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みんなのブックマーク

つまらない映画「55ブックマーク」
こはとある映画館。

試験的に行われた短編フィルムの映像がスクリーンに映し出されている。

日常と題名されたそのフィルムの内容は
一日の中でそれぞれが過ごす日常を描いたものだった。

(朝)カバン片手に通勤するサラリーマン
(昼)公園のベンチに座り日向ぼっこするお爺さん
(夕)夕焼けの草原で犬と遊ぶ少女
(夜)本を読むメガネのおばさん

このフィルムを見せられた観客の感想は

「朝の通勤ラッシュはもっと大変でリアリティがない」
「もっとアクション性があったほうがいい」
「若い女の子のピチピチの肌が羨ましい」
「普通すぎてつまらない」

といったものばかりだった。

監督はこの感想を映像の後編につけて公開した。
このフィルムは後に大きな評価を貰い有名な賞を取った。

状況を整理してください。
13年01月24日 22:38
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [真央]

こりずにもう1皿




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こはとある映画館。

映画が始まる前に短編のCMが流れ始める。

日常と題名されたそのフィルムの内容は
一日の中でそれぞれが過ごす日常を描いたものだった。

(朝)生まれつき片腕の無いサラリーマン
(昼)地雷で足を失ったお爺さん
(夕)火事で体を人工皮膚で補っている少女
(夜)目を患って片目を失ったおばさん

これは彼らの日常を見た方々の感想です。

「朝の通勤ラッシュはもっと大変でリアリティがない」
「もっとアクション性があったほうがいい」
「若い女の子のピチピチの肌が羨ましい」
「普通すぎてつまらない」

感想の映像が終わると出演者の4人が出てきてこう続く


「みんな彼らの共通点には気が付きませんでした。」


出演者の4人は一斉にそれぞれの義手を、義足を、人工皮膚を、義眼を取り外すとカメラに向かって微笑んだ。

そして最後のテロップが流れる


「日常を取り戻したい方へ、まずはご相談ください。」
『医療福祉施設 ウミガメ工房』
このすばらしい世界に祝福を「54ブックマーク」
は天才大学生である。今日も自宅の部屋で研究に余念がない。

窓の外を見ると公園がある。毎日ある時刻になると決まって一人の女子高生がやって来る。
そして15分ほどすると彼氏が合流し、キャッキャウフフするのだ。

ほほえましくリア充爆発しろと思っていると、心配性の母親がやってきて、
「ヒロシ!また部屋に閉じこもってるの!たまには運動でもしてきたらどう?!」と言う。

……うん。ここまでを読んで、君は俺をただのオタクか引きこもりと思ったな?
よかろう。前置きは終わりだ。

俺は本当に天才だ。その証拠として、俺が作ったこのタイム・ビュー装置を見るがいい。
見かけはただの眼鏡だが、これを装着すると、なんと過去の世界が見られるのだ!
……まあ、ある種の制限がかかっているが。

残念ながら、今のところ見られるのは、日露戦争に従軍したとある若き軍人の周辺に限られる。
出征、親兄弟との涙の別れ、そして戦死。
目の前にホログラムのように浮かび上がるそれらは興味深いものだが、なにしろ見える範囲が狭すぎる。

しかしそれも今日までだ。研究の結果、とうとうタイム・ビュー装置Ver.2が完成した。
これで大幅に機能が拡張される。

さあ、装着しよう……!


その直後。
窓の外を見ていた俺は、驚きのあまり「おおおお!!??」と大声を出すことになった。
その声を聞きつけて母親がやってくる。俺はまた「おわああ!?」と叫ぶ。

気を動転させて家を飛び出し、歩きついたのは見慣れた町並み。
いつもの店、いつもの道。
いつものようにそぞろ歩きする人々。腕を組んで歩くカップル、親子連れ。

俺はそこに広がる光景、「その多さ」に茫然と立ち尽くし……そして涙を流したのだった。


「俺」は何を見たのか。説明せよ。


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SPはシャルロッテさん(初SP)にお願いいたしました。長時間にわたるアドバイスありがとうございました!

