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「彼と彼女とペットボトル」「44ブックマーク」

[みったん] 2011年11月05日00時49分
は彼が手に持っているペットボトルを見て、彼女がもうこの世にいないことを悟った。



一体どういうことだろう?



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はコンビニで物を買うと、必ずビニール袋に入れてもらっていた。
それが例えすぐに食べてしまう肉まんでも、すぐに飲み干してしまうペットボトルでも。
なぜなら「彼女」・・・彼の愛犬の散歩の時にフンを処理するためのビニール袋が必要だから。

「おいおい、エコじゃないなー」

なんてよく茶化していたんだ。
しかし今彼が手に持っているペットボトルにはコンビニのシールが張られていた。
それはもうビニール袋が必要なくなったということ。
彼の愛犬がこの世からいなくなってしまったことを表していた。
僕が複雑な表情でペットボトルを見つめていると、それに気づいたのか、


「最近エコに目覚めてなー」


なんてもうほとんど空になったペットボトルを振りながらおちゃらけて見せた。
しかしその笑顔がどうにも寂しそうで、僕はどう返したらいいかわからなかったんだ。

「【あたたまろう】」「43ブックマーク」

[のりっこ。] 2014年10月26日08時38分
寒い季節。
自動販売機を見つめたまま冷製ジュース販売表示の前で立ち尽くす男が突然、
赤色の洗面器を頭の上に乗せた状態でコイン投入口に向かって『熱々のウミガメのスープをくれ』と呼び掛けると、
中から出てきた老婆が男のコートの右ポケットに『ホットは売り切れ』と書かれたメモを縫いつけたので、
男はホットなジュースを買おうと思った。

『つめた〜い』の表記がなければ男の考えはごく自然なものだったのだが、
これは一体どういう事だろう?




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題文の『つめた』から『い』までを消すと、



肌寒い季節。
自動販売機を見つけたので、
男はホットなジュースを買おうと思った。



となる。

男の考えはごく自然なものだ。

「名画」「43ブックマーク」

[華] 2015年05月30日23時26分
の描く絵は素晴らしく瞬く間に有名になり問い合わせが殺到したが
女は一枚も売る事はしなかった。

一体何故?



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は警察官で指名手配犯の絵を描いていたから。

「ブラックサンタ」「42ブックマーク」

[なさ] 2012年12月28日13時16分
リスマスの夜。

男はサンタクロースに欲しいものをお願いして眠りについた。
翌朝、お願いしたものが枕元にあるのを確認すると
男はひどく落胆した。

一体何故だろうか?


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サンタさんサンタさん、髪の毛がほしいです。おやすみなさい。」
そういって眠りにつく会社員亀田(36)。独身。

彼の最近の悩みは薄毛だ。
最近は寝起きの枕元によく抜け毛が落ちている。
残りの髪の毛ももはや風前のともし灯である。

そんな彼のささやかな願いごとだったが、もちろんサンタのおじさんが聞き届けるはずもなく
翌朝枕元を確認すると、頭から抜け落ちた髪の毛がいつも通りに散らばっていた。

「【猛者のスープ】存在喪失ダイアリー」「42ブックマーク」

[ポトフ] 2016年09月23日21時00分
紙に筆記体でdiaryと綴られたシンプルな日記帳。

8月23日
ずっと友達だった。ずっとそれが続いていくのかと思ってた。
私にとってそれはすごく嬉しくて少し寂しいこと。
でもその関係は今日唐突に終わりを迎えた。
竜二くんから告白された。
自分が思っていた以上に嬉しかった。
私は今日から竜二くんの彼女になったんだ。
でも付き合うって何したらいいんだろうね。

8月30日
竜二くんに初めてデートに誘われた。
そのことを考えると頭の中が幸せでいっぱいになる。
竜二くんの車でドライブ。何着ていこうかな。
記念すべき初デートなのに、どうやら明日は雨みたい。天気のバカ。
でも竜二くんと一緒なら絶対楽しいはず。
早く明日が来ますように。

10月5日
時間が過ぎるのは早い。
竜二さんと付き合ってもう一ヶ月以上も経っている。
彼はずっとそばにいてくれて、不安定な私を支えてくれる。
私は大丈夫。きっと大丈夫。
竜二さんまだ起きてるかな? ちょっとだけ、会いたいな。

今から会いに行きます。



初めて早苗の日記を読んだ竜二は、そこに僅か1cmにも満たない直線を何本か書き足した。
それを見た早苗は竜二をもっと好きになった。

そして今、10月17日の日記を書き終えた早苗は自分の手首にカッターナイフで直線を描いている。
自らを死に至らしめるために。

早苗の日記の内容から彼女が自殺行為に至る理由を考察せよ。


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皮製の黒無地の表紙、シンプルな手帳

8/24
頭がわれるように痛い
人生初の二日よい
サナ姉のあんなうれしそうな表情はじめて見た
オレはいつも弟あつかい
ああウツだ。死ぬる

8/31
交通事故、イチ兄サナ姉こんすい?
〇〇市〇〇町2-55
〇〇県立総合病院
部屋 308号

もう3時だ
だめだねれる気がしない
イチ兄、いきなりすぎるよ
オレあの日からぜんぜん話せてないじゃん
もっと話したかった、言いたいことたくさんあった
明日そうしきだってさ
ひさしぶりに愛護院のみんなが集まるよ
あいつらちゃんとも服持ってんのかな?
なあイチ兄。なに死んでんだよ。サナ姉のことどうすんだよ

9/2
サナ姉が目覚めた
でも忘れてた
オレのこともイチ兄のことも愛護院のみんなのことも全て
そんなことあんの? なあイチ兄、オレどうすればいい?

9/3
ひさしぶりに入ったサナ姉のアパート
保険証さがしてたら日記があった
イチ兄の名前が多い
竜一くん竜一くん竜一くん竜一くん
気がついたらペンを持ってた
ごめんイチ兄

9/10
オレをさん付けで呼ぶサナ姉
それでもいい。今はいっしょにいれるだけでいい
サナ姉にたよられている。それだけでオレはなんでもできる
これからはオレが早苗を支えていく
イチ兄は、もういない

10/17
早苗がオレを呼び捨てで呼んだ
竜二、ごめんなさいだって
あやまるのはオレのほう
ちゃんとあやまらせてほしい
早苗、サナ姉、電話に出てくれよ


【要約解説】
竜一竜二兄弟はそれぞれ早苗に対して恋心を抱いていた。

8月23日、竜一は早苗に告白し、早苗はそれを受け入れた。

8月31日、ドライブデート中の二人。
車を運転していた竜一は飛び出してきた猫を避ける為にハンドル操作を誤り、電信柱に激突。
竜一はその事故で死亡。早苗は記憶障害で過去の記憶を失ってしまう。

9月3日、保険証を探しに早苗の部屋へ入った竜二はそこで一冊の日記を見つける。
表紙に筆記体でdiaryと綴られたシンプルな日記帳。早苗の日記である。
日記を開くと竜一との思い出の羅列。まだ早苗への思慕を断ち切れていない竜二は、
竜一の「一」に直線を付け足し、竜「一」から竜「二」に変えた。

改竄された自分の日記を見た早苗は過去に自分が竜二と付き合っていたと誤認。
竜二のことは弟のように可愛がっていたが、その記憶はなくなり、恋人として竜二と接するようになった。

10月17日、早苗の記憶が戻った。
死んでしまった竜一への思慕。日記を改竄するほど自分への恋心を募らせていた竜二の想い。
早苗は両者の顔を思い浮かべ、竜一への想いを貫く道を選択した。

早苗は日記に「今から会いに行きます」とだけ書き、そして自分の手首にカッターナイフで直線を描いた……

























































8月30日
8/30
あれからちょうど一年。
あれからちょうど一年たった
あなたのお墓の前。
イチ兄のはかの前
神妙に目を瞑っている竜二の横顔が
いっしょに手をあわせてるサナ姉は
なんだか少し頼もしい。
前にすすむことを決めたみたいだ
だから
だから
私は大丈夫。
安心しろよ



さようなら、竜一くん。もう忘れないよ。