ウミガメのスープ

【ご中断、誠に遺憾に存じます】

作者: ノックスR

女はある人物に水平思考問題を出した。

『私はブラウン氏を引っ越しさせたがっている。
心から安らげる居場所を見つけたからだ。
だがその居場所をブラウン氏が受け入れてくれるのかどうか、私にはまだわからない。

状況を推理してください。』

ある人物は幾つか質問をし、
状況を把握した。


そして今度は、ある人物の方から女に水平思考問題を出した。

『居場所はブラウン氏と、何よりも【私】を歓迎した。

状況を推理してください。』

女はひとつだけ質問をした。

『それは本当ですか?』

ある人物はYESと答え、

中途半端だが何故かそこで女とある人物の水平思考問題のやり取りは終わった。



全容を推理してください。


(この問題はのりっこ。さんの【中断された水平思考】http://sui-hei.net/mondai/show/6539をオマージュさせて頂きました。のりっこ。さん、二周年おめでとうございます!)

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

ある人物とはブラウン氏ですか?

No!! 違います! 名前付けますか?w

いいえ

死人はでますか?

No!! まあ、出てもいいのですが考えなくていいです!

『それは本当ですか?』 ある人物はYESと答え←Noなら中断されませんか?

もしかしたらYes? でも、Noと答えることはないかもです

はい

二人が話している問題内容は、実話ですか?

Yes!!*ミスリード注意!

はい

ブラウン氏は実在の人物ですか?

Yes

1、ではジャスティンで!

ジャスティンに決まりましたw

いいえ

ある人物は占い師的な人ですか?

No!!

やりとりが終わったあと、二人がまた会うことはありますか?

YesNo もしかしたらないかもしれませんがどちらでもいいです

はい

ブラウン氏は人間ですか?

Yes!!

いいえ

女とある人物は、恋愛関係にありますか?

No!!

いいえ

ジャスティンと女は日頃から水平思考問題を出しあっていますか?

No!! ただし、ジャスティンは水平思考問題好きという設定です

いいえ

ジャスティンは、ブラウンという子持ちの女のプロポーズを受け、ジャスティンと女は再婚しましたか?

No!!

いいえ

「引っ越し」は、いわゆる普通の居住場所の変更ですか?

No!!! 普通ではないです!

原作より、これは告白のシーンですか?

YesNo!! ある意味告白ともとれますが、おそらく皆様が思っているようなものではないですw

はい

女がブラウン氏を引っ越しさせたがっている場所とは、ジャスティンさんに関係のある場所ですか?

Yes!!! *ミスリード注意!

女とジャスティンの問題中の私とは女のことですか?

YesNo!! どっちかの「私」は……

はい

確認。女が言った問題文に対する返事として、ジャスティンは自分の問題を口にしましたか?

Yes!!!

はい

【私】とはジャスティンさんですか?

Yes!!

はい

二人の職業は重要ですか?

Yes!!!

いいえ

ジャスティンさんは、ホテルなどの宿泊施設の関係者で、女は宿泊が可能かの確認をしており、ジャスティンはOKの返事をしていますか?

No!!

いいえ

あるいはジャスティンは不動産関係者で(あとは20とほぼ以下同文)ですか?

No!!

いいえ

病院は関係しますか?

No!!

はい

女はジャスティンさんにYESと答えられた時喜怒哀楽のような感情が生まれましたか?

Yes? どうでしょう……解りませぬ

はい

犯罪は関係しますか?

Yes!!!

はい

引っ越しによってブラウン氏は物理的に移動しましたか?

Yes!!引っ越しすることになれば、移動するでしょう。ただし…

いいえ

ブラウン氏と私には、血縁関係がありますか?

No!!

はい

犯罪ますか?

Yes!!!

はい

ブラウン氏は引っ越しましたか?

Yes!!! そうなるでしょう! しかし、正しく表現するなら、引っ越しと言うより…

いいえ

女は、ブラウン氏を刑務所に入れようと思っていると相談していて、警察関係者のジャスティンがそれを肯定していますか?

No!! ただし、三分の一あってます!

いいえ

ジャスティンさんは女をかばおうとしてますか?

