ウミガメのスープ

【無茶振り三題噺8】テロメアニストリア

作者: ノックスR

季節外れの雪の中。
五年ぶりにカメオは一つ年上のカメコ先輩と再会した。

先輩は学生時代、「マジカル・カメコ」と呼ばれていたのだが、それは今でも健在のようだ。

しかし、カメオはその何一つ変わらない姿を見た時、自分がもうすぐ死んでしまうのだろうと悟った。


一体なぜ?




--------------------------------
※この問題は「かわらない」「マジカル・」「季節外れ」
のお題をもとに作られた三題噺の問題です。

~無茶振り三題噺とは?~

「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』(ルームキー:三題噺)をご覧ください。
--------------------------------

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

カメコは生きていますか?

Yes!!

いいえ

カメオは走馬灯を見ていますか?

No!!

いいえ

カメオの死因は重要ですか?

Noかな? ただし…

いいえ

カメコはお婆ちゃんですか?

No!!

いいえ

カメコ先輩は幽霊で、カメオをお迎えにきましたか?

No!!

いいえ

カメオはマッチを擦りましたか?

No!!

はい

非現実要素はありますか?

Yes!! ただし…

いいえ

雪は人工の雪ですか?

No!

いいえ

カメコは、昔っから魔法使いっぽい格好をしていたので、「マジカル・カメコ」呼ばれていましたか?

No!!

いいえ

五年は重要ですか?

Noかな? あまり

はい

カメコとカメオ以外に重要キャラはいますか?

Yes!! ただし……!!

はい

カメコに殺されますか?

Yes!!!

カメオはドッペルゲンガーを見ましたか?

YesNo!! マジでΣ(・□・;)ww

いいえ

季節は夏ですか?

No!! まあ、成り立ちますが

いいえ

雪とは桜吹雪ですか?

No!!

いいえ

カメオはいつ死んでもおかしくない老齢ですか?

No!!

はい

2人は普通の人間ですか?

Yes!! ただし…

いいえ

カメコの「何一つ変わらない姿」を見ましたか?

No!!!

いいえ

カニバリますか?(°Д°)

No!!

はい

マジカル=magicalですか?

Yes!!

いいえ

カメオの職業は重要ですか?

No!! ただし…!

いいえ

7より、冷凍睡眠(?)は関係ありますか?

No!!

いいえ

7より タイムトラベルは関係ありますか?

No!!

いいえ

カメオは、カメコが作った自分そっくりのアンドロイドを見て、ドッペルゲンガーだと思い、ドッペルゲンガーに会ってしまったからもう死んでしまうと思いましたか?

No!! かすってますが

いいえ

マジカ(ニバ)ル・カメコですか?

No!!

いいえ

12より、カメオが死んでも変わりはいるもの…ですか?

Noかな? そういう想いではないです

クローン戦争ですか?

YesNo!! 戦争No!! クローンYes!! Gj!!

いいえ

死を悟ったカメオはクローンですか?

No!! オリジナルの方です!

はい

カメコはカメオをクローンと入れ替えるためにカメオを殺しましたか?

Yes!! Gj!! もう正解でいいかな?ww

いいえ

オリジナルのカメオの為のパーツ取り用のクローンが存在する世界ですか?

No!!

いいえ

カメオは自分がカメコに作られたクローン人間だと知ったので自らの寿命の短さを悟りますか?

No!!

いいえ

カメオは大量生産された「カメオ」の一体で、自分と同じ姿のクローンを見て「あ、私チェンジ?」と悟りましたか?

Now

いいえ

カメコの若さの秘密を知ってしまいましたか?

No!!

いいえ

カメコ「カメオ!新しい顔よ!」ますか?

No!! いや、ニュアンスではYesかもw

いいえ

カメオは凍傷で死にかけていたので、カメコにとどめを刺されクローンと入れ替えられましたか?

No!!

いいえ

28より クローンが先に死にましたか?

No!!

STAP細胞をアレだけもてはやしていたのに掌返しが凄まじいメディアに殺されますか?

あれは完全に他の研究者の陰謀だと思いますw(♯`∧´)

いいえ

カメオは治療に来ていましたか?

No!!

はい

カメコはマッドサイエンティストですか?

Yes!! そう言えるでしょう!

いいえ

カメオは実験台にされましたか?

No!!

いいえ

何一つ変わらない、のは容姿ではなく、研究に対する非情さのことですか?

No!!

はい

カメオが今死んだことが、世間に知られるとまずい人間でしたか?

Yesかな?

いいえ

カメオは助手でしたか?

No!!

はい

カメコはカメオを恨んでいますか?

Yesかな? ただし…!

いいえ

カメコは、カメオのクローンを使って、カメオ家を乗っ取ろうと企みましたか?

No!!

東京女子流のメンバーの見分けが付かないのは絶対に歳のせいではなくクローンだからですか?

最近のtsunaさんのマイブームですね( ̄▽ ̄)ww

はい

核心カメコはカメオのことが好きだったが、両思いになれなかったので、本物のカメオを殺して言いなりになるクローンと入れ替えましたか?

Yes!!! 完璧です! (向こうを良質にしときますw)

カメコは腐女子なのでカメオを自分色に染め上げる為にクローンを一から育てようとしますか?

YesNo!! 腐女子じゃないですヤンデレですw

はい

カメコもクローン込みで現れたので、カメオ「くそ!目が霞んできやがったぜ!」と自身の死期を悟りましたか?

Yes!!

