ウミガメのスープ

二人の距離

作者: 牛削り

「ミツル君のこと、大好きだよ」

メグミは口元を綻ばせて言った。

ミツルはそれを聞いてたまらなく嬉しくなった。
メグミを抱きしめたいと思った。

でも、彼女に触れもせず、返事すらもしなかった。

何故だろう。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

ミツルとメグミは同じ場所にいますか?

yes!

はい

ミツルとメグミは三次元の人間ですか?

yes!

メグミはミツルと会話をしていますか?

yesno

いいえ

メグミとミツル以外に重要キャラはいますか?

no!

はい

ミツルは話せますか?

yes!

2人は直接会話していますか?

直接→yes!  会話→yesno……

2人の関係は重要ですか?

yesno 恋人同士としますが、それ以外でも成り立ちます。

いいえ

何かの台詞を言っていますか?

no!

はい

ミツルは健康ですか?

yes!

いいえ

メグミは話せますか?

no! ※ミスリード注意

はい

実際に触れることはできましたか?

yes! でもしませんでした。

いいえ

非現実要素がありますか?

no!

はい

ミツルはメグミに触れようと思えば触れられますか?

yes!

いいえ

手話は関係ありますか?

no!

いいえ

2人のいる場所は重要ますか?

no!

いいえ

もし触れた場合には危険がありますか?

no!

いいえ

ミツルは自分の服にGがくっついていたことに気付き泣く泣く抱きつくのを諦めましたか?

no! w

いいえ

道具は使用しますか?

no!

はい

1行目の台詞はメグミの本心ですか?

yes!!

いいえ

メグミはミツルの態度に傷つきましたか?

no!

いいえ

舞台は病院ですか?

no!

いいえ

ミツルは人前で返事をすると困る立場だったので返事をしませんでしたか?

no!

いいえ

2人の間に距離はありましたか?

no! 長い距離はありません。

いいえ

メグミが『口元を綻ばせ』たのは重要ですか?

no!

はい

メグミは生きてますか?

yes!

いいえ

10より メグミは外国人ですか?

no!

はい

1行目の台詞は声に出して言いましたか?

yes!

いいえ

2人がいる場所の特定は重要ですか?

no!

はい

メグミは普段ならば話せますか?

yes!

いいえ

2人は役者ですか?

no!

核心メグミの寝言ますか?

yeeees!!!!!

はい

核心気持ち良さそうに寝ていたので起こしちゃかわいそうですか?

yes!! 完全正解です!

むしろ、このまま放っておいたら普段は聞けない愛の言葉が聞ける。つまり、メグミはツンデレですか?

おお! ツンデレまで当ててくれるとは!

ピュアなミツルは女子に話しかけられない、触れるなんてもってのほかですか?

うーん、雰囲気的にはほぼ正解!

答え

初めての恋人との初デート。17歳の夏だった。

ミツルはこの日のために、何度もスキニーランドで下見をし、話のネタを何十個も用意した。
苦手な服のコーディネートも、友人にアドバイスをもらいながら頑張った。
それなのに、待ち合わせ場所でメグミを見た途端、頭が真っ白になった。
格好悪いところをいくつも見せたし、話が続かず沈黙してしまう場面も多々あった。

帰りの電車でも話が弾まず、いつの間にかメグミは眠ってしまった。
向かいの席で、ミツルは一人ため息をついた。
今日一日の愚考が思い出され、自分の頭を殴りたくなる。
こんなはずじゃなかったって、叫びだしてしまいそうだ。

振られるかもしれないな、と思った。

恋も愛も知らないまま、「好き」という感情が処理できなくなって、告白した。
彼女もきっと、恋も愛も知らないままに、それを承諾した。
多分今日、彼女にはわかってしまっただろう。あれは間違いだったって。

自分も眠ってしまえたらと、ミツルはうつむき目を閉じた。

その時だった。


「……次は何に乗ろうかな~」

メグミの声だった。

ミツルは顔を上げた。
メグミは相変わらずすやすや眠っている。
夕日が彼女のワンピースを染めていた。

「……チュロス食べたかったんだ。ありがとう」

寝言だった。メグミは今日のことを夢に見ているのだ。

次は何に乗ろうかと聞いても、彼女は無反応だった。
チュロスを買ってきてあげたときも、あまり嬉しそうにはしていなかった。

違った。
彼女も緊張していたのだ。
自分と同じように、感情をうまく出せなかっただけなのだ。

メグミは眠ったまま、ちょっとはにかんだ。

「ミツル君のこと、大好きだよ」

ミツルはそれを聞いて、たまらなく嬉しくなった。

「俺もだよ。俺も君のこと、大好きだよ」

そう声に出したかった。抱きしめたくなった。
すんでのところで、彼は自分を制した。

まだ、お互い何も知らない若者だ。
それはもっと、二人が大人になってからでも遅くない。

今はただ、こうして見つめていられればそれでいい。

可愛い夢に微笑む彼女を、起こしてしまわぬよう。

そっと。





────────────────────────────────────────
【簡易解説】
寝言で「大好きだよ」と言った彼女を起こしたくなくて、触れもせず返事もしなかった。

— 20問目!

保存しました

参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。

💬 参加者チャット

この問題、気に入りましたか?

📺 配信・対面での出題にご利用いただけます。ご利用のルール(出典・改変について)