ウミガメのスープ鯖のマストドン『Latedon』登場!

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「夜のように黒く、恋のように甘いコーヒー」「58ブックマーク」

[しろうと] 2011年02月18日19時40分
の中にひっそりとたたずむ洋館があった。

その室内には、高価そうな壺、まばゆい輝きを放つシャンデリア、虎の毛皮の絨毯、鹿の首の剥製、整った顔立ちの石膏像、気品を漂わせた肖像画、……と豪奢な調度品がそろっている。

館の主は、この館で何不自由ない暮らしを送っていた。そして、鳥の狩猟や、ポーカーやルーレットで客人と勝負することを趣味にしている。

さて、この館主、夏でもホットコーヒーを飲む。そのコーヒーは、備長炭で焙煎したハウスブレンドで、コクがありながらもすっきりとした風味。館に住み込みのメイドが、冷めないうちに注いでくれる。

――ある暑い夏の夜、道に迷って、この館の門を叩いた者がいた。その者には、アイスコーヒーが出されたが、やはり主はホットコーヒーを飲んでいる。

主のコーヒーへのこだわりは、どのような理由からか、説明せよ。



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の主は、道に迷って訪れた者のうち、好みに合う若い女性を監禁、殺害していた。

館の石膏像の中には、過去の被害者が塗り込められている。また、肖像画には、その被害者の面影が残っている。さらには、剥製もあるとか……。

女性を監禁する際には、メイドに指示して、睡眠薬を入れされている。

なぜ、館主はホットなのか。メイドが過去に、薬入りのコーヒーを間違えて出し、
気に入った獲物を逃してしまった苦い経験があるため。

なぜ、客人はアイスなのか。氷に薬を入れているため。

主は、狙ったものが必ず手に入るのでは、賭けの要素がなく面白くないという。
その理由で、氷が溶けるまでの間、飲むのを忘れるくらい、
自分の話に聞き入らせることを勝負にしている。

つまり、コーヒーを飲んで眠らなかったら、そのまま返すと自分で決めている。
すぐ眠るのでは、必ず主人の勝ちで、そもそも勝負にはならない。

メイドのミスで取り逃がすのでは我慢ならないが、
自ら獲物との狩りを楽しんだ結果逃がすのなら許せるのだという。

そういう主の犯罪美学から、自分はホット、
気に入った客にはアイスのコーヒーを飲ませているのだ。

問題文にある、館への来訪客は女性。
アイスコーヒーを飲まされて――。

「Old-Fashioned Love Story」「58ブックマーク」

[ゴトーレーベル] 2015年11月15日13時17分
の街の一角に、昔からある時計台が見える場所がある。

男は毎日と言っていいくらいそこを通るが、いつもはただ通り過ぎるだけである。


しかし、時おり、とある女がそこにたたずんでいる。


男はそれを見ると、その場所に足を止める。
そして女から少し離れた場所に立ち、女が眺めるほうをともに眺める。

そして会話もない静かな時間が二人の間を流れていくのだ。


男はなぜそんなことをしているのだろうか。


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こは車のまったく通らない横断歩道の前である。
男は普段、赤信号だろうとおかまいなくそこを渡る。

しかし、ときどき、近くに住んでいるのであろう小さな女の子がひとり信号待ちをしていることがある。

さすがにその状況で信号無視をするのは気が引けるため、
いっしょに信号待ちをしているのである。

「ミスのある風景」「57ブックマーク」

[イエ] 2013年05月01日20時44分
はカーテンを開けて外を見た。
晴れた空の下に広がる景色はとても綺麗だった。
男は自分のミスに気づいた。

どういうことでしょう?


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る朝。
男は目を覚ますとベッドから起き、いつものようにカーテンを開けて外を見た。
晴れた空の下に広がる景色はとても綺麗だった。
あれ、いつも見るときはこんなに綺麗じゃないぞ? もっとぼやけてて……。
そこで男は気づいた。

「昨日、コンタクト外すの忘れてた……」

「海辺の悲劇」「57ブックマーク」

[+チック] 2015年08月23日21時49分
Aさんは海に向かって指差していた。

Bさんはそれを見て頭を抱えた。

いったい、どういうことだろうか?


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事であるB。

浜辺で殺されて倒れているAの手元を覗き込んだ。
人差し指を突きだしている様子から、どうやらダイイングメッセージを残していたようだ。
しかし悲しいかな、最期の力を振り絞って残したメッセージは波にさらわれ消えてしまっていたのだった。

「その問題を解いたなら」「56ブックマーク」

[牛削り] 2016年03月15日23時49分
ABC高校の、織田先生が顧問を務める数学同好会では、
去り行く三年生が最後に必ず解かされる問題があるという。
その問題の答えは何だろうか?


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月の終わり。

桜の咲き始めた校舎への道を、織田先生は複雑な気持ちで歩いていた。
今日は大好きな教え子たちの旅立ちの日であり、お別れの日だ。
彼らの新しい人生を喜ばなければならないのに、別れの悲しさだけが募っていく。

毎年思うことだ。
どうせすぐに別れなければならないのだから、好きにならなければいい。
教える人と教わる人。ビジネスライクな関係でいればいい。
しかし織田先生は、いつもその自戒を破ってしまうのだった。

自分が顧問を務めている数学同好会での活動を振り返る。
駒野は数字を偏執的に愛していて、五桁未満の素数には全てニックネームをつけている。
菅原は大学受験の武器にしたいという動機で入部したくせに、すでに大学院レベルの問題にまで手を伸ばしている。
反町はイケメンだ。
鵜飼は数学で世界を救えると本気で信じている。
米澤の実家では、それは見事なホルスタインを飼っている。

彼らはみな、希望の大学への入学を決めている。
明日になれば、もうしばらくは、会うこともないだろう。

卒業式を終えて、三年生が玄関から出てきた。
織田先生は彼らに一列に並ぶよう指示し、鞄からカメラを取り出した。

駒野、菅原、反町、鵜飼、米澤。
素晴らしい生徒達だった。

込み上げてくる涙をこらえて、織田先生は彼らに、最後の問題を出した。

「いちたすいちはー?」


織田先生の目の前に、希望に満ちた五つの笑顔が並んだ。




【解答】
織田先生が最後に出す問題とは、写真撮影の際の合図である、
「1+1は?」という計算問題である。
したがって当問題の答えは、1+1の計算結果である「2」となる。