答え

「ううっ……寒っ!」

もうすぐ四月だというのに、なんだこの寒さは。
さらに雪まで降っている。
僕、亀田カメオはあまりの冷たさに身を縮こまらせながら帰路を急ぐ。

するとーーー

『ピタッ』

「ひゃあっ!」
突然、首に熱いものが当てられて思わず変な声をあげてしまった。

「あっははは! 君は相変わらず面白いリアクションをするねえ」

「えっ!? その声……」

そこにいたのは、右手に缶コーヒーを持ったカメコ先輩がいた。

「カメコ先輩!!」

「よっ! 久しぶりだね、カメオ君」
そう言ってウインクする先輩。


カメコ先輩は、僕が高校時代の一つ上の先輩だ。
僕とカメコ先輩は二人とも科学部だったが、学内の人気は天と地ほどの差があった。
これは決して、僕の人気が無いわけではない。
カメコ先輩の人気がありすぎるのだ。

可愛くてスポーツもそこそこ出来、性格も明るい。
さらに科学、特に化学と生物が天才と呼ばれるほどで、科学部の研究でも素晴らしい成果を出し、数々の魔法のような実験をすることから皆からは親しみをこめて「マジカル・カメコ」と呼ばれていた。



そして、五年振りにあった先輩は以前と同じ可愛さ、いや、より一層可愛くなっていた。

「せ、先輩、お久しぶりです……」

「クスッ、変わってないなー。ねえ、今ちょっと時間ある? 積もる話もあるしね」

「は、はあ……」

「ね? ちょっとくらいイイでしょ~?」

どうやら、明るい性格は変わっていないようだ。
……実は内心、あまり乗り気ではなかったのだが、特に用事もなかったし、やはり積もる懐かしさもあって先輩についていった。


案内されたのは彼女の部屋だった。
ちょっと緊張しながら何気なく辺りを見回したら、普通の女の子の部屋、という感じだった。

「まあ、適当座ってよ」

「はあ、失礼します…」

そう言って目の前の机の前に座ると、先輩はお茶を差し出して、僕と向かい合う形で座った。

「いやー、君とこうして話すの。本当に久しぶりだね」

「ええ、本当に……先輩って、今何されてるんですか?」


「んーとね、遺伝子工学に細胞工学。面白いよー」

「へー」

そうして話す先輩を見ていると、どうやら「マジカル・カメコ」は健在のようだ。
こうしていると、本当にあの頃にもどったような気がしてくる……

「……ところで、さあ」
カメコ先輩がそう切り出した時、僕は背筋に何やらゾクッと悪寒を感じた。

「先、輩…?」

「なんであの時。私の告白を断ったの……?」


そうだ。
僕は先輩の卒業式の日。
先輩の告白を、断った……

その理由は、僕が先輩に到底釣り合わないと感じたし、その当時、僕はクラスメイトの子と既に付き合っていて、その子のことを裏切れなかったのだ。

「先輩、それは…」

「……ああ、ごめんごめん! ちょっち変な空気になっちゃったね。大丈夫、もう気にしてないよ」

そう言って飲み物に手を付ける先輩は、あの頃の先輩のまんまだった。

あの、悪寒はなんだったんだろう……?

そんなことを思っていると、先輩がなんだか得意げに口を開いた。


「それに私、もう愛している人がいるもんねー」

「えっ!?」

「今から紹介してあげるよー」

「ちょ、ちょっと、それはまずいんじゃあ……!?」

自分の彼女の家に、違う男がいるのは彼氏にとっては面白くないに違いない。
そう思って止めようとすると、なんと隣の部屋に向かって「ちょっと来てー!」と呼びかけた。

え!?  同棲してたの!?

どういう顔をして会えばいいか分からず、混乱してると、隣の部屋の扉が開いた。

「は……?」

そこから出て来た人。
それはーーー

「僕ーーー?」

その人は、背格好といい、顔といい、他人の空似というレベルではない。

僕自身だった。

「せ、先輩……これは……!?」

「もー、言ったじゃん。私の専門は『遺伝子工学』だってーーー」

そう話す先輩は、さっきとはまるで雰囲気が違った。
背筋に悪寒が走る。

「ク、ク、クローン!?」

「そう、あったりー♪」

「なんで、そんな……」

「私、あの時決めたんだ。一生、私を裏切らない。私を大切でいてくれる。私だけのカメオを手に入れよう、って。でも、どうすればいいか分からなかった。だから、思いついたの。手に入れるんじゃない、ーーーー創り出せばいいんだって。やっと手に入れることが出来たーーー。ああ!  カメオ……私だけの、カメオ……! 好き好き好き好き!  愛している愛している!!」

目の前でカメオに愛の告白を繰り返すカメコ先輩。
だが、それはおそらく僕には向いていない。

変わってないなんて、とんだ見当違いだった。
カメコ先輩は、変わってしまっていた。
いや、歪んでしまっていた……!


そして思いつく。

なぜ僕にそのクローンと会わせたのだろう。
するとカメコ先輩は、怪しく笑いながら言った。

「でもねえ、カメオ。戸籍が無いんだよね……」


ああ……やっぱりそういうことか……

体がふらつく。
目の前が真っ暗になってくる。
あの飲み物に、何か入っていたのだろう。

倒れる瞬間、僕はカメコ先輩の笑い声をただ黙って聞いていた。


「あっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」

保存しました

参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。

💬 参加者チャット

この問題、気に入りましたか?

📺 配信・対面での出題にご利用いただけます。ご利用のルール(出典・改変について)