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「100円の愛」「38ブックマーク」

[華] 2015年06月24日23時19分
った100円の小さな小銭入れのプレゼントで、私は心から愛されている事を知った。

一体何故?



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どもの頃、父の日のプレゼントを買うのに お小遣いをあまり使いたくなかった私は
安い100円の小銭入れを父にプレゼントした。
『ありがとう』と受け取った父。

私が高校生の時、父が古びた小銭入れを 今だに使っているのを見かけた。

壊れては直し、大切に大切に使っていた。

私が大人になり、父が亡くなり
遺留品の整理をしていた時、あの小銭入れを見つけた
すでに壊れて使い物にもならない小銭入れを捨てずに大切に箱にしまってあったのを見た時
私は お小遣い惜しさに安物をプレゼントした自分の心の狭さと同時に 父が娘を思う
愛の深さと心の広さを感じたのでした。

「彼女の涙」「37ブックマーク」

[芳香] 2015年06月19日19時59分
校の前でバスに乗った女の子は、バスが発車しないうちに泣きながらふらふらと降りてきました。どうしてでしょう?

(SPを黒井由紀さんにしていただきました。とってもありがとうございます!)




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校の前にやって来た献血バス。O型が足りませんとの係員さんの呼び掛けに、だったら献血してこようかなと女の子は乗り込みました。

受付をして、用意された事前質問に答えていって、問診をされ、血圧も測ってもらい、いざ。
と思ったら、「あらっ、あなたA型なんですね」と係員さんがちょっと驚いたように何気なく言って、それを聞いた女の子は固まりました。

女の子の両親はいずれもO型で、O型からはA型の子供はうまれないはずなのに。

そんな、どうして? お父さんの浮気、お母さんの? それともわたしは、ほんとうはどっちの子でもないの? 十八年間育ててくれたお父さんとお母さんは、わたしのお父さんとお母さんじゃないの?

茫然としながらも採血を済ませ、ふらふらと覚束ない足取りでバスを降りる一秒前、ぽろりと女の子の目から涙が落ちました。



そしてその日の夜です。家に帰った女の子は、夕食を食べながら切り出しました。

「今日、献血に行ったんだけど」

お父さんとお母さんは、ぎくりとしたように動きを止めました。

「わたし、ずっとO型だと思ってたし、お父さんもお母さんもそう言ってた。でも、お姉さんが、A型ですって」

お父さんとお母さんは顔を見合わせて、それから「黙っててごめんなさい」とゆっくり話してくれました。
彼女はお母さんの大親友から産まれたこと。大親友、つまり女の子の本当の母親は女の子が一歳のとき、その夫、つまり本当の父親と一緒に事故で亡くなってしまったこと。駆け落ちをした母親と父親には頼れる親戚もおらず、お母さんは大親友の忘れ形見をその手で育てると決めたこと。お父さんも賛成して、十七年間、女の子を二人で大切に育ててきたこと。

「確かに最初は、親友の子供だからって理由で引き取った。でもね、もうあなたは私達の子よ。紛れもなく、私達の大事な娘よ」

話を聴いて、女の子はバスを降りたときとはまた違う気持ちで泣き出しました。まだ細い、けれどとても大きくなった肩をお父さんが抱き寄せます。お母さんは女の子の背中を撫でながら、「今度アイツのお墓参りいこうか、『娘はもらったって悔しがらせてやる』」、とささやいて、涙声で笑いました。

めでたしめでたし。

要約解説
#big5#「献血バスにて、検査で自分の本当の血液型が親から産まれるはずのないものだとしった女の子は、自分が今まで両親だと思ってきた人達の子供ではないと悟り泣いてしまった。」#big5/#

「皆さんはお昼に何を食べました?」「37ブックマーク」

[letitia] 2015年11月27日00時07分
カメオくん、そろそろ昼にしませんか?」
ウミオくんの声を聞いて、ふと時計を見るとちょうどいい時間だった。
「いいですね、場所はいつもの”ラテシン”で?」
出てすぐの場所にあるレストラン”ラテシン”は、日替わりのメニューが多くて飽きがこないので、僕たちは足繁く通っている。
彼は少し考えるそぶりを見せた後、にっこりと頷いたので、店へ向かった。

常連の僕たちがテーブルに座ったのを見た店員は、いつも通り日替わりメニューについて説明をしてくれた。
「じゃあぼくはチキンカレーにしようかな」
ウミオくんはいつも即決だ。僕は少し悩んで、昨日の夜少し飲みすぎて胃もたれもするので、一番軽そうなものを選んだ。
「ウミガメのスープを一つ、あと水を」

注文したものは同時にやってきた。
手を合わせて、一口スープを口に運んだところで、僕は自分の犯した過ちに気がついた。
顔を上げると、ウミオくんがニヤリと笑っていたので、僕はもうどうすることもできないと悟った。

僕の犯した過ちとは一体何であろうか?