No!!

はい

ブラウン氏とジャスティンは互いに知っていますか?

Yes!! 重要です!

この問題は中断しないですよね??

迷宮入り怖い((((;゚Д゚)))))))

はい

29確認。ブラウン氏が犯罪者ですか?

Yes!!! 犯罪者です! ただし…

いいえ

女はブラウン氏の殺害を計画してますか?(心安らげる場所=あの世?)

No!!

はい

ジャスティンさんとブラウン氏は何らかの犯罪の共犯ですか?

Yes!!! Gj!! さあ、どういうことでしょう?

いいえ

高跳びの相談ますか?

No!!

女とジャスティン(もう呼び捨てでいいや)が互いに水平思考問題を出した場所は重要ですか?

ある程度はYes!! 特定は難しいかもしれませんが

はい

35より。犯罪の種類、特定必要ですか?

Yes!! 最低でも大まかな特定は必要かもしれません

はい

ジャスティンの問題よりジャスティンはブラウン氏と共に行動すると言ってますか?

Yes!! その意味も含まれていますが、最も大きいのは……

いいえ

女は口封じで殺されますか?

No!!

はい

その犯罪は、人の命に関わる犯罪ですか?

Yes!!

その犯罪は、金品に関わる犯罪ですか?

ある意味 Yes?

いいえ

女も共犯ですか?

No!! ありえません!

41より。殺人ですか?

YesNo!! それも含まれますが、それより更に重い罪です(今回、未遂ですが、それでも重いでしょう)

いいえ

相談&29からジャスティンは捕まるつもりはないですか?

No!!! この問題文で……

はい

女とジャスティンの問題に出てくる居場所は同じ場所をさしてますか?

Yes!!

はい

ヒントより女が心から安らげる場所ですか

Yes!!! ミスリード注意!

いいえ

女は強盗殺人未遂の被害者でジャスティンは自首することで共犯であるブラウン氏も逮捕され、女が安全に暮らせるようになりますか?

No!! ただし惜しい! 強盗よりももっと重い罪です! あともうちょっと、細かい所をつめてみてください!

はい

45より。ジャスティンが口にした問題は、逮捕されることを受け入れたの意味ですか?

Yes!!! 観念しました。まとめてください!

はい

テロ未遂ですか?

Yes!!! それでも成り立ちます! 解説ではクーデター未遂です。まとめてください!

はい

核心女は警察関係者で、最初の質問でブラウン氏とジャスティンを刑務者に入れたいことをアピール、それに対してジャスティンは、私(ジャスティン)とブラウンはそれをきっと歓迎するとお返事しましたか?

Yes!!! これでも一応成り立つと思うので正解とします! あとは解説のお楽しみということでw

いいえ

水平思考問題を通してジャスティンはブラウンも捕まったことを知り、観念したですか?

No!! まだこの段階では捕まってないです! すぐ捕まると思いますが

いいえ

女は大量殺人未遂の容疑でブラウン氏を逮捕or特定したが犯罪を立証するだけの証拠も証言もなく難航していた。また同時にジャスティンも間接的とはいえ犯罪に加担していたため良心の叱責に苛まれていた。ところが女はジャスティンが犯罪に加担していたことを突き止め、ジャスティンが自首すればブラウン氏の容疑も固まることもあきらかになった。そこで女は水平思考問題を通してジャスティンと交渉して自首させようとした。ジャスティンはこれ幸いと自首に応じ、ブラウン氏の犯罪を立証することになりましたか?

No!! ただし、かすってます!

はい

ジャスティンはクーデターに失敗したためどうあがいても自分にもブラウン氏にも希望はないと判断して御用となりましたか?

Yes!!

