非推奨問題例  


調整中

例1 問題に謎が無い  

【問題】
太郎が勘違いして花子を慰めたせいで、花子に怒られてしまった。
どういうことだろう?

【解答】
成績が下がって落ち込んでいた花子に対し、
「人間は顔じゃないよ」
と声を掛けたから。

【どこがダメか】
問題文が通常の出来事なのでそもそも謎として成立していない。
無限大にある可能性のうち、解説のみを答えとする合理性がまるでない。

例2 誤字脱字がある  

【問題】
たった一人の叔父が死んだ。
彼の遺品を生理しているとき、姉が私に声を賭けた。
「弔問のお客さんにお茶出して」
私が今に行くと、着ていたのは伯父だった。ピンピンしていた。
いったいどういうことだろう?

【解答】
死んだのは叔父。
弔問に来ていたのは伯父。

【どこがダメか】
叔父と伯父の漢字違いがトリックの主眼なのに、それ以外にも多数の誤字がある。
最後の「伯父」も、参加者は気付いていながら誤字のうちのひとつと読み流すかもしれない。


例3 万能機器、能力の登場  

【問題】
殺人事件が起きた。
指紋や動機等から、犯人は草薙博士に間違いないのだが、彼には鉄壁のアリバイがある。
犯行時刻に、東京にある犯行現場から遠く離れたニューヨークにて、友人たちと会合をしていたのである。
しかも、犯行現場は完全な密室であった。
いったいどういうことだろう?

【解説】 草薙博士は、瞬間移動を可能にする機械を開発していた。
これを用いて、友人たちの目を盗み、現場と会合会場とを行き来していたのである。
現場が密室になったのは、そうと知らずに博士が室内に直接瞬間移動していたからだ。

【どこがダメか】
このような便利装置をなんの伏線もなく出すことを認めたら、なんでもありになってしまう。
なんでもありになると、ラテシンが壊滅的につまらなくなる。

説明  

トリックとは、情報があったとしても正解に辿りつけない水平思考の発想によって解く仕掛けです。
ですが人によっては、問題文だけでトリックが分かってしまう事もあります。(いわゆる瞬殺)
問題文だけで正解できる問題は、ただのクイズになってしまうので注意してください。
なので、問題を作る時は問題文だけで解ける情報を与えるのではなく、ベールを少々かぶせていきましょう。

trick
音節trick 発音記号/trík
【名詞】【可算名詞】
(相手をだまそうとする,ずるい)たくらみ,策略; ごまかし,ぺてん

 
 

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS