ウミガメのスープ

認めたくはない

作者: ツォン


うこそ、Bar LATEthink(バー ラテシン)へ!

先日、常連のカップル様(「オリジナる?」「オリジナる再び?」「一対一の決戦」参照)がご来店なさいました。

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Aこと浅井「坂東、久しぶり~。」
Bこと坂東「浅井、さびしかったじゃないの!どこ行ってたのよ2ヶ月も!」
浅井「え、いや、ロシアに出張だって言ったよね」
坂東「うん知ってる。ウオツカ買ってきてくれた?」
浅井「えー、いきなり酒ですか」
坂東「当然!マスターにも飲んでもらうんだから!」
マスター「水入らずのところ失礼とは思いましたが、正直夕べは楽しみで仕方なかったですね。」
浅井「みみみみ水入らずってなんですか!///」
坂東「え。付き合ってるつもりでいたの私だけ?」
マスター「付き合ってると思っておりましたのは私だけでしょうか?」
浅井「ままままってまだ告白してn」
坂東「もてあそばれていたのか、私(´・ω・`)」
マスター「お気の毒にございます」
浅井「まてえええい!正式に付き合えバカ坂東!」
坂東「いらっしゃいませ!ハイよろこんでぇ!!!」
マスター「ふふふ。おめでとうございます。」
浅井「はめられたのでお土産あげません。」
坂東「強奪するしかないね、もう。」
浅井「嘘ですごめんなさい!」

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浅井様がいくつか取り出しましたものは、確かに珍しいものが多くございました。

ブラック・デスというビーツのウォッカや、シロックというぶどうが原料のウォッカ(ブランデーの親戚みたいですね)等、あまりメジャーではないお酒をお土産に持ってきていただきました。

その中で、どうしても理解できないものがございました。

マスター「はて、その小袋はなんでしょうか?」
浅井「お、よく気づきましたね!」
坂東「この流れだと、それもお酒だと申すのか!お主!」
浅井「イエス!その通り!」

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さて問題です。

浅井様は、どう見てもお酒には見えないこの小袋で、坂東様と私を納得させました。

一体この小袋をどうしたのでしょう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

言葉遊びはありますか?

ノーです。まったくございませんね。

小袋には固体が入っていますか?

イエス!

袋の生地は紙か布ですか?

イエスノー、紙製はありえますが、布はないでしょうね。ビニール系を想定していました。

2より、その固体は食べ物ですか?

ノー、食べ物とは言えないですね。

小袋の中身は人工物ですか?

イエスですね。

小袋自体がなにか特殊なものですか?

ノー、中身が特殊です

中身はロシアの名物ですか?

イエスノー、とだけ。

小袋の中に液体も入ってますか?

ノー、液体は入っていないですね。あくまで固体です

その固体は、水に入れると溶けたりしますか?

イエス!!

箱の中身はマトリョーシカで、それをグラス代わりにしてバカップル同士夫婦茶碗でお酒を飲みますか?

どこから箱が?ノーです;^^

その固体は果物からできてますか?

イエスノー、果物が原料のものもありましょうね。なぜなら

核心その固体は水に溶かすとお酒に変わりますか?

その通り!厳密には「アルコールを粉末・錠剤化したもの」名のです!

4より、確認ですが、その固体は普通人体に摂取するものではない、ということですか?

イエスノー、食べ物ではなくて、飲み物の元となるものなのです。言い換えれば「インスタント・リカー」です。そのまま食べると死ぬほど酔うはずなので、食べる、という表記ではノーといたしました。

答え


井様は、小袋を抱えておっしゃいました。

浅井「実はこの小袋、アルコールの粉末なんですよ。」
坂東「はっ?アルコールの…」
マスター「粉末…にございますか?」
浅井「ロックグラスに半分水を入れて、3~4個いただけますか?後ティースプーンかマドラーも。」
マスター「かしこまりました。」


私がグラスをそろえると、浅井様は小袋の粉末をグラスにいれ、よく混ぜました。

浅井「こっちから、ウォッカ、ジン、ウィスキー、日本酒です。試してみて」
坂東「ひっじょ~に疑わしいけど、ウィスキー飲んでみよう」
マスター「私は日本酒を…。」

ごくり

坂・マス『あ、本物だ。』

浅井「日本では佐藤食品工業という会社の特許技術のようですが、ロシアでも数年前に液体を粉末化・タブレット(錠剤)化する技術が出来たので、うちの会社で通訳を引き受けて意見交換をすることになったんですよ。今回はその出張ですね」

坂東「へぇぇ。こんなものがあるのねぇ。」
浅井「そうなんだよね。水分を加えられないけどアルコールは加えたいときに使うんだって。ケーキの風味付けとか。」
マスター「ううむ、こうなると、スキットル(ポケットサイズの小瓶)さえ必要なくなりますね。」
浅井「まあ、もちろん溶かすための容器は必要ですけど、飲みたい分だけ粉末なりタブレットを持ち運んで、つどと貸せば良いことになりますよね。」
マスター「こうして飲むと、蒸留酒は気になりませんが、醸造酒とかリキュールは味が少し変わるような気がいたしますね。」
坂東「うん、ワタシにはわかりません(笑)」
浅井「酒飲みにとっては革命的ですけどね。少し気になったのは、開発した博士がずっとフラフラ赤ら顔だったこと…ですね」
坂東「アル中かーい!」

*粉末化されたアルコールなので、溶かして飲ませた。

— Bar LATEthink

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