15年06月24日 21:00
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]

イイネ! & MVS、本当にありがとうございます!




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のタイム・ビュー装置は、実は「前世を見る装置」。
今までは、自分の前世(日露戦争の軍人)しか見ることができなかったが、
Ver.2で他人の前世も見られるようにした。

窓の外を見ると、いつもの女子高生がいる。
さっそく女子高生の前世を見ると、江戸時代の農民の女だった。

生活は楽ではなく、身を粉にして働く日々を送っていた。
しかし、無骨ながらも心優しい男と夫婦になり、苦しいながらも幸せな生活を送っていた。
しかしある日、夫が急な病に倒れる。医者にかかる金などあるわけもなく、
おろおろしながらも必死に看病するが、まだ若い夫はその甲斐なく翌日に息を引き取ってしまう。

この時代ではよくあったことだろう。
とはいえ、夫の遺骸にすがりつき号泣する女の姿に心を痛めていると、公園にいつもの彼氏がやってきた。

女子高生にいつものように声をかける彼氏の前世を見ると……
なんと今見たばかりの、急死した若い夫その人だった。

あまりの偶然に声を出して驚いていると、母親がやってきた。
その母親の前世は、……俺の前世の軍人の母親ではないか!

これまでこの母親は何度も見た。出征前の別れ、俺の前世の軍人の手を握り締めて
「武運を願います」と言いながら、こらえきれない涙をあふれさせていたその姿を。


動転して俺は家を飛び出す。

その俺の目に映った街の光景。

寄り添い歩く恋人や家族たち。

その全員ではない。決して全員ではないが……見渡したところ、半分か。もっとか。
現世での恋人は、現世での家族は。
前世でも恋人であり、家族だった。

あそこにいるのは、相思相愛になりながらも、身分の違いで無理やりに引き離された
江戸時代の若侍と商人の娘だろう。

こちらにいるのは、いつの時代だろう、戦地で妻と幼い子供が写った写真を握り締めて
息絶えようとしている兵士と、その写真に写っている妻と子だ。


来世の再会を願うという表現はある。しかし、それは「はかない希望」というのと同義だと思っていた。

でも、そうではなかった。
再びめぐり合う人々は、こんなにもいたのだ。


――大事な人への思い、もう一度会いたい、寄り添いたいという思いは、なくならない。


タイム・ビューの視界の中、現世と前世、二重写しになって楽しげに寄り添う恋人たち、親子連れ。

それを見ているうちに、流れ始めた涙でその光景がぼやけ……そして俺はいつしか心の中で叫ぶ。


――このすばらしい世界に祝福を。


【要約】
タイム・ビュー装置は前世を見る装置。
Ver.2で他人の前世も見られるようになったが、
家族や恋人たちは、前世でもそのような関係であることが
想像以上に多いことを見て、俺は感動した。
他人のお茶うめぇ「54ブックマーク」

ミガメ中学校3年2組の休憩時間でのできごと。
ニニニはクラスメイトのイイイの席に置いてあるお茶を飲んでいる。
周りの生徒はそれを見ても何とも思っていない。

自分の席にもお茶を置いてあるのに、ニニニはどうしてイイイの席のお茶を飲むの

だろう?
15年12月30日 19:34
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [アアア]



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足の目的に向かっている途中のバスでの出来事、SAでの休憩中にお茶を飲む。
ニニニの飲み物は前の座席(イイイの席)の後ろについてあるドリンクホルダーに置いてあるのです。
つまりイイイの席に飲み物を置いている・・・
※挿絵参照
おやすみなさい「54ブックマーク」

ふわふわり~ ふわふわり~

(小さな子どものかすかな歌声が聞こえる。)



* * * * * * * * * * * * * * * * * *


これは亀夫君問題です。

主人公と会話して、問題を解決してください。
YesNoで答えられない質問や指示も可能です。

皆さんは、主人公と音声で会話している設定です。
主人公周辺の音も、ある程度聞こえます。




[正解] の条件は①~④の4つ。④が出たら、エンディングとなります。
すべての [正解] が出ないうちにエンディングになることもありますが、マルチエンドではありません。