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人は朝からずっと「5・7・5」で喋るゲームをしていたのだ。
ウミオが店を決める際に少し考えたのは、5・7・5に当てはめて提案できる店が他にないかどうかだった。
カメオが水を頼んだのも、5・7・5にするためだ。二人は常連なので何も言わなくとも店員は飲み物をオーダーしなければ水を持ってきてくれる。
二人は慎重に会話していたが、料理がテーブルに運ばれた時、カメオの口から会話ではない、ただの習慣の一言が飛び出した。「いただきます」である。
スープを一口食べてから失敗に気がつき、今からでも後に言葉を付け足して無理やり5・7・5っぽく誤魔化そうかと思ったが、ウミオの表情を見て、カメオはごまかしがきかないことを悟ったのだ。

おそらく、昼代はカメオのおごりになるであろう。

要約【二人は5・7・5で会話する遊びをしていて、カメオはいただきます、と言ってしまった。】

「エッシャー作」「37ブックマーク」

[letitia] 2015年12月21日21時21分
る不思議な建物は、

一、6階建てである。
二、全ての階に、そこへ行く理由がある人がいる。(立ち入り禁止のフロアや無人のフロアは存在しない)
三、全ての階にエレベーターが設置されており、利用可能。
四、3階からエレベーターに乗った人が上がる可能性はあるが、4階からエレベーターに乗った人は99%以上下がる。

なぜこんなことが起こるのだろうか?


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4階から上が駐車場になっている大型ショッピングモール
駐車場から駐車場へとエレベーターに乗って移動する人はほとんどいない。

「新説・カメゼルとラテーテル」「37ブックマーク」

[フィーカス] 2016年01月23日01時09分
饉で食べる物が少なくなったため、子供のカメゼルとラテーテルを捨てるために一緒に森に行った継母。
カメゼルとラテーテルが気が付くと、一緒にいたはずの父親も継母もどこにもいない。目印が無ければどこをどう歩けばいいのか分からない迷いの森で、二人は迷ってしまった。
カメゼルはこんな時にとパンを通り道に撒いていたが、当然それらは小鳥や小動物が食べてしまっている。

しかし、こんな状況にも拘わらず、カメゼルとラテーテルは自分の家に戻ることが出来た

一体何故?


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メゼルは、継母が二人を森に捨てようとしていることを知っていた。
前回は庭にあった綺麗な小石をばら撒くことで、何とか家に戻ることが出来た。
しかし、今回はそんな余裕はない。仕方なく、渡されたパンをばら撒いたのだが……

「……なんだか騒がしいな。一体なんだろう?」

ふと振り返ると、そこには苦しんでバタバタしている小鳥の姿が。その小鳥はすぐに死んでしまった。

「カメゼル、どうしたんだい?」
「え、ああ、なんだか見慣れない動物がいたな、と思って」

その後も、通り道にパンを撒いていると、時々ギャーギャーと動物が苦しむ声が聞こえてくる

「……今日はなんだか騒がしいわね。何か嫌な予感がするわ」

そう言いながらも、継母は森の奥へ奥へと進んでいく。
しばらくすると、継母は一息つけるところでカメゼルとラテーテルに小枝を集めるよう指示した。たき火をするためらしい。
しかし、カメゼルとラテーテルが一通り小枝を集めると、一緒に来ていた父親も継母もどこかに行ってしまった。

「お兄ちゃん、お腹すいたよぉ。お母さんにもらったパン、食べようよぉ」
「……これはダメだ、毒が入ってる
「え、どうして?」
「多分、お母さんが僕たちを殺すために、パンに毒を入れたんだ。迷って、お腹が減ったらこのパンを食べて、すぐに死ぬように」
「そんな、ウソだよ!」
「嘘じゃないよ。ほら、こっち来て」
「え、なに、お兄ちゃん……ひぃ!」

カメゼルがラテーテルをとある場所に案内すると、そこにはばら撒いたパンを食べて死んだ小さな動物の死体があった

「……僕は帰り道の目印に、パンをばら撒いたんだ。でも、それを食べた小鳥がすぐに死んじゃった。このパンには毒が入ってる。だから、食べちゃだめだよ」
「でも、でも、だったらどうすればいいの? 私、狩りとかできないよ?」
「大丈夫だよ。さっきパンをばら撒いたって言っただろう?」
「うん。それがどうしたの?」
「……動物には気の毒だけど、そのパンを食べた動物は、きっと死んでいる。ということは、動物の死体がある場所をたどれば、きっと家にたどり着くはずだよ」
「そっか……でも、私、怖いよぉ……」
「大丈夫、僕が付いているから。ほら、暗くならないうちに、早くいこう」

こうしてカメゼルとラテーテルは、動物の死体を目印に、家にたどり着いたとさ。



「お、おお、カメゼル、無事だったのか! 心配したよ!」
「ただいま、お父さん。あ、これ、お母さんが作ったパン、とても美味しかったんだけど、食べきれなくて。お父さんにあげる」
「おおそうかい、カメゼルはやさしいねぇ」

そういうと、パンを父親に渡すカメゼル。すると、カメゼルの声に驚いたのか、奥から継母が大慌てでやってきた。

「な、か、カメゼル、どうやって……そのパンは……あなた、食べちゃだめ!」
「え、これかい? うん、とても美味しいパンだ……う、うぐぐぐ……」
「あ、あなたぁぁぁぁ!」

父親は、パンを口にして間もなく死んでしまった。

「あーあ、お母さんが作ったパンで、お父さんが死んじゃった」
「か、カメゼル、あなた、そのパンに毒が入っていることを知って……」
「どうせ、お父さんには教えていなかったんでしょ? お父さん、教えちゃったら毒が入っていないパンと変えちゃうかもしれないからね。でもよかったじゃない。家族が多いと、食料が足りないんでしょ? 一人減ったから、これで足りるよね?」
「いや……いや……」
「それとも……」

カメゼルは、近くにあったナイフを継母に向ける。

「 も う 一 人 減 っ た 方 が 安 心 か な ? 」


疲れて寝ているラテーテルは、この夜何が起こったのかを知らない。

要約:継母から渡されたパンには即効性の毒が入っており、それを食べた動物が死んだため、その死体を目印にして家にたどり着いた。