。
「カメコ達も誘って、勉強会をしない? 宿題、全部終わっているから、分からない所があれば教えるよ」
「あ、いえ、私の宿題はもう終わってるから、気にしなくていいです」
私は、そう言ってぞんざいに受話器を置いてしまった。宿題を全て終わらせてしまったことに対する後悔をくすぶらせながら。

~~~おまけ~~~
「そっちの飾りを壁に付けて。ああ、ケーキはクロスの掛けられたテーブルに載せて。よし、こんなもんだな。電話を掛けてくる」
僕は廊下の電話の受話器を取り、プッシュボタンを押した。僕は偽の口実で彼女を誘う。
「カメコ達も誘って、勉強会をしない? 宿題、全部終わっているから、分からない所があれば教えるよ」
「あ、いえ、私の宿題はもう終わってるから、気にしなくていいです」
彼女はそう言ってぞんざいに電話を切ってしまった。
どうやら僕は口実選びに失敗してしまったようだった。
ほんの少し時間をおいて、僕は彼女に電話をかける。パーティーのことはまだ秘密にしたまま、自分でも教えられない所が出てきたから助けて欲しいと言ったら、彼女の返答する声は弾んでいた。

ピンポーン
ドアの開く音と共に、僕達はこう叫んだ。
「シャルロッテさん、一周年おめでとうございます!」
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