「音声による会話」という設定の都合上、質問の編集は非推奨です。(誤字の訂正程度なら可)
質問がかぶっても連投しても気にしないでOK。相応の回答が返ってきます。

変な文章でも途中送信でも、「噛んだ」と思うことにしましょう。
16年06月03日 20:16
【亀夫君問題】 [えぜりん]



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.
明日?
明日はムリ。
オレの姉ちゃんの誕生日でさ。

そう。姉ちゃんいるの。ってか、いたのよ。
オレがまだ赤ちゃんの時死んだんだ。
うん。心臓の病気らしい。
ああ、それは知らない。別に興味ねーし。

それがさ、写真でしか知らないはずなんだけど、オレ、姉ちゃんのこと覚えてんの。
いや、マジ! マジ!
オレってほら、普通の人と違って、何かこう……
いや、マジなんだって! 信じてくれ!
あん? 中二病じゃねえよっ!



むしろオレはさ、姉ちゃんはオレが3歳くらいの時に死んだと思ってたんだ。
だってさ、まさか自分が赤ちゃんの頃のこと覚えてるなんて思わなかったし。
でも、昨日、命日の日付見てさ、『あれ? この時死んだなら、オレまだ1歳になってねーじゃん?』って思って。

『オレ、姉ちゃんと遊んだこと覚えてるんだけど』ってオフクロに言ったら、『そんなことあるわけないでしょ』って言われたよ。

でもさ、ホントに覚えてるからさあ。
『姉ちゃんはオレのこと「トッキン」って呼んでたよな?』ってオフクロに言ったわけ。

そしたらオフクロ泣き出しちゃって。

うん。オレのことを「トッキン」って呼んでたのは姉ちゃんだけだったらしいよ。
姉ちゃん、ずっと病気で、一緒に遊ぶ友達とかいなくて。保育園とか幼稚園とかにも行ったことなかったから。
「トッキン」という呼び名を知ってたのはオヤジとオフクロだけだって。
それも、姉ちゃんが死ぬ1ヶ月前くらいから呼び始めたとか言ってた。
オヤジもオフクロも、オレが言うまですっかり忘れてたってさ。



あとさ、『オレ、姉ちゃんに言われて、スリッパで電話落とした。』って言ったらさ、確かにそういうことがあったって。
オフクロが倒れた時に。

……うん。なんかね、椅子から落ちたんだってよ。
姉ちゃんの誕生日の前の日。
ケーキ焼いてお供えしようと思って、戸棚の上の方から道具出そうと思ったんだってさ。
そしたらバランス崩して。
気が付いたら病院にいたって言うんだけどさ。

実はオヤジの携帯にオレから電話がかかってきたんだって。
まあ、短縮ダイヤルボタンをたまたまオレが押したんだろうな。
オヤジは、自分んちの番号が表示されたのを見て電話に出たんだって。
そしたらオレが「うーうー」言ってたってさあ。
マジ! マジだって!
いや、オレはそこまで覚えてねえよ。
オヤジがそう言ったんだよ。

で、オヤジは会社の電話からオフクロの携帯に電話したんだけど、誰も出なくて。
これは何かあったんじゃないかと思って家に帰ってみたら、オフクロが倒れてたんだって。

うん。救急車。
オレも一緒に乗ったらしいけど……残念ながらそこは覚えてないんだなあ……



あん?
いや、だから。
明日の墓参り、オレもついていくことになったから明日は遊べねえって話よ。

うん。
来週にしよーぜ。



よせっ!
トッキンって呼ぶなっ!
やめろおおおおおおおっっ!!!!





