ウミガメのスープ

月満ちるとき欠けるとき

作者: 天童 魔子

光る竹から生まれたかぐや姫はすくすく成長して美しい女性になりました。

多くの男性から求婚されましたがかぐや姫は全てお断りしました。

そのなかで人一倍熱心な帝が何としても結婚しようとしましたが

ある月夜の晩、帝は結婚を諦めました。

一体なぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

核心かぐや姫は存命ですか?

no! 死んでしまいました!

答え

かぐや姫の成長スピードが普通の人よりも尋常じゃないほど早かったのです。


生まれたばかりのかぐや姫はわずか三日で美しい女性にまで成長し


その後も日に日に美しくなっていきました。


かぐや姫には分かっていました。


自分に残された時間が少ないこと。


それならばせめて唯一の家族のおじいさんとおばあさんと限られた時間を過ごしたいと望んでいました。


多くの男性から求婚されていたかぐや姫ですが肌がたるみシワが増え腰が曲がり白髪だらけになっていきました。


それでもただ一人。


帝だけはひたすらにかぐや姫に求婚し続けました。


日に日に老いていく姿を見ても彼の想いは変わることなく


残された時間を共に過ごそうと何度も何度も訴え続けました。


しかしその頃には耳が遠くなり目もほとんど開かない状態でした。


それでも帝は熱心に自分の気持ちを来る日も来る日も訴え続けました。


しかしそれも虚しくかぐや姫は老死してしまいました。


享年2週間。月の綺麗な晩でした。




帝は嘆き悲しんでかぐや姫の遺体を富士山の山頂で火葬しました。
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