答え

これは、とある時代の、とある国の、とある王女の話。
「お呼びでございますか? シャロル王女」
私はこの国の王女の側近として長年仕えてきた。そして今日、突然その王女から呼び出されたのであった。

「ジャスティン。あなたには本当に感謝しているわ。幼い頃から仕えてくれて、いろいろなことも教えてくれたし、あの妹の面倒も見てくれて……」
「いえ、そんな……王女はもとより聡明でしたので、私も随分と楽をさせて頂き、こちらこそ感謝してもし尽くしませぬ」
「いいえ? あなたがいなければ、今の私がいなかったと言っても過言ではないわ」
「もったいなきお言葉」

「それでね、今日は今までの感謝の気持ちも含めて、あなたに出題したいの」

「は? 出題……といいますと」
「ほら。昔あなたがよく出題してくれた。ウミガメのスープ。それを私もあなたのために創ってみたのよ」
「おおう、そうなのですか!」

「ええ。それをあなたに出題してもいいかしら?」
「もちろんですとも。必ずや解いてごらんにいれましょう」

「ふふっ、期待してるわ♪ じゃあ……
『私はブラウン氏を引っ越しさせたがっている。
心から安らげる居場所を見つけたからだ。
だがその居場所がブラウン氏を受け入れてくれるのかどうか、私にはまだわからない。

状況を推理してください。』」

そのとき、私は心臓が飛び上がる思いであった。ブラウン……なぜその名が……いや、慌てるな。そんなの、よくある名前じゃないか。

「ふむ……ええと……その。犯罪は関係ありますかな?」
「Yes」
「居場所、の特定は必要ですかな?」
「まあYes」
「心から安らげる居場所とは、問題文の『私』が心から安らげる居場所、ということですか……?」
「Yes」

Yes。

その言葉を聞く度に、心臓の鼓動は早くなり、気づけば汗も滴り落ちていた。
ブラウン。それは私が計画を始めた、クーデターの主軸の一人の名前であった。
クーデターといっても、まだまだ計画したばかりでとても決起など起こせる状態ではない。
「それにしても……さすがね」

物凄い早さで働いていた思考が、彼女の言葉によって、断ち切られる。私は不意に、彼女の座る王座を見上げた。

「わずか数問で、ここまで謎の中心に攻め込むなんてね。ああ、すぐに解かれてしまいそうだわ。この感じ、そうね。まるで、この王宮を攻め込まれているみたい」

その時の彼女の目。
その目は全てを──私の心までをも見透かして。それでいてそれをこねくりまわして愉しんでいる──そう、まるでどこか無邪気な子供のように見えた。それが、たまらなく恐ろしい。

そうだ。私がクーデターを目論んだのは、彼女のこの目だ。この目が、怖かったのだ。
あまりに聡明であると、周りから嫌われる。だが、それを超えると、恐れを抱くものなのか。

ああ、敵わんな……

「王女。僭越ながら、私もお一つ問題を出題させて頂きます。──『居場所はブラウン氏と、何よりも【私】を歓迎した。

状況を推理してください。』」

彼女は、それを聞いて、ゆっくりと、口を開いた。
「それは本当ですか?」
「Yes」

私がそう言うと、彼女は小さく右手を上げて、その場で兵士に取り押さえられてしまった。
そして、問題文の居場所の答……監獄へと向かった。


〜〜〜〜

ジャスティンが連れて行かれるのを見送った後。私は一つ溜め息をついた。
「お疲れ、お姉ちゃん」
「あら、あなた……いつの間にいたの。あまり勝手な真似しちゃダメよ」
「はーい。それよりさあ。ジャスティンおじちゃん、捕まっちゃったねえ」
「残念だわ。気の許せる数少ない相手だったのに」
「えー、じゃあ許しちゃう?」
ふふっと笑って、我が妹はそう言った。

「──昔から言うでしょ?」
私は溜め息を一つついた後、笑みをこぼして続けた。

「罪には罰(×)って」




補足解説
(シャロルが)心から安らげる(ブラウン達の)場所=監獄、もしくは断頭台
つまり、シャロルの問題の意味は
「お前のやってること、全てお見通しだから。ブラウンが監獄を受け入れるかどうかは知らんけど」
で、それを察したジャスティンは観念して
「(私たちが監獄を受け入れようが受け入れまいが)監獄は私たちのことを歓迎しているのでしょう」
というある種の皮肉も込めた問題で観念したことを示した。


本当にタチが悪いw

— のりっこ。さん、二周年、おめでとうございます!

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