[正解] 条件

① フミがすでに死亡していることを指摘する。
② ママが緊急事態であることを指摘する。
③ トッキンを誘導して電話をかけさせることを提案する。
④ 誰もいなくなった暗い部屋で、子守唄を歌ってフミを寝かしつける。
姉の愚行「53ブックマーク」
は姉に虐待されていた。

昔は賢くて、優しかった、姉。
それが、いつからか、僕に虐待してくるようになった。

それでも、僕は姉のことが大好きだった。
たった一人の、大切な姉だから。

だけどある日、僕は刺された。
姉に、ナイフで───。

姉はすぐに警察に捕まった。

どうしてこんなことをするの?
僕はそう思いながら連れて行かれる姉を見つめると、姉は何かをつぶやいたような気がした。

後日、僕は姉の日記を見つけ、読んだ。
全てを理解して、泣き出した。

僕はこのとき初めて、姉を憎んだ。


姉が弟を虐待していた理由を答えてください。
13年01月20日 18:43
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [ノックスR]

久々の作品です。楽しんでいただけたら幸いです。




解説を見る

たちの住む国は、他国と戦争をしていた。
この戦争は弟が小学六年生のときに始まった。

学者であった私たちの父は、この戦争が長期化、泥沼化することを予見し、戦争に反対をしていた。
それは看護師であった母親も同じであった。

ところがあるとき、両親は警察に捕らえられ、そのまま連れて行かれてしまった。
───姉である私と、弟を残して。
両親の稼ぎは良く、その貯金と、私の稼ぎで何とか生活は出来ていた。
しかし、要注意人物の家として、ひそかに盗聴器までつけられてしまった。私は偶然そのことを聞いたが、どうすることも出来なかった。

私は考えた。
おそらく父の言ったことはあっている。
───戦争は、長期化するだろう。

それならば、いつか弟が徴兵されてしまうかもしれない。
今、弟は小学六年生。
今すぐということはないだろうが、このままでは近いうちに・・・

私は、たいした訓練もつんでいない付け焼刃の兵士が戦ったところで、すぐに戦死するだろうと考えていたし、日々届く訃報を聞いていると実際にそうであるのだろう。

弟を戦争に行かせたくない・・・
私の、たった一人の大切な弟なんだ・・・
だからと言って、弟を初め、誰にも相談することは出来ない。
どこで盗聴されているか分からないから・・・

そう思い、考えた私は、ある計画を実行することを決めた。

だがそれには、弟を虐待、いじめなければならなかった。
これは、計画を実行するときに、怪しまれないためだった。

私は弟を虐待し始めた。
時には殴り、時には蹴り飛ばし、時には罵声を浴びせた。

弟にはもちろん疎まれた。
いじめるたび、身が張り裂けるくらい辛かったが、それでも我慢した。

心の中では何回も謝った。


そして、弟は十五歳になった。
案の定、戦争は泥沼化していた。
このままでは、弟がいつ徴兵されてもおかしくない・・・
そう思って私は、ついに計画を実行することにした。

看護師の母親が残した医学書で、人体の仕組みを確認し、ナイフで弟の足を突き刺し、特定の部分を切断した。

弟の足が動かなくなるように・・・
弟の足が動かなくなれば、徴兵されることはなくなる。
しかし、いきなり足を刺しても、思惑がばれて、「愛国心がない」だとかの理不尽な理由で弟まで両親と同じように逮捕されるかもしれない。

すると、どこからか警察が飛び込んでいた。
さすがに見逃せなかったのだろう。

───私は逮捕された。


連れて行かれる瞬間、私は弟の顔を見た。
とても痛そうな顔をしている弟を。

「───ごめんなさい」
私は最後にそうつぶやいた。

私の日記は、君が処分して。
読む読まないは任せるから。

私はどうなってもいい。
だから、どうか貴方だけは生きていてください。


***

「お姉ちゃん、バカだよ・・・僕はそんなこと、ちっとも望んでいなかった・・・ただ、お姉ちゃんが幸せに暮らしていてくれれば、それでよかったのに・・・」

僕はそうつぶやいて、家で足を引きずりながら、泣いた。

そして、戦争が終わった。
僕が徴兵されることはなかった。

僕は両親と姉が帰ってくるのを、今でも待っている。