ウミガメのスープ

アオヤギ亭

作者: うろ

ここは客が有り得ないものばかり注文するレストラン。

料理を「素晴らしい。」「ウマい。」と言う客のリピート率は低く、

料理を「食べられない。」「ゴミ。」と言う客のリピート率は高い。

一体どうして、そうなるのだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

客はおいしいものが食べたいですか?

yes.そうでしょうね。

いいえ

非現実要素はありますか?

no.いいえ、有り得ません。

客は自分が食べる物を注文していますか?

yesno.御客様は常にお二人様以上でお越しになられます。

客は、料理の味について感想を言っていますか?

yesno.3の御質問よりその形では御答えは難しいですね

はい

良い評価を出した客はそのレストランを良いと思いましたか?

yes.ええ、その評価の御客様は御贔屓にしてくださっています。

はい

そのレストランは一人で来店することはできますか?

yes.勿論お一人様も歓迎で御座います。

いいえ

問題文に比喩はありますか?

no.御座いません。

はい

二人以上で来る客の、組み合わせは重要ですか?

yes.明確に分かれておりますね。

客(男)「まずい!やっぱり君の手料理が一番だねw」客(女)「いやん、お世辞ばっかり〜(≧∇≦)」こんな感じに家事に疲れ気味の相手を、ヨイショする店ですか?

yesno.私どもの立場はほぼ合っております。再来店の部分を追求して頂きたいですね。

いいえ

料理教室で作った料理が出る店で、相方の料理が美味しくなれば卒業となり、もう来る必要がなくなりますか?

no.有り得ない料理を注文をされるのは御客様自らです。

いいえ

刑務所で「最後の晩餐」にありえないものを頼んだ奴が送られてくるレストランで、美味い 言うた奴は願いがかなったのでそのまま死刑執行ますか?

no.ですが犯罪として訴えられる可能性はありますね。

いいえ

注文の「リピート率」なので、「マズイ」言うた奴は「マズイ、作りなおせ」とリピート率が高いますか?

no.逆ですね。再び同じようなものを頼みにご来店なさいます。

はい

ありえない が、どのようにありえないのかは重要ですか?

yes.酷く味の悪いもの、誤った名称、目に見えないもの、などですね。

客は出された料理を食べますか?

yesno.3より御答えが難しいですが、常連様はお食べにはなりません。

いいえ

出すのは異国の料理ですか?

no.ですが他の普通の料理店でも当店の代わりには成り得ます。

いいえ

愛のエプロン審査式ですか?

no.審査、は一部的を射ていますね。

はい

どっかの料理研究家のお店のように丸ごと調理したり、へんな盛り付けの料理が出ますか?

yes.その研究家様の事は存じませんが普通でしたら疑問を抱く料理です。

いいえ

シェフのおまかせ料理と気まぐれ料理の2つのメニューしかありませんか?

no!当店にメニューは御座いません。お連れ様に合わせてご提供しております。

罰ゲーム専用ですか?

yesno.御客様方の関係性はそれに近いものです。

はい

9 「私ども」 客ではなく店員ですか?

yes.ウミガメでは不適切な表現でした。確認に感謝致します。

はい

客は、「注文する人」と「食べる人」の組み合わせですか?

yes.その部分の追求が答えになります。

はい

美味しいものを食べさせるのが目的ではないため、不味い物の方がリピーターが多いですか?

yes.ここを掘り下げて頂きたい。

はい

核心ゲテモノやなので友人を連れてきて食べさせた際にリアクションがおもろかったらまたほかの友人を連れてくるがうまい言われると面白くないので次は来ませんか?(メキシコで唐辛子たっぷりのマンゴーキャンディ食べさせられて平然としてたら面白くないので言われました)

yes!その通りで御座います。

料理を、「食べる人」の味覚は、正常ですか?

yesno.面白ければどちらでも構わないでしょう。

答え

御注文承りました。

白磁の皿に付け合わせの野菜を並べソースを
周りに垂らすだけでメインディッシュの完成。

藤かごにレースを敷きバニラエッセンスを振り
シュガースプレーをまくだけでデザートの完成。

色々コースはありますが本日のオーダーはランクA『裸の王様』
皿の上に『料理』が有るかの様に演出するのが腕の見せ所です。

私は仲睦まじくお話しするお二方の元へ恭しく運びます。
片や常連様。片や初めて当店にお出で下さったお連れ様。

「お待たせしました『蛇の足炒め』と『ドーナッツの穴』で御座います。」

初めての御客様は常連様に奨められるまま存在しない料理を食べる所作をし
仰々しく語りだしました。常連様は笑いを堪えている様で肩が震えています。

食事を終えた常連様に感想をお訊きしました。

「いいリアクションだった。見えなくても触れないわけないのに
食感とか味とかの評価を始めて笑わず見ているのが本当辛かった。
先月のひどい料理を宇宙の神秘に例えてた人も個性的だったけど
あれ段違いの逸材だった。また今度ネタをばらす時が楽しみだな。」

ご満足頂けた様で何よりです。

この店では無知な者にありもしない有り得ない料理を出し、
相手の反応を愉しむ、嘲笑う、試す舞台を提供する料理店。

何度もいらっしゃる御客様はつまり最初から騙す側の人間。
料理の感想が最悪なのは当然です。御本人の依頼ですから。

悪趣味な事です。常連になる皆様も、それを商売にする我々も。



………………



「スタンプが10点貯まりましたので
特典の河童の皿をお受け取り下さい。」
「幸運の女神の前髪までは遠いなー。
今度はもっと凄いバカ連れて来るよ。」
「はい。心より御待ちしております。」
保